『君たちはどう生きるか』とにかく今日見に行け
【注意】※このNOTEは著しいネタバレを含みますので、映画を見た人のみ観覧ねがいます。
はじめに
こんばんはらくすけです。
おそばせながら『君たちはどう生きるか』劇場で見てきました。
まだ見てない人がここまで読んでいたらすぐさまブラウザバックして、Xを消し、映画館予約してください。
今回の映画はPRが極めて少なく、メインアートのみの公開で、始まる前からどうなるか分からない、実験的な集客方法でしたね。
このタイトルは同名の小説があり、そちらを基にした映画化と思っていました。
ところがいざ始まってみると、時代は太平洋戦争の東京であり、空襲から幕が上がりました。
「えっ、戦争ものなんか…。嫌だな…。」
と正直思いました。なぜなら火垂るの墓で(´;ω;`)死ぬ派の人間だからです。
ところがやはりそこはジブリ。
炎の中かけていく主人公の描写がとても切なく、とても引き込まれました。
ずっと不穏な空気を感じながら物語は進みます。
簡単なあらすじおさらい
第2次世界大戦中。病院の火事で母親を失った牧眞人は父の再婚に際し、東京から田舎の屋敷へ移り住む。そこは母の生家。父の再婚相手は母の妹だった。複雑な思いを抱えた眞人は不気味なアオサギに導かれ、異世界に足を踏み入れる。
衝撃の正体
この映画で一番衝撃だったのがサギ男の正体でした。
もっと可愛い系のキャラクター化と思っていたので衝撃だった。
ペリカンとインコがトラウマ
ペリカンの大群がわらわらを捕食するシーン
眞人を解体して食おうとするインコ
ヒミに焼かれる鳥たち
マジでトラウマもんですwww
あんなに可愛いのに、狂気を感じるのはすごい。
ちなみに王様見送るシーンでインコA,Bの声優さん誰だっけ…
残る謎
「我ヲ学ブ者ハ死ス」と書かれた石室の墓
途中主人公がペリカンに押されてはいりそうになったお墓
何がいたのか結局わからず仕舞い。
父親と夏子の出会い
前妻の妹と再婚するのも、子供作るのも早すぎやしませんか?最後には2歳くらいになった弟(だっけ?)がこちらを見ていましたね。
鳥は何を表現しているのか
老ペリカンが嘆いていた、飛べなくなったペリカン
先祖を見て涙を流すセキセイインコ
サギ男のアオサギ
一回では理解できなかったところが多くありますが、ジブリらしい冒険譚でとても満足しています。
『君たちはどう生きるか』が宮﨑駿監督の半自伝的な映画だと考えると、アオサギが「いずれ下の世界のことを忘れていく」と言ったのは、下の世界、いわゆる空想的な世界(アニメの世界)を私たちが忘れていくのか、それとも宮崎駿自身が、このフィクションの世界を忘れていくのか分かりませんが、タイトルの通り『君たちはどう生きるか』と問うているのかもしれません。
見た人は是非感想をお待ちしています。
もっかい見に行こうっと。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?