始めからトイレという場所にこだわらない〜おむつなし育児〜
始めから
『トイレという場所にこだわらない』
というお話を
前回の記事の中で書いた。
このことについて、
もう少し詳しく書こうと思う。
おむつなし育児ってなに? 【実践編】|MIKI@ラクする子育て #note https://note.com/beautifulltree96/n/n35d015494d6b
1.オムツの中からオムツの外へ
2.教えなくてもトイレへ(我が子の場合)
3.トイレ以外でする時に気をつけること
1.オムツの中からオムツの外へ
これまで
「オムツの中」
で排泄してきたことを、
「オムツの外」
で排泄するという
『排泄の習慣』
を変えるというのは
とても大変なこと。
想像してみてほしい。
私たち大人が、
「今日からオムツの中で排泄してください」
と言われたとしたら、
すぐにできるだろうか?
ほとんどの人が、
「すでにトイレに行きたい状態」
でオムツを履いたところで、
一滴も出ない!
それほど
「オムツの中」
での排泄から、
「オムツの外」
での排泄という
『排泄の習慣』
を変えるというのは
難しいこと。
頭ではわかっていても、
できないのだ!
その気持ちをぜひ、
受け止めてほしい。
そして
これまで
「オムツの中」
でしてきたことを
否定するのではなく、
感謝してほしい。
「これまでオムツ中でしてくれてありがとう」
「これからは少しずつでいいから、
オムツの外出てくれたら嬉しいな」
「できない時があっても大丈夫。」
「怒らないから安心してね。」
と言った言葉をかけてみてほしい。
2.教えなくてもトイレへ(我が子の場合)
前回の記事でも書いた通り、
「開放空間」
で排泄できるようになると、
特にトイレという場所ですることを
教えなくても、
社会性が育つのと共に
トイレでするようになる。
我が子の場合、
オマルでの排泄に慣れてきた頃、
トイレでの排泄を特に促してはいないが、
2歳前に
「トイレ」
と言うようになった。
これまでも、
トイレでした事はゼロではなかった。
家のトイレは
まだ歩けない赤ちゃんの頃。
実家や、
外出先では
トイレでしたことがあるといった感じ。
オマルで1日のうち4~5回してくれていた。
それが、
うんちの時だけ
「トイレ」
と言うようになった。
初めは気づかなかったのだが、
1日2回から3回ほど
「トイレ」
と言うので連れて行くと
いつも必ずうんちをしてくれた。
そのうちに、
おしっこも
「トイレ」
と自分から言ってくるようになった。
特に大人から
「トイレ」
ですることを
促していない。
おそらく、
「大人と同じことがしたい」
という真似をしたがる
時期と重なったのだと思う。
トイレには
まだ一人で座れないので、
大人が抱っこして
乗せてあげる必要がある。
オマルだと一人で座れるので、
逆に手がかかるように
なった気もするが(笑)
大人がトイレ行くタイミングを
促すことはなく、
子ども自らが
自分のタイミングを
知らせてくれる。
だから
トイレについていかなくては
いけなくはなったが、
やっぱり楽だ。
オマルを洗う作業も
なくなった。
3.トイレ以外の場所でする時に気をつけること
それは、
家族以外の人に
「プライベートゾーンを見せない」
ということ。
これは性教育を学んだ時に知った。
大切なことは、
「自分の体の守り方を教えること」
そのためには、
小さい時から
子どものプライベートゾーンを
大切に扱い、
「他人に見せない」
ということが大切。
大きくなってから
言葉で教えるのではなく、
小さい時からの大人の
「お世話の仕方」
で教える。
自分の体を大切にされた子は、
相手の体を大切にすることができる。
だから、男の子にもとても大切な教育。
場所はトイレにこだわらないけれど、
配慮することはある。
・家の中だけ
・外では必ずプライベートゾーンを隠す
特にトイレのない公園などは、
無理せずオムツを使うのもあり。
私は基本、
公園もパンツで入ったので、
以下のようにした。
〈漏らしてしまって着替える際〉
・少しだけ長めの袖のないチュニックを着せる(遊具で遊ぶ時も、邪魔にならない長さだったので重宝した)
・茂み等、隠れられる場所で着替える。
〈オマルを持って行った際〉
・大人の上着や大きめのタオルでプライベートゾーンを隠す
まとめ
○これまで「オムツの中」でしていたことから、「オムツの外」でするという『排泄の習慣』を変えるというのはとても大変なこと。
その子どものその気持ちに寄り添いたい。
○「開放空間」で排泄することを積み重ねれば、特に「トイレでする」ということを教えなくても、自然にトイレでしてくれるようになる。
○トイレ以外の場所でする時には
・家の中だけ
・外ではプライベートゾーンを隠す
といったお世話の仕方で「自分の体の守り方」を教える。
自分の体を大切に扱ってもらった子は、友達の体も大切にできる。
性教育の第一歩。