見出し画像

ペットの高齢化問題

ペットの高齢化が進んでいる

最近、ペットの寿命がどんどん延びています。犬の平均寿命は14.62歳、猫は15.79歳にもなり、昔に比べてずいぶん長生きするようになりました。
しかもほぼ室内飼い。
このため、シニア期に向けて、ペットが快適に過ごせる家づくりが今まで以上に重要になっています。

床が滑りやすいと足から弱りやすい

まず、高齢のペットは段差や滑りやすい床が苦手なので、バリアフリーな設計が大切です。床材をペットの足に優しいものに変えたり、階段にはスロープをつけたりすることで、ペットの負担を軽減できます。また、寝床やトイレをペットが楽に使える高さや位置にするのも一つの工夫です。

動物病院が近いこと

さらに、ペットの高齢化に伴い、動物病院の利用頻度が増えることも考えられます。
老々介護ではありませんが、人間のお年寄りがお年寄りの大型犬を面倒見なければいけない未来がすぐそこにあります。
動物病院へのアクセスが良い場所に住むことや、最近よく見かけるようになった往診サービスを取り入れると、ペットの健康管理がよりスムーズに行えます。
この辺りの人間の高齢化事情により、小型犬や猫が増えている理由の一つでもあります。大きな抵抗するワンちゃんを車に乗せるのは無理ゲーです。

セキセイインコに毎月15万円

最後に、ペットがシニア期に入ると、体温調節が難しくなるため、空調や換気の配慮も必要です。
昔じゃ考えられませんが、エアコンはペットのためにつけっぱなしは常識になってきています。
私の友達はセキセイインコ(定価2,980円)のために、冬場の光熱費は毎月15万円かけています。毎月セキセイインコ50羽分!
しかし彼曰く「お金じゃない、家族なんだ」とのこと。当たり前の話ですが、ペットは家族同様に過ごす覚悟も、お金も必要なのです。
ペットを外で飼ってることがバレたら虐待扱いされるくらいの世の中になっています。
ペットの健康寿命が延びる今、彼らが最後まで快適に暮らせる家を作ることが大切です。長く一緒に暮らす家族ですから、ペットをお迎えする前からしっかり考えましょう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?