なぞなぞ
生徒の送り迎えをするようになり、木曜日は帰り途中にあるビーチに寄る、というルーティンになっています。もちろん保護者に確認を取らせます。
ここはパドリングの練習の出入り口や、サンセットクルージングやスノーケルツアーのボートも乗り入れ口にもなっているので、桟橋がかかっています。桟橋からキャッキャと海に飛び込んだり、ビーチバレーをしてる大人達に混ざって結構いい勝負する生徒達。そんな生徒達を海をバックに眺めていると1日の疲れがほぐれていくようです。
「今日はBeautiful Planetに何を書こうかなぁ。ネタがないなぁ。」と思っていたら、生徒達が海から戻ってきました。みんなで棒アイスを食べていたら、「先生、アイスの棒になぞなぞがついてる!」急遽、なぞなぞ大会の始まりです。一人ずつ問題を読んでみんなで考える。なかなか答えが出ないと、ちょっとヒントを出したり。なぞなぞやジョークって、言葉や文化を知らないと面白さが半減する気がします。私なんて長年英語の生活をしていても、ジョークやなぞなぞを聞いても「???」ってこと多々ありますからねぇ。
答えがわかって「お〜っ!!」と盛り上がったなぞなぞがこちら。英語の勉強にもなるかも。
「どうしてバナナは体操(器械体操や新体操)が好きなんでしょう?」
「バナナは開脚をするのが好きだから。」「splits」は「開脚、割れ目」という意味ですが、バナナを縦半分に切ってアイスクリームと一緒に食べる「Banana Spilits」というデザートとかかっています。
次はこちら。
「どうして車はいつも眠かったんでしょう?」
「疲れていたから。」 「疲れた」の「tired」とくるまのタイヤ「tire」がかかっています。
生徒を送り届けて家に帰ってきてからふと思いました。芝生に座ってなぞなぞで遊んでた時の光景って、映画のサウンドオブミュージックのワンシーンみたいだったな。ちょっと英語を読むのが苦手な子がいて、他の子が「私が読んであげる!」って言っても「僕が読むから!」って頑張って読んでくれました。授業の時は読んだり考えたりするのを面倒くさがるのになぁ。
学校の授業も生徒が遊び感覚で学べるようにもっと工夫をしなくちゃ。
ビーチから生徒達の家に送り届ける途中、綺麗な夕日でもうひと盛り上がり。素敵な場所に住まわせてもらってるなぁ。
生徒に撮ってもらった写真です。
【text&photo by Mina from Hawaii Big Island 】
成田水奈 愛知県出身。27歳の時に米国アイオワ州に留学。小学校教員免許を取得後公立小学校で教える。結婚を機に全く興味のなかったハワイ島コナに移住。しかしコナでフラダンスと出会いフラを通してハワイの歴史や文化、自然との関わり方や生き方を学びながら、日系人協会に所属し日系人移民の歴史、功績も学ぶ。離婚後もハワイ島が気に入り引き続き公立中学校で日本語とEL (English Learners)クラスを教える。通訳をきっかけにタマラエネルギーと出会う。自分らしく生きるサポートエネルギーを広めるためアクティベーターとなる。