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後悔する前に知る、地震保険と火災保険の違い
意外と知らない大きな違い
家を守るために入る保険には、火災保険と地震保険がありますが、実はその使い道や目的には大きな違いがあります。特に「どちらが何をカバーしてくれるのか?」をきちんと理解しておくことが大切です。
火災保険:修理のためのお金
火災保険は、名前の通り火事が起こった場合や、台風や洪水などの被害を受けた場合に、家の修理費用を補償するための保険です。ここでポイントになるのは、修理をすることが前提になっていること。つまり、被害を受けたら見積もりを出して、実際に家を直すためのお金を受け取る仕組みです。だから、もらったお金は修理に使うのが基本です。
地震保険:修理しなくてもOK?生活再建費用として使える
一方で、地震保険は少し違います。地震保険は、家を直すことが前提ではなく、被災後の生活を再建するためのお金として支払われます。たとえば、家が損壊してしまった場合、その修理に使うことももちろんできますが、修理をしなくても良いのです。保険金は、生活費や引っ越し費用に使っても問題ありません。また、火災保険が「どれだけ壊れたか」を詳細に調査して保険金を決めるのに対して、地震保険は被害の程度を大きく「全壊」「半壊」「一部損壊」の3つに分類し、その割合に応じた金額が支払われる仕組みです。
生活再建はもちろん、解体費にも使うことができます。
地震保険の対象地震と有効期限
地震保険が適用されるのは、基本的に震度4以上の地震です。揺れの強さや被害の程度によって補償される金額が決まります。また、地震が発生してから3年間が保険金請求の有効期限ですので、忘れないように手続きを進めることが大切です。自宅が対象か?などお悩みでしたらメッセージに記入ください。意外と思っているよりも全半壊の認定の範囲は差異があります。あなたの自宅も対象かもしれません。
気になったら問い合わせしてみましょう
地震保険は火災保険のおまけではない
地震保険は、火災保険と一緒に加入する保険のため、なんとなくおまけっぽいイメージがありますが、その目的は全く違います。
火災保険は家を直すための保険であり、地震保険は家を直すかどうかに関わらず、生活を立て直すためのお金です。地震保険では修理の義務がないため、被災後の選択肢が広がりますが、いずれの保険も、適用される条件や補償の範囲をしっかり把握しておくことが重要です。
また、「地震で起こった火災には、火災保険は対応しない」など、知らないと後悔するようなポイントもあります。
結論として、家を建てるなら防衛術の一環として必ず地震保険にも加入をするのが賢い選択です。
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