エネファームを選ばない理由
事実。20年経っても進化しない
「エネファームってどうなの?」と気になったことがある方いませんか?
某住宅メーカーさんだけ鬼推ししていたのを覚えています。(実は今も)
ガスで電気を作るなんて、ちょっと未来感もありますし、何やら「環境に優しい」イメージもある。そんなエネファームが登場してから、もう20年以上が経っていますが、なぜか未だに普及していない。それには、しっかりとした理由があります。
高額な初期費用、結局得しない?
まず一番に挙げたいのが、その初期費用の高さ。ざっくり言うと、設置には150万~200万円ほどかかります
節約だし、地球環境にやさしいしと推されますが、思ったほど節約にならないんです。エネファームはガスから水素を取り出して、それで電気を作るわけですが、この発電効率はたった40%くらい。つまり、せっかくのガスのエネルギーのうち、半分以上が無駄になっているんです。
タダでつけますなんていうメーカーもありますが、地獄への一本道かもしれません。
メンテナンス費、実はバカ高い
次に見逃せないのがメンテナンス費用。これ、結構な負担なんです。10年を超えると、燃料電池ユニットの交換や総点検が必要になりますが、これにかかる費用は20万~40万円ほど。給湯器買えちゃう…。ガス会社は「そろそろ交換を…」と勧めてくるので、さらに追加の費用がかさむ可能性もあります。単純に「数万円で済む」なんて考えていたら、後でびっくりするかもしれません。数万円で済んだ人がいたら教えてください。
ライバル企業が不在
かつては複数のメーカーがエネファームを提供していましたが、現在ではパナソニックがそのほとんどを握っています。競争が少ないため、価格が下がらないし、技術の進化も鈍化。しかも、この状況だとユーザー側にとってメリットが少ないんですよね。「高いけど、将来的には安くなるだろう」と考えていた人も、期待を裏切られているわけです。
20年以上ですよ!携帯がガラケーでパカパカしてた時代から何も進化しないのはある意味気合い入っています。ガラパゴスとはよく言ったものですよね。ガラパゴス以上にガラパゴスです。文化財なの?
実際のところ、お得なの?
ユーザーの声を聞いてみましょう。
結局、エネファームを導入すると「光熱費が下がる」「災害時に役立つ」といったフレーズがよく使われますが、実際に10年以上使った人たちの声を聞くと「そこまで得した感はない」という意見が目立ちます。長期的に見ると、ガス料金の上昇や高額なメンテナンス費が家計に重くのしかかり、むしろ損をしてしまう可能性があるのです。
そもそも、震災時使えない
ガスで電気を起こすから、震災時にも有益です!お馴染みのフレーズ。
電気が止まるような衝撃が街に発生したら、そもそもガス止まっています。
パンがなければお菓子を食べればいいの世界!
エネファームは技術的には魅力的な部分もありますが、現導入後の維持費用やメンテナンスの負担を考えると、普及が進まないのも納得です。これから導入を考えている方は、他のエネルギー選択肢を含め、慎重に検討することをおすすめします。
電気でガスを分解してガスで電気作るっていう発想が今となってはねえ…
引くに引けないのでしょうか。勧められたら、このメーカーお客さんのこと考えてないなって思いましょうね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?