孤高のボディボーダー
先日の夕方、友達に誘われてビーチに行きました。いつものチャントをしているビーチではなく、少し遠出をしました。観光客には「Kua Bay クアベイ」という名前で知られていますが、ちゃんとしたハワイ語の名前があります。「Maniniʻowali マニニオヴァリ」。ここは波が高くて、ボディボードを持った地元の若者も多く来ます。久しぶりに行ったら観光客もたくさん戻ってきていました。
見えますか、海の中の岩に人がいます。私たちが到着した頃からビーチの北側にある岩のうえに座っていました。初めはボードが見えなかったので、フィッシングでもしてるのかと思ってました。波がひっきりなしに来るので、他のボディボーダーたちは波打ち際からどんどん波に乗っています。
「ひときわ高い波がきたな〜。」と見ていたら、岩の上のボディボーダーがおもむろに立ち上がります。
「えっ!?まさか岩から飛び込まないよね???」
彼は岩の高さほどある波に飛び込みました!そして飛び込んだところからビーチの南側に気持ちよく波に乗って行きました!他の人たちも彼に注目していたようで、彼が波に乗り終わったら拍手がおきました。
彼はそんなことにはお構いなし、という感じでまたパドリングして岩に戻っていきました。
「かっこいぃ〜!」
キレイな夕日で締めくくれたいいい日でした。
【text&photo by Mina from Hawaii Big Island 】
成田水奈 愛知県出身。27歳の時に米国アイオワ州に留学。小学校教員免許を取得後公立小学校で教える。結婚を機に全く興味のなかったハワイ島コナに移住。しかしコナでフラダンスと出会いフラを通してハワイの歴史や文化、自然との関わり方や生き方を学びながら、日系人協会に所属し日系人移民の歴史、功績も学ぶ。離婚後もハワイ島が気に入り引き続き公立中学校で日本語とEL (English Learners)クラスを教える。通訳をきっかけにタマラエネルギーと出会う。自分らしく生きるサポートエネルギーを広めるためアクティベーターとなる。