【BeBA TERRACE STORY】
vol.7【まなび棟紹介】
犬も飼い主も、ゆったり寛げるドッグサロン。
被毛改善専門のドッグサロン「coat colors」
犬を飼う当事者だからこそ、欲しかった場。
ビバテラスまなび棟にオープンした「coat colors」は、被毛改善専門のドッグサロンです。お客様は、愛犬をケアする間にビバテラス内の「サニーズカフェ」でお茶を楽しんだり、中央公園内にドッグランを散歩がてら訪れたり。犬種もさまざま、沿岸や県北から訪れる方も少しずつ増えているそうです。
同サロンを営む柳原章弘さんは、自身も5年前からボーダーコリーを飼う愛犬家です。いろいろペット用品を探す過程で、ボーダーコリーに合ったサイズの服やおもちゃ探しに苦労した経験から、全国で同じように困っている方がいるかも……と、2021年に自らボーダーコリー用品の通信販売をスタート。一方で、ドッグラン仲間から「艶のない被毛に悩んでいる」「肌荒れに悩んでいる」「白かった頃の毛に戻したい」といった悩みを聞く機会が増えていきました。
通信販売に加え、直接対話できる実店舗立ち上げを考えていく中、愛犬一頭一頭にゆったりと向き合い、飼い主自身もくつろいでカウンセリングできるトリミングサロンの開業に至ったそうです。
「ペットショップとはいえ、犬を連れて中に入れるところって意外と少ないんです。カウンセリングでは、健康状態やアレルギーの有無、シャンプーによってどんな毛になりたいかなどヒアリングします。ワンちゃんの性格もいろいろ。ストレスを与えないよう、おやつをあげながら無理せずにケアしていきます」と柳原さん。
トリマーという仕事を、広く知ってもらうことも大事。
現在は4人のトリマーがおり、ワンちゃんを預かったら、体調チェック、呼吸や心拍数を確認、ブラッシング、爪切り、足裏バリカン、シャンプー、クレンジング、ジェルマスク、などきめ細やかなケアをしていきます。犬種や犬の性格などを見ながら、2人体制で対応することもあります。
「皆、動物が好きでトリマーという仕事に就いていますが、大変ながらもその価値を認めてもらえにくい職業でもあります。スタッフ自身が、時間や心にゆとりをもって働けるような店舗経営に取り組んでいきたいと思っています」と柳原さん。
2022年11月からは、市内の就労移行支援事業所「ディーキャリアいわて」のみなさんの社会科見学も行うなど、地域の皆さんに職場を知ってもらう「まなびの機会」創出にも努めていきます。
柳原 章弘/被毛改善専門ドッグサロン「coat colors」オーナー
自身が犬を飼うなかで知り合った、肌トラブルに悩む愛犬を持つ飼い主の声に応え、2022年10月に愛犬の被毛と皮膚のケアを目的にした被毛改善専門ドッグサロン「coat colors」をオープン。スクリーン印刷やホームページ制作を行う「サンプロセス工芸株式会社」代表取締役
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?