耐水害住宅の大きなリスク
耐水害住宅、本当に実用的か?
日本では、洪水や豪雨といった自然災害が年々深刻化しています。そこで注目されるのが、某工務店が提供する耐水害住宅です。水害に強い住宅というアイデアは画期的に思える一方で、実際の使い勝手や設計上の問題点も見逃せません。ここでは、耐水害住宅の現実的な課題に焦点を当ててみます。
1. ドアの開け閉めがしにくい=住みにくい
耐水害住宅の設計では、通常の引き違いドアを設置できません
これにより、生活がしにくくなる点が大きな課題となります。防水性能を高めるために構造などが強化されていますが、その結果、日常的な使い勝手に影響を及ぼしています。
2. 浮いた住宅は元に戻るのか?
耐水害住宅は、水害時に浮かび上がる設計がされていルものがありますが、浮いてしまった住宅が元の場所に戻る保証はありません。水の流れや外的要因によって、意図しない方向に流されるリスクがあります。元の位置に固定されず、不安定な状態になることが懸念されます。
普通に考えて、どうやって戻すんでしょうか?基礎と家の間にごっそり浮遊ゴミなど入らないんでしょうか?
綺麗な水で実施しているツッコミどころ多数の実験で胸を張っています。
3. 基礎が緊結されていない不安定さ
耐水害住宅のもう一つの問題点は、基礎が緊結されていないことです。地震や強風時に不安定になり、住宅の構造自体がリスクを伴うことになります。特に日本のような地震多発地帯では、基礎の安定性が重要です。
4. 実際に建てられている住宅は少ない
耐水害住宅は、多くの宣伝が行われていますが、実際に建てられた事例はまだごく少数です。これは、技術の面でまだ改良の余地があることや、コストが高いことが理由と考えられます。現時点では、「看板商品」としての役割が強く、広く普及するには時間がかかりそうです。
目の付け所と、訴求のポイントは素敵ですけどね。
結論 ハザードマップを見ましょう
耐水害住宅は、災害対策としてのアイデアは評価できるものの、現実にはいくつもの課題があります。
単なる看板です。特に日常生活での使い勝手や、緊急時の実際の機能については慎重に検討する必要があります。最後に、ハザードマップをしっかり確認し、リスクの高いエリアを避けることが一番の対策です。
今から買うなら絶対避けること、可能であれば建替も避けたいところです。
命より大切な選択はありません。
あれだけみんながヤバいって警鐘鳴らしてるんですから。
浮く家作るくらいなら住み替えましょう。
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