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一千九百万年前にサメの大量絶滅。興味深いなあ、この記事は。
興味深いなあ、この記事は。
おさらいをしましょう。私のnoteの記事、
ヒンズー教と仏教の原風景Ⅳ
地球の地質時代区分、新生代の詳細
この一千九百万年前とは、バーディガリアン期に該当します。
バーディガリアン期は、新生代の新第三紀、中新世に当たります。
二千四十四万年前から一千六百万年前まで続いた地質区分の時代です。
この時代は、氷河期。
この氷河期の気温低下が「サメの大量絶滅」をもたらしたとしか考えられない。
内温性を持つ特殊なサメ類の行動生態とエネルギー収支(PDF)
サメの一部が変温動物ではなく、周囲の水温よりも5~15度高い体温を持ち、そういったサメは外洋性で分布範囲が広い、これにも関係するかもしれない。
サメの分類と生態(PDF)
これらの多種のサメの内、どのサメが多く大量絶滅したのだろうか?
私は、生物学や進化論に疎いので、少しずつ咀嚼して、サメの大量絶滅に関して考えてみたいと思う。
一千九百万年前にサメの大量絶滅
「シャークポカリプス」が起こっていた可能性がある
世界中の海で生息しているサメの進化の歴史は長く、最も古いもので四億五千万年前に生息していた種の化石が確認されています。そんなサメに関して、イエール大学のエリザベス・シベール氏とアトランテック大学のリア・ルーベン氏の研究により、一千九百万年前に種の70%以上が絶滅していたことが明らかになりました。
シベール氏らは、国際深海掘削計画により太平洋で採取された堆積物のサンプルを調査しました。サンプルには1263個のサメやその他の魚の鱗や歯といった化石が埋め込まれており、シベール氏らはこれらの化石を放射性炭素年代測定により調査しました。
調査によると、地球に隕石(いんせき)が落下して大量絶滅が起きた六千六百年万前からは、サンプルに含まれる魚の化石と歯の化石の比率は安定して保たれていたのに対し、一千九百万年前頃に突然サメの化石が含まれている割合が減少したとのこと。
シベール氏らはまた、検出された化石の種を調べた結果、一千九百万年前頃にサメの種が70%、個体数が90%減少していると推定しています。大量絶滅の後に新しい種のサメの化石を発見できなかったことから、シベール氏らは「突然の大量絶滅以降、種の多様性を取り戻すことができなかったのではないか」とも推測しています。
シベール氏らは「大量絶滅の原因は分かっていませんが、絶滅が他の海洋生物にどのような影響を与えたのかを調べたいです」と述べています。カリフォルニア大学バークレー校のセス・フィネガン准教授は「この研究は2つのサンプルのみに依存していますが、興味をそそるものです」と述べ、他の地域から採取したサンプルを調査するべきだと主張しています。
フランク・ロイドのエッセイ集
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