非日常の通常化 New Normal
ソーシャルディスタンス・リハーサルが
ようやく始められるようになりました。
コロナウイルス発生以前はギターのジェームスの家の収録スタジオで
練習していましたが、もしウイルス保持者がいたら
感染率100%のような狭い部屋でしたので
(録音用スタジオ|コロナ前)
今回からは彼(ジェームス)の納屋(バーン)で。
2月末のコンサート以来初めての5カ月ぶりの
顔合わせ・音合わせになりました。
2月のコンサートのあとすぐ、キーボード奏者のリックが
癌で亡くなったため、新しいキーボードプレイヤーの
ケンを迎え入れての初顔合わせでもありました。
やっぱり久しぶりにバンドの仲間に会えるとテンションも上がって
あっという間に時間が過ぎて行きました。
Brass Monkeyバンドは、昨年末結成されたばかりの
できたてほやほやバンドで、これからという時に
予定されていた大きなコンサートが
総なめにキャンセルになり
コロナに出端をくじかれた感じでした。
それでも“いつか通常に戻れる日のために“
やっぱりリハーサルは欠かせません。
私の立ち位置もセットアップ完了。
ふと振り返れば後ろには羊や山羊たちが。
なんともまあ~のどかな牧歌的風景。
こんな素敵な体験ができるのもコロナのお蔭?
これがこれから当たり前の私の眺め “View” ?
いろいろな非日常な出来事が通常化されてきて
だんだん普通 “New Normal” になっていくんだろうなあ~。
モンキーバンドがまたコンサートができるようになるのには
どんな非日常の通常化が必要なのかな~?
山羊さんや羊さんを背に演奏できるなら
お客さんは馬に乗ってたりしてね。
【text by Shinobu from Canada】
村田しのぶ Shinobu Murata V. 愛知県蒲郡市生まれ。豊橋市で学生時代を過ごし24歳の時、家出同然でカナダに渡る。その後勢いでカナダ人と結婚。15年後に力尽き離婚。レストラン、パブ、コーヒー・ハウス、ゴルフ場のラウンジ等々、17年間続けた自営業に終止符を打ち、現在は地元のカレッジなどで日本語・日本文化のインストラクターをしたり、スカイプで世界各国の生徒さんに日本語をレッスン中。趣味の音楽で知り合ったトランペッターとBC州にあるロッキーマウンテンの麓の小さな町キンバリーに在住。