スティーブ・ハンクスー水彩画家(2)
日本人で #スティーブ・ハンクス という #水彩画家 を知っている人は少ないと思う。私の #小説 の中でよく使用している水彩画、それがスティーブ・ハンクスの作品である。私の小説の中で、さまざまな女性が出てくる。私は彼女らが実在の人物であったり、それに似ている人物であったりする。まったくの虚構の人物などは描写できないのだ。私の中で彼女らのイメージはある。しかし、それを読んでいる人に伝えるのは非常に難しい。
”A piece of rum raisin”では、加藤恵美という女性を最初の部分の章では書いた。宮部の次に記憶転移が起こるのが彼女だからだ。友達の彼氏を寝取ってしまうというしょうもない女の子である。転移の起こる前なので非難はできないが、転移の起こった後でも、まるで2010年の39才の女性はどこかに行ってしまって、1978年の20才の女の子が主導権を持っているようでいて、危なっかしい。
2010年の第三ユニバースでは、スーパーカミオカンデのニュートリノ測定データから極超新星爆発の可能性を発見する素粒子物理学者なのだが、今の所おバカを楽しんでいる。
島津洋子や森絵美のような力強さは感じられない悩めるリケジョというところか。この絵でも、白のワンピース(スティーブ・ハンクスはこの服装が好きなんだ)に男物のようなブカブカのジャケットを羽織り、室内なのにアンバランスにもフチの広い帽子をかぶっている。壊れ物。
男性は、島津や森のような強烈な強い女性よりも、メグミに惹かれてしまうのか。ときどき、強い女性が可哀相になってくる。事実、強い女性は可哀想な部分が多々あるが、それも見せないという不幸さを持っている。アッカンベーをするメグミの様子が見えるようだ。
SF小説でないオリジナルのハーレクイン・ロマンス調のお話では、丁々発止とやりあうのは、島津と森のはずだったが、メグミが今度は『わたし』と勝手にタイプ仕出したようだ。朝起き抜けに、ベッドの上で頭の後ろに手をおいてストレッチをしているように、健康的に座っている女の子には強い女は勝てないのだろうか?
無防備さ、無邪気さは、強さよりも得点の高い女の子の武器かもしれない。ただし、賞味期限は24才頃まで?
●フランク・ロイドのエッセイ集ー記事一覧
https://note.com/beaty/m/m2927b9ba7a08
●A piece of rum raisin(note)
目次ー小説一覧
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