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世界で2番目の芸大に受かった話

せっかく受けてみるんだったら、トップの大学で、まず自分の実力がどんなものか試してみたい
世界トップのアートスクールは大学院でいろんな都合で受けられなかったので、じゃあその次の
世界で2番目の大学を受けてみよう
いろんな流れやタイミングがあって
そのように大学を受けると決意してから
必死こいて作品を作り、
なんせ作品集なんて作ったことなかったから
SNSみて試行錯誤の日々。
アイディアを練ってメモして煮詰める毎日。
世界中からいろんなひとが受けるわけだし、
アート教育をしっかり受けた人の方が多い中
わたしは美術教育に特化してなくて高校とか大学はわりとアートとは無縁な感じ。だからこそ
そんな人たちの中に埋もれないようにめちゃくちゃ考えました。
これがわたしですってオリジナルでないと受からないから。あなたのパーソナリティー、パッション、バックグラウンドを含めたベストワークを出しなさいってことを度々言われる。求められた特定の作品を出すのではなく、何を作るかも提出するかも、どうレイアウトするかもすべて自由。(もちろん、学部に関係したものじゃないといけないけど)
自由な方がありがたく私にとってはすごく好都合でしたが、でも、自由だからこそ、レベルが高くて。YouTubeにのってる受かった人たちの作品見ると、本当にすごすぎて、、、、、、
レベルが高すぎだし、何が答えか分からず、どうしたらわからなくなったり、振り返るとよく泣いてました。自分が本当にやりたいフィールドだからこそ、時に逃げちゃうし、怖かった。もし、落ちたらこっちの方向に行かない方がいいのかな、、とか。
だから、そういう特化した美大留学専門塾みたいなのもあったり。でも、自分が勝てるフィールドはそんな技術の高さではなく、発想力、思考力、いろとコンセプト力、1から全てプロデュースする力だと思って、何かに頼らず自分を信じて頑張りました。本出願のまえの、たった一回の、公式ポートフォリオレビュー会のときは、めっちゃ「無」って感じのイギリス人女性講師で本当に圧倒されて怖かったなぁ。でも、お願いしまくって、あれもこれもみて!!!、アートスクールに行ったことないし、ポートフォリオを見てもらうの初めてだから、よく作り方わからないのっ!!!!!てプライドもなんもなく、パッションで伝えてたら、彼女がちょっと顔が緩み、ちょっと笑って、時間のある限り真顔で片っ端からみてくれた。あ〜イギリス人だなぁと感じました。(個人的経験と判断より) 教授たち自身もアーティストとして活躍してるから、容赦なく批評してくるけど、そんなときは、ふーんそっかって感じで、その分これはいいと認めてくれときは、だよね、よっしゃって感じ。そして、意外と褒めてくれて、「nice」って最後にぼそっと言ってくれたときは、希望が見えた瞬間だったな。(大学の時、イギリス人の教授何人かいたけど、そうそう褒めてくれなくて、まずnot bad がでたらいい感じって思ってたから、その女性もnot badが多々あって、最後に全体的にniceだよ、good luckと言われたときは嬉しかった)
意見を聞く姿勢は大事だけど、自分をしっかり持っていないと流されまくる。エッセイにしても、十人十色の意見をもらうので、他人に合わせてたら自分がいつの間にか消えてなくなるんだなって、実感しました。個性のぶつけ合いだから負けてしまう。
この受験の一連の流れのおかげで、情熱と自分を信じぬく力となんとかさせる力、がパワーアップした気がします。合格が出るまですごく時間がかかって、忘れた頃にポンっと通知が来ました。最終的に、何を言いたいかわからなくなったけど、嬉しかったってことです。



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