見出し画像

一生覚えているであろう褒め言葉

たしか、あれは
小学5年生の夏ごろだったかな

見知らぬおしゃれマダムからの
強烈すぎた
褒め言葉、
いまだに忘れられません。

それは
塾からの帰りでバスを待っていたとき。

当時
塾はものすごく大嫌いで
(特に夏期講習とか地獄すぎ)
帰りのバスを待ってるときの
解放感といったらね
すごかった〜。

その日も
塾が終わって
午後17:00ごろ
いつも通りバス停で待ってると
前から杖をついたおばあさんがやって来ました。

どうやら目の前のバスが行ってしまったようで
次のバスが来るまで15分くらい?
疲れ切ったシワシワの声で
よいしょっ
私が並んでいる列の隣にあった椅子に
腰掛けました。

「なんだか、じーっと見られてるなぁ」
視界ギリギリにちょうどおばあさんが入るので
横目で様子を伺いつつ
変な人だなぁと全力で警戒。
でも見た目は、おしゃれなマダムって感じ。

じーっと見られているのは
おそらく、ほんの数分だったけど
私は永遠に感じました。
とにかく怖い。
そして冷や汗が
とまらないとまらない。

やっと
待ち侘びていたバスが目の前に。
この意味のわからない視線から
解放される!と思って
バスから乗客が降りている間
そのおばあさんから
急に
声をかけられたんです。

「あなた、唇の形きれいだわね」
「いい声してそうだわ」
「歌とか音楽してみたらどう?」

予想になんてしてない言葉で
もはや予想未満。
なんて反応をしたらいいかわからない。
でも
やっぱり怖くなって、
無言でとりあえず会釈だけして
前後の大人たちに紛れて
バスに駆け込みました。

これは褒め言葉なのか
それとも悪口なのか
(当時はセクハラって言葉をよく知らなかったので)
唇なんて、そんなピンポイント
褒められたことないよ!ってね
とにかく
どよめきが止まりませんでした。

「どんな人に声かけられたっけ?」
顔を確かめようと
バスが発車し始めて
窓から覗いてみると
そのおばあさんはもういなかったんです。
消えてしまったのか
後ろのバスがきて乗ったのか
わかりませんが。。

嘘みたいだけど
これは本当のはなし!!!!
何かの伝言?って思うほど
神秘的でもあります。

振り返ってみると
笑える思い出です。
そして
今では
おばあさんからもらった言葉は
勝手に
褒め言葉だと受け止めています。

一瞬忘れてしまう思い出だけど
ふと定期的に思い出す、
褒め言葉。
トータルで見ると
1番思い出す回数が多いからゆえに
永遠に覚えてそうだなぁと。
これが私のインパクト強すぎる
褒め言葉でした。

みなさんの
一生忘れないであろう強烈な褒め言葉は
何ですか?
この記事が
こんな褒め言葉言われて嬉しかったな〜
と、振り返るきっかけに
なったら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。今日もお疲れ様です。








 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?