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可及的速やかに耳鼻科へ行け〜花粉症と舌下免疫治療法の話〜

こんにちは。
あるいはこんばんは。
べべと言います。

今日は、色んな方から聞かれることの多い、アレルギーの治療法「舌下免疫治療法」について、話してみたいと思います。


※ファッションの話は一切ありません!!!


あくまでも素人の個人のまとめ&感想ですので、正確な知識などについては、ご自分で専門家に聞くなどして下さい。


舌下免疫療法って?

簡単に書きますと、アレルギーの原因になる物質をちょっとずつ摂取して、体を慣らしていって、アレルギー反応が出ないようにしようぜ!という治療法です。

私は小学生の頃から花粉症で、もうずっとつらい。
昨年2023年は、
花粉症で鼻が詰まる→口を開けて寝る&鼻水が喉に流れる→喉が痛む→風邪
という最低ピタゴラスイッチをかましてしまったので、舌下免疫療法に興味を持ちました。

治療の流れ

あくまで私の場合の流れです。
実際は、お近くの医院に電話などで聞いてみると良いと思います。

  1. 耳鼻科を予約します。
    google先生で「舌下免疫療法」と検索して、最寄りの耳鼻科を予約しました。

  2. 耳鼻科に行きます。
    どういう時に症状が出るか、どの症状が一番つらいか、などを整理しておくと良いと思います。

  3. 診察を受けます。
    どういう症状があって、何が一番つらいかを切実に訴えます。「舌下免疫療法を始めたい」という意思を伝えます。

  4. 血液検査を受けます。
    自分が何のアレルギーを持っているかを検査します。1〜2週間位で結果が出ます。
    私の場合はスギ、ヒノキ、ネコちゃん、ハウスダスト、エビなどがありました。
    (カニは自覚あったけどエビは全然自覚なしなので驚いた)

  5. 血液検査の結果を見ながら治療方針を決めます。
    ここで大事なのは、現在の舌下免疫療法に使われる薬は、スギとハウスダスト(ダニ)にしか効きません。
    私の場合はヒノキもあったのですが、スギ花粉の飛散期間だけでも楽になるなら有り難いと思って、治療を受けることに決めました。

  6. 投薬を開始します。
    最初は、アレルゲンの量が少ない、スタート用の薬から始まります。
    食事、運動、入浴の前後2時間を避けた昼間に飲みます。
    食事・運動・入浴は血行を良くするので、アレルゲンが回りやすく、アレルギー反応が出やすいためです。
    また、いざアナフィラキシーショックなどの重篤なアレルギー反応が出た場合でも、即座に救急車などを呼べる、病院がやっている時間帯に飲むのがおすすめです。(臨床でもアナフィラキシーが出たことはないみたいですが)
    ※ちょっと追記…1回目の投薬は、病院内で行います。投薬後、30分くらい院内で待機して、反応を見ます。初回はお時間がある時に行ってくださいね。

  7. 1週間後に再受診します。
    人によっては、激しく反応してしまう人もいるみたいです。
    1週間後にお医者さんに診て頂き、特に問題がなければ、アレルゲンが全量入った、本番用の薬をもらって帰ります。

  8. 更に1週間後に再受診します。
    本番用の薬でも問題がなかったか、お医者さんに診てもらいます。
    特に問題がなければ、1ヶ月分の薬をもらって帰ります。

  9. 1ヶ月毎に受診を継続します。
    薬が無くなる前に受診しましょう。
    最短でも3年、最長で5年、通い続けますので、通いやすい場所の病院を選ぶのも継続のコツかと思います。
    また、花粉症の時期は、花粉症の薬も一緒に飲みます

ちなみに、舌下免疫療法の薬は飲むのに水はいりません。
舌の裏側、下顎に貼り付けるイメージで、1円玉より小さいくらいの薬を口に含み、1分待ちます。
勝手に溶けるので、それを飲み込みます。
5分間、飲食を我慢します。水もダメです。
これを、毎日続けます。
服薬は1日1回です。
私は毎朝9時にアラームをセットして忘れないようにしました。

で、結局どうだった?

あくまでも私の場合です。
私は昨年7月に最寄りの耳鼻科を受診し、8月から本格的に投薬を開始しています。

今年2024年は、1月末くらいから“花粉のかほり“を感じ始め、
花粉症の薬も飲みつつやり過ごしました。

花粉症の薬も、早い時期から飲み始めることで、症状の激甚化を抑えることが出来ます!これは長年の経験からも確かです!私は毎年1月中旬〜下旬くらいから飲み始めます!

毎年、花粉症がきっかけで風邪にまで進化してたのですが、今年は大丈夫でした…!
これは、効果アリ、だったのかもしれません。
そして効果がないとされる、ヒノキの時期。
私はヒノキのほうが反応がエグい傾向があるのですが、今年は楽だったな…?という感想です。
なるべく出掛けないようにしていた(後述)というのもありますが、スギ花粉症による症状で粘膜がメタメタになってない&免疫系もヘトヘトになってない、というのが良かったのかも…?と思っています。※個人の感想です
症状は完全になくなりませんが、「全自動口から水分を摂取して鼻から出す機」になってしまうことはありませんでした。
毎年花粉症の時期に買う、鼻に優しいティッシュも、使い切る前に花粉シーズンが終わりました。
※副反応について追記…アレルゲンを摂取しますので、アレルギー反応が出る可能性もあります。私の場合は、飲み始めて数日〜1週間くらい、喉の奥が痒いな〜イガイガするな〜というのがありました。人によっては、口内の腫れや、目の痒みや鼻水、腹痛などあるようです。お医者さんに相談すると、頓服をもらえるようなので、無理して我慢しないで下さいね。

