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暴落したテック株の今後を予想しよう!
さて、最近のテック株の暴落にあたふたした人たちも多かったんじゃないだろうかと思います。でも、慌てることはないです。今後も問題なく成長するというのが僕のあくまでの見方です。
初めまして。僕はFintecエンジニアで、アメリカで先物、オプション取引や株取引のソフトを7年以上作り続け、世界中のトレーダーに提供してきました。
そんな僕がこれまでのデータやファイナンスの知識を元にこれからを展望を見ていきたいと思います。
まずはこちらをご覧ください。(2020/9/25データ)
これは縦軸に売り上げ成長率、横軸に利益成長率を表示したものです。これはどこかのサイトから引用したものではなく、データを元にPythonで抽出したものです。
一応主要なテック株を中心に取り上げていますが、2020Q2の利益と売り上げの成長率が10%に満たなかったものはここでは弾かせてもらっています。
なのでこれは純粋にコロナ状況下で成果を出しているものに特化したものです。
よく見てもらうとわかるようにいくつかは大きく右に位置しています。
これは今回のコロナ状況下でも大きく売り上げ、利益を伸ばしたものです。
ZMとETSYは非常に良いパフォーマンスですね。
知らない人のために言っておきますが、ZMとはズームのことでビデオオンラインカンファレンスのリーダー的ポジションにいる会社です。またETSY(エッツイ)は手作りの製品、例えばマスクとかをオンライン上で販売するマーケットプレイスです。
次に縦軸にPSR、横軸に利益と売り上げの成長率を足したものを表示したものです。
PSRというのは1年の売り上げで時価総額を割ったものです。つまり現在の株価が高いと上に位置し、低いと下に位置します。
ここでZMとETSYは大きく場所を分けています。
ZMは非常に高い株価になっています。ところが同じくらいの成長率のETSYは下のほうにいます。
これは株価が相対的にまだ低いということを表しています。
ZMは飛び抜けて高いですね。1年の売り上げで時価総額を計算しているのでこの分だと200年以上かかってZMは現在の売り上げで時価総額に追いつくということになります。
確かにZMがこのコロナ期に大きく飛躍した会社ですが、株としては異常に高い数値になっています。
では他の銘柄を見ていきましょう。
ここで目に付くのはFVRRやTMUS、BABAなどでしょう。
BABA(アリババ)は成長率が今をもってしても高く、それでいて株価が低く止まっています。これはいわゆるバリュー株でありまだまだ上に行く余地はありそうです。ただ、中国銘柄ですのでいつトランプがありもせぬことを言って彼らを窮地に貶めるかはわかりません。TiktokやWechatであったようなことがいつアリババにも来るかわからないので、おそらく投資家としては慎重を期しているのでしょう。
FVRRはいわゆるフリーランサーと仕事を頼みたい人を結びつけるマーケットプレイスでおそらく失職した人がその技術を生かして大量にきているのだと思います。
これらの成長率は非常に高く利益と売り上げをたした成長率が75%を超えています。
Tモバイルも成長率が高く、DLRは5Gのインフラとして今後も期待が持てそうです。
やや上の方にSHOP(shopify)がありますが、おそらく中小企業がオンラインに切り替えるための手段としてコロナ後に殺到したんだと思います。ここも成長率が高いですが、投資家に目をつけられているためやはり若干高めですね。
このように現在多くの逆境の状況にある中でもしっかりと良い業績を出しているところは次の決算でも良い結果が予想されるため現在のような全体的な暴落は買い場なのです。
ではここ1ヶ月でどこがどれくらい株価が上がったもしくは下がったでしょうか?
GrossProfitは利益、totalRevenueは売り上げ、GrossGrowthは利益成長率、RevenueGrowthは売り上げ成長率、Percentageは利益成長率と売り上げ成長率を足したもの、PSR、そして一番右側にあるのが株価のここ1ヶ月の増減パーセンテージです。
これをみるとわかる通り、ここ1ヶ月ではどれもだいぶ下がっています。
ただし、ここにあるリストは2020Q2での売り上げ・利益を足したものが10%以上あった優良株のみです。
特にオンラインEcommerceでの売り上げが目立っていますね。
つまり僕がここで言いたいことはこうです。
これだけの成長を逆境の中で示してくれたにもかかわらず、株価は調整で下がっている。ということはここは買い相場なのではないかと。
特に下に位置するものは再び戻る可能性が高いので僕としては怖がらず買い向かうのが良いのではないかということです。
念のため、ここ3ヶ月での実績も見てみましょう。
3ヶ月にもなるとまた見方が変わってきますね。下の3つは3ヶ月前の株価よりも下がっているというわけですが、成長率は低くないわけです。
では6ヶ月でみてみましょう。
流石に6ヶ月ともなるとどれも非常に株価が成長していました。
トップは上の成長率でも紹介したFVRRなんですね!ZMよりも高いということになります。
さていかがでしたでしょうか?
このように相関関係と、事実を照らし合わせると同じデータでも面白い見方ができます。
今後の戦略の助けになれば幸いです。