
役にも立たない知識シリーズ Ⅰー 日本語と英語の格上格下の順番は違うんだよ
ある会社が合併するとします。A社とB社。完全な対等合併など有りえませんよね?そうすると、まったく新しい会社名とするか(東芝から離れたら『キオクシア』になったりとかね)、A社名+B社名+XX+株式会社とするとか。
例えば、三井住友銀行、2001年(平成13年)4月1日に、住友グループの住友銀行と、三井グループのさくら銀行が合併して発足しました。さくら銀行の普通株式1株につき住友銀行の普通株式0.6株が割当交付。
日本語では、名前を羅列する際は格上が先ですので、さくら銀行は元の三井銀行名を使って、『三井住友銀行』という名称となりました。
しかし、英語では、名前を羅列する際は格上が後ですので、英語の名称は、『Sumitomo Mitsui Banking Corporation(SMBC)』となります。
同じ話で、三井建設株式会社と住友建設株式会社が合併して、『三井住友建設株式会社』となりましたが、英語の名称は『Sumitomo Mitsui Construction Co., Ltd.(SMCC)』です。
これ、正しいかどうか、日本の名前の順番は、姓(家名)+(自分の)名前。英語では、(First Name)+(Family Name)。これも日本は格上が先ルール、英語では格上が後ルールに従ったのかね?
年月日も、日本は『年月日』、英国式だと『日月年』、米国式だと『月日年』で、似たようなルールで呼称が決まったのかな?わかりませんが。
そうするとですよ、世の中のお父さんたち、家庭・家族カーストで、お父さんが最後、というのは、英語式なら、家族の中で自分は格上なのだ!と解釈して溜飲を下げましょう。
やれやれ。
フランク・ロイドのエッセイ集
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