他にやっていた花粉対策

今年2024年の花粉症の症状が、例年よりマシだったのは、他にもいくつか花粉対策を施していたせいもあるかなと思います。
私が取っていた対策を以下に紹介します。

  1. 規則正しい&十分な睡眠
    睡眠はすべてを解決します。ほんとに。アレルギー反応って、自律神経とも関係があると思うんだよな〜と思って、この時期ばっかりは、なるべく早く寝ることを心がけていました。

  2. ヤク1000
    泣く子も黙るヤクルト1000。昨年から継続しています。お守りです。
    花粉症って、腸内細菌も関係あるというのを何かで見たので、ヤクルト1000や、きな粉ヨーグルトなどで、腸に栄養を届けていました。

  3. 刺激のありそうな食べ物を避ける
    普段大丈夫でも、花粉の時期は免疫系統がヘニャヘニャになっている気がして、アレルギーが出そうな食べ物は避けていました。
    今回調べて分かったエビやカニ、山芋、パイナップルなどなど…あとは唐辛子などの刺激物やアルコールも。私の場合、アルコールは飲むと血行が良くなって、鼻詰まりがひどくなるので、花粉の時期は控えます。(飲むときは飲みますけど)

  4. 長湯しない
    お風呂も血行が良くなりすぎると花粉症には良くないので、浸かるのは5分くらいにしていました。

  5. 空気清浄機&加湿器
    花粉は湿度があると飛散しないので、部屋の中も湿度を上げて生活していました。
    乾燥すると粘膜も弱るので、花粉症にはいい方向に働いたのではないかと思います。
    私はプラズマクラスターの空気清浄と加湿機能がついたものを運用しました。

  6. マスク&眼鏡&帽子
    出かけるときは、マスク必須。それから花粉ブロック眼鏡(ほとんどゴーグル)と、帽子(これは普通の帽子)を身に着けました。
    ふと外の鏡で見た時に「銀行強盗みたいやな…」と思ったのは内緒。
    もうさ〜しょうがないじゃない〜でも来年はもうちょっと自分に似合う花粉眼鏡を買おうかな〜
    ちなみに、マスクしてメガネするとハチャメチャに眼鏡が曇るのですが、3COINSで見つけた、「メガネメーカーが企画した曇り止めクロス」がめっちゃ有用でした。

  7. なるべく出掛けない
    結局、花粉が飛んでる時期に外にいない、というのが一番の対策なので、ほんと、ずっと引きこもっていました…行ったとしても屋内。趣味のサッカー観戦も、寝不足のときや、疲れているときは行かない、を徹底しました。(特に中継で見れる時なんかは行かなかった)

  8. 窓も開けない
    この時期は窓も開けません。そういう意味でも空気清浄機は必須でした。
    洗濯物やおふとんが外に干せないのがちょっと嫌でしたが、窓から入る陽に当てたり、布団乾燥機をかけたり…しょうがないよね〜〜〜

ただもう、花粉のせいでやりたいことが出来ない、行きたい場所へ行けない、のは本当に困るので、来年はもう少しお外に出かけてみようかなと思っています。
マスクも息苦しいの、本当になんとかしたいな…(鼻に塗るマスクもあるけど、効果確認してないです、誰か情報あれば下さい…)

費用って?

費用は、保険適用されますので、サラリーマンなら3割負担です。
私(会社員)の場合、3割負担で1回の診療&薬代で、月々2500円〜3000円払っています。
花粉の時期には、これに+花粉症の薬代が乗っかるので、まぁまぁ痛い出費ですね…
でも背に腹は代えられないので!5年の我慢だぁ!

番外 花粉症のお薬

花粉症の時期に飲む、抗アレルギー薬のお話です。
去年から、ずっと使っていた「クラリチン」から「ディレグラ」にお薬を変えました。
私が小学生の頃、花粉症の薬は、眠くなる薬しかなく、本当にしんどかったです。
その後、中高生になった頃に、クラリチンが出てきて、眠くならない薬としてずっとお世話になっていました。
ただ、昨年、花粉症から風邪へ進化したあたりから、どうも効きが悪い…ということで、
思い切って、当時受診していた内科の先生に相談してみたところ、「ディレグラ」を処方されました。
飲む頻度が増え(1日1回→2回)、飲むタイミングも変わった(食後→食前)のですが、
私には合ったようで、今年もディレグラを継続しました。
花粉症の薬って、系統と相性があるみたいで、必ずしも眠気と効き目が比例するわけではないみたいなのです。
自分と合うかどうか、が大切なようなので、
もし効き目が弱いと悩んでいる場合には、お医者さんに相談してみるのもいいと思います。

最後に

と、いうわけで、花粉症と舌下免疫療法と私についてつらつらとまとめてみました。
付き合いが長いので、惰性で過ごしていたし、もうあまり期待していない部分が多かったのですが、
花粉症の薬を変えた時に効果が見え、
「案外…何とかなるのかも…」と希望が持てたことが、舌下免疫療法に踏み出したきっかけでした。

花粉の飛散時期が終わった今が、治療のはじめどきなので、本当に辛くて悩んでいる方は、是非ともお近くの耳鼻科・内科へ相談してみると良いと思います。(もし、そこで取り扱ってなくても、やっている病院を教えてもらえると思います)

こちらはあくまで個人の感想や経験をまとめただけです。
専門的な知識は一切ありませんので、実際に治療を始める際は、お医者さんとよく相談して下さいね。

それでは、最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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