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『"A piece of rum raisin" 目次』の改訂

『"A piece of rum raisin" 目次』の改訂をしました。我ながら長い。

普通の小説なら下調べはそれほどしなくていいじゃないですか?(って、書いている人、ゴメンナサイ)ところが、私のこのシリーズ、下調べが本稿の数倍になります。

外伝第 2 話 第三ユニバース:Game Over (1)、2025年9月8日(月)
★小平、加藤のお話

これから、「やがて、世界各地で、低緯度地方にまで空にオーロラがあらわれるようになった」から続けて「Game Over (2)」を書きますが、一つの世界の崩壊を書くのは生易しくありません。参考になるのは、1999年1月23日に発生した大規模なガンマ線バーストイベント(GRB990123)ですが、GRB990123のガンマ線バーストでなにが起こったかを調べるのに、日本語の論文と英語の論文を十数稿読まないと全貌が理解できません。理解しなくても書けますが、性分です。

あるプレスリリースによると、同じ出来事がたった2,000光年離れた場所で起こったとしたら、バーストの短い時間の間、太陽の2倍の明るさに見えるだろうと主張しています。私の質問は、もしそのような出来事が地球に比較的近いところで起こった場合、地球へのガンマ線の影響についてですが、地球の繊細な電子機器への高高度核爆発の電磁パルス(EMP)効果と比較してどうでしょうか?そのような効果を発生させるためには、どのくらいの距離で爆発させる必要があるのでしょうか?

これを150光年先のペガスス座IK星Aに起こったらどうなるのか?と想像しないと書けない。もし私たちの近くの超新星でガンマ線バーストが発生したら、それは最悪のことになります。数億年前の古生代以来起きたことがないような事態。

GRB990123からのガンマ線は、光の1,000倍のエネルギーフラックスを持っていたので、2,000光年では、ガンマ線は太陽の2,000倍のエネルギー(可視光の2倍のエネルギーに加えて)を蓄積することになります。さらに、このガンマ線エネルギーは大気圏上部で相互作用し、オゾン層の破壊を急速に触媒する窒素酸化物を生成することになる。現在のモデルが正しければ、数世紀後にはさらに悪化します。宇宙線の嵐は、かなり多くの岩の数百メートルの下まで到達し、すべての生物を一掃するでしょう。

ペガスス座IK星Aのガンマ線バーストが起これば、電磁パルス現象で、10メガトンの原爆を高度1000kmで爆発させることなどと比較して考えないといけない。銀河系のどこからでも、ガンマ線は大規模なEMPイベント(電磁パルス現象)を引き起こし、地球上の電子機器をすべて粉砕することになります。GRB 990123は約1分持続です。しかし、この持続時間も極超新星内の物理現象によりますので、場合場合で異なります。

しかし、我ながらこんな物語、誰が読むのか?と思います。現在16万字強、文庫本にして280ページほど。まだストーリーの半分にも達していません。書いている自分自身、どの章、どの話が誰のことを書いたのかよく覚えていない。書いている本人がそうなのだから、他人がこの続き物を読むはずがない。じゃあ、なんで書いているのか?というと、惰性です。

”A piece of rum raisin”、”A piece of rum raisin オリジナル”とで、章、話と分けたのは、前者が『記憶転移と生物種の絶滅』を主に扱っているのに較べ、後者は『ニュー・ワールド・オーダー、新世界秩序』の陰謀論を扱っていて、話が混合すると書いている自分自身錯乱するからです。目次を作ったのは、書いている本人が、どの章、どの話が誰のことを書いたか、思い出しやすいように整理しただけ。自分用のメモです。やれやれ。


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