私の使命とは?
こんにちは。きもの文化研究生のエイミーです。
今日のタイトルにある「使命」…使命と言うと少し難しく聞こえるかもしれないのですが、
私の認識で使命というのは、たとえお金がもらえなかったとしても、生涯責任を持って成し遂げていきたいこと、と捉えています。
じゃあ私の使命とは何なのか、なんでそれを使命だと思っているのか、そんなことを今日は綴っていきます。
まずなんでこのテーマでお話しようかと思ったかというと、
私の心のメンターというか、こんな風に年を重ねていきたいなと思う女性がいて、それは小林照子さんという美容家です。
小林照子さんは88歳で現役のメークアップアーティストでもあり、化粧品会社のコーセーで初の女性取締役にもなった方で、
それだけでもすごいのですが、私が素敵だなと思うのは、そんな風に素晴らしい経歴を持ちながら、とってもチャーミングで、誰に対してもフラット、そして御年88歳でありながら、いまだに色んな事に挑戦して人生を楽しんでいるというところ。
加えて使命として、女性リーダーを世に輩出したいということで、女性活躍を推進するアカデミーを開催していらっしゃって、しかもしかも驚くのが、完全に無料で、まさに使命としてその活動をされているところです。
小林さんはこの女性リーダー輩出するアカデミーを無料で行うために、メークアップアーティストという経歴を活かし美容の学校も運営して、しっかりお金を稼いで、そのアカデミーを開催しています。
いやぁ・・尊敬の念しか出てきません。なかなか簡単に出来ることではないですよね。
この小林照子さんの生き方にならって「私の使命」というテーマに繋がっていったということです。
では、私の使命とは何かというと…
目には見えない「誰かを想う気持ち」を、きもの文化を通して伝えることで、円満な社会づくりにつなげること。
です。
ちょっと何を言っているか分からないかもしれません。笑
どういうことかというと、
まず何よりも「誰かを想う気持ち」これは、私にとって仕事においても、プライベートでも大切にしたい価値観なのです。
だから想いがこもってるものがものすごく好きで、
お店も、人も、商品も「想いが込められているなぁ・・」と感じると、素敵だなと思います。
昔こんなことがありました。
海外に行ったときに、化粧品サンプルを貰ってきたんです。小さな瓶のボトルに入った乳液でした。
これがいざ使おうと瓶を傾けても乳液が出てこないんです。軽く振っても出てこないし、綿棒で書き出すにもボトルの穴が小さくて入らなくて、これは一日瓶をさかさまにしておいておかないとダメかも?って思った・・・ということがありまして。
最近小さな瓶のサンプル貰うことないですけど、でも日本で頂いたサンプルの小さな瓶で、こんなことは一度もなかったなぁと思い出したんです。(サンプルの瓶がMade in Japanかどうかは分からないけれど)
この時、これは使う人への想いの差かもしれないなって感じたんですよね。
化粧品にとって一番重要なのは瓶の中身ですよね。今回でいうと乳液。
でもきっとメーカーなり、製造側は使う人のことを99%知らなくても、それでも乳液だけでなく、瓶を手に取った肌触りとか、使い勝手とか、きっと私たちが想像できること以上に考えてくださって、ひとつのサンプルが出来ていると思うのです。
費用対効果とかは別にして、この感性って私はとっても素晴らしいなぁって感動するんですよね。
そして元々日本のものづくりの根底にはこれがあると思っていて、だから円安でも、日本はオワコンと言われても、日本を、日本のものづくりを応援していきたいなって考えているのがひとつです。
ではそれを「きもの文化を通して」というのはどういうことかと言うと、
着物は色や柄に秘められた思い、様々な工程で携わる職人さんの想い、私は家族から譲り受けた着物が多いので、家族の想い。「誰かを思う気持ち」が込められているのです。
例えば子供への成長を願って「成長」を意味する蝶々を柄に入れようとか、吉祥文様として振袖におめでたい柄が使われているのもそうです。
誰かを想う気持ちが目に見える形で、そこに存在しているものが、私にとっては「着物」なんです。
さらに、着物やきもの文化には、そこに日本の文化や歴史、それこそ日本人のアイデンティティ・・などから込められた想いもあると思っていて、
私にとっては、想いの層がより深いように感じるんですよね。
これが「誰かを想う気持ち」を「きもの文化」を通して伝えたいと、考えている理由でもあります。
みなさんの「私の使命」は何かありますか?お金がもらえなかったとしても、生涯通して成し遂げたいもの。
よかったら、教えてくださいね。
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