[ユダヤ教のPassoverを体験]留学日記7
スペシャルな体験をした経緯
日本の大学でもあるのかな、私の大学では様々なAffinityが存在する。日本語にすると、委員会、クラブとかかな?
例えばどんなaffinityがあるかと言うと、Muslim affinity/ Latin America affinity/ South Asia affinity/ LGBTQ+ affinity/ affinity of people of color/ Jewish affinity…
人種、国籍、性自認、宗教、様々なジャンルが存在する。
もちろん、いくつかのaffinityに同時に所属するのも👌
みんな気ままにそれぞれ活動をしている。
ワークショップ開いたり、映画鑑賞会をしたり。。。
その中で今回、友達に誘われてJewish Affinityが開催したPassoverに参加した。
参加理由は、誘われたのと、何か面白いもの食べれるかなって思ったから。
参加して思ったのは、興味なさそうなことも、とりあえずやってみることが大事。
Passoverって何?
Passoverとは、ユダヤ教、またユダヤ人の祝日。
奴隷として差別を受けていたユダヤ人がモーセと共にエジプトから逃げた日を祝う日。(ピラミッドってユダヤ人の奴隷が造ったらしい、)
世界史の授業で習う、出エジプト記を知っていれば分かると思う。
あとは、春を祝う意味もあるみたい。
今回のイベントでは伝統的なPassoverで頂く食事の再現を体験をした。
ちなみに、Jewishの子たち曰く、このディズニーの映画"The Prince of Egypt"はかなり正しく出エジプト記を表現してるみたい。
Romantisizeしてるってアメリカの子たちはディズニーに対して批判的な子が多いんだけど、この映画は上出来みたい。
7つの食べ物と7つの意味
今回は省略されていたけど、本来なら、食事の準備が終わり次第、数時間にかけてその家の一番年上の人から出エジプト記の話を聞くみたい。
それが終わったら、上の写真にもあるように、7種類の食べ物を(前菜的な感じなのかな?)1つ1つ祈りを捧げながら時間をかけて食べる。
1つ1つに意味があって、何百年も6つは変わらずpassoverに食べられているみたい。
覚えている限りだと、
卵:rebirth/ new born 生命の生まれ変わりを意味している
苦い野菜:今までのユダヤ人が味わった苦悩や苦痛を噛み締めると言う意味
豆:忘れた涙
骨(今回は写真で代用):犠牲になったユダヤ人の方々を意味している
?:忘れた涙
オレンジ(最近追加されたみたい):inclusiveness を表現 過去に性別のせいでと理由でラバイになれなかった女性を表現(現在は女性もラバイになれる)
食事を始める前に、ワインを一杯飲み干して、水で手を合計2回清めて、1つずつ食べていくのが伝統みたい。今回はワインの代わりにpomegranteジュースを使ったよ。
覚えている限りでは、この6つを少しずつみんなで食べた後に、ワインを血に例えて、1回お祈りする度に、ワインを大地に1滴ずつ垂らしてからやっと料理が食べられるんだって!順番逆かもしれないけど、、(ごめんなさい)
今回、用意してくれた料理は鶏肉ベースのスープとお肉のソテー、(何のお肉かはわからなかった。多分牛。?)食後には何のフルーツか分からなかったけど、何かの砂糖漬けのケーキ。
説明力皆無で全然聞こえはよくないかもしれないけど、全部すごい美味しかった。お肉の味付けが新鮮で、違う文化の味だなぁってしみじみ感じた。
スープもケーキもシンプルな味付けで、日本人好みだったかな。
とにかく、想像していたよりも何倍も美味しかった。
*これらのユダヤ教に関する情報は私がユダヤ人の子たちから見聞きしたものなので情報が全て正しいとは限らないです。
Passoverに参加して
今回、このイベントに参加して1番に感じたのは異文化交流の楽しさ。
アメリカで生活してるから、異文化に触れるのなんて慣れているって思われるのが普通かもしれないけど、案外、そんなに深く「文化違う!」って感じる場面は少ないと思う。
もちろん、部屋で靴脱がないとか、ハグたくさんするとか、そういう表面的な違いはたくさんあるし、でももう慣れたというか、元々知ってたから驚く場面は少ないんだよね。
でも、今回みたいにどっぷり何かの文化、伝統に触れることってものすごく少ない。
あぁ、大昔からこうやって人々に引き継がれてきたんだなってアメリカでただただ生活していたら感じられないと思う。
だからこそ、このJewishの祝日に参加して、良い意味でたくさんの感動と気づきがあった。そして、Jewishの子たち良い子ばっかりだったー。
普段そんなに関わらない子たちだったから、これを機に仲良くなれたらいいなって、なりたいなって久しぶりに感じた。
課題や日々の大学生活に追われて、孤独を極めそうになってた時に、人と人の繋がり、暖かさを感じられたPassoverはとっても居心地が良くて楽しい体験だった。
来年も参加しよーっと。
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