南米チリの砂漠を照らす天の川のアーチ
我々の太陽系は、銀河系(天の川)の中の中心から三万光年離れた枝状肢に位置しています。中心から離れているので、銀河系中心の方向を見ると密集した星の集団が見えます。三万光年離れた枝状肢の後ろ(太陽系の後ろの枝上肢)もあって、円形の虹のような光景が地球を取り巻いています。
銀河系(天の川)の光の帯は、地球を取り巻く天球を一周していて、恒星などとともに日周運動を行っています。銀河系(天の川)は、見る角度(地球の自転による変化)でアーチを描いていたり、線状に見えたり、さまざま。
南米チリの砂漠を照らす天の川のアーチ
この写真には、南米チリ、アタカマ砂漠の夜空に広がる天の川のアーチが映っています。右に見える建物は、ESO(ヨーロッパ南天天文台)パラナル天文台の制御棟です。望遠鏡が天文台の「眼」とすれば、制御棟は「頭脳」にあたります。
天の川のアーチの左上の方で他よりも明るくなっているあたりに銀河系中心があります。太陽は銀河系中心から約2万7000光年離れたところを、約2億5000万年かけてまわっています。
画面左の方には大マゼラン銀河と小マゼラン銀河が見えています。これらは銀河系の伴銀河で、大マゼランは約16万光年、小マゼランは約20万光年の距離にあり、銀河系を周回しています。
ヨーロッパ南天天文台(European Southern Observatory、ESO)
View of our galaxy from the Earth | Milky Way | In 4K | 4K TIGER
Zooming in on the heart of the Milky Way
ESO(ヨーロッパ南天天文台)パラナル天文台、Sunset Paranal
天の川写真
Unsplash ー Milky way
天の川写真1
天の川写真2
天の川写真3
天の川写真4
フランク・ロイドのエッセイ集
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