マハーバリプラム沖合の海底に眠るとされた、古代寺院の遺跡がついに発見か
インドの港町、旧名マドラス、現在のチェンナイから60キロほど南に行ったところにマハーバリプラムという町があります。そこに海岸寺院(Shore Temple)というヒンドゥー教の寺院があります。世界遺産にも登録されている建築物です。
その名の通り、海岸に建てられている海岸寺院。かつてはこの付近に7つの寺院が存在していたそうですが、ほとんどが形を残さなくなり、残っているのは今も砂浜に立つこの寺院のみです。
海岸寺院が建立されれたのは7世紀末から8世紀にかけて。大小二つの堂のまわりに、牛や象などのたくさんの石像が並んでいます。海風にさらされてかなり侵食してしまっている石像も多い。
インドネシア沖合の地震で南アジアも被害にあいました。大津波がインド、スリランカを襲いました。津波が襲う前には海水がザァーッとひいていきます。そして、今まで隠れていた海底もほんの一瞬姿を見せます。海岸寺院前も海水がひいていき、沖合まで海底が姿を見せ、その時まで誰も姿を見たことがなかった水没した寺院が姿を見せました。
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