バック・ポーチ・ミュージック ~ ヘレンさんの裏庭で ~
新しい日常生活には新しいチャレンジもたくさん。
こんなときだから色々な人の知恵が働き
あらゆるエネルギーが集まって
新しいもの・ことを作り出しています。
パンデミック以来、ライブミュージックは御法度
音楽も一気にオンライン化して行き
生演奏が聴ける(弾ける)ことも危ぶまれていました。
普通なら諦めてしまいそうなことも
グツグツと思いを煮え上がらし
企画を練り上げたアンドラさんと
それに一肩脱いだヘレンさんのおかげで
Back Poach Musicのライブ中継が実現しました。
とにかくヘレンさんのお庭はメルヘンチック。
絵本に出てきそうなかわいいお庭。
ヘレンさんと彼女の親友クリスさんは私の相棒の幼馴染。
三人はこうして高校卒業した50年後の今も
仲良く夏の夜のひとときを一緒に過ごせるんです。
引っ越しばかりで故郷をなくした私にとっては羨ましいの一言。
そしてヘレンさんの友人仲間で作ったウクレレグループ。
その名も“ウクレレイディーズ”
Ukuleladies
メインゲストは私の相棒
ランディ―とキーボードプレイヤーのティムでしたが
すっかり女性群に花を取られて・・・
其れもまた良し。
楽しい時間はあっという間に過ぎ
ひと夏の良き思い出となってゆきました。
“ひと夏の経験”
ちょい違うか。
それにしても女の子の一番大切なものって
いったい何だろって未だに不思議だけど・・・。
ウクレレイディーズ今度聞いてみよっかな。
【text by Shinobu from Canada】
村田しのぶ Shinobu Murata V. 愛知県蒲郡市生まれ。豊橋市で学生時代を過ごし24歳の時、家出同然でカナダに渡る。その後勢いでカナダ人と結婚。15年後に力尽き離婚。レストラン、パブ、コーヒー・ハウス、ゴルフ場のラウンジ等々、17年間続けた自営業に終止符を打ち、現在は地元のカレッジなどで日本語・日本文化のインストラクターをしたり、スカイプで世界各国の生徒さんに日本語をレッスン中。趣味の音楽で知り合ったトランペッターとBC州にあるロッキーマウンテンの麓の小さな町キンバリーに在住。