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【Playlist編】MC BULLさんとMagolla Long Set 振り返り!!
こんにちは、DJのMagollaです!
今回は、先日開催された「Magolla Long set Party」のオーガナイザーであり、大人気MCのBULLさんをお招きして、一緒にLong set Partyでの僕のDJの振り返りをしていきます!
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このNoteでの人気企画【DJ CONFESSIONS 〜あの時こんな事考えて選曲してました〜】とは少し違い、恥を忍んで若手DJのこの僕の反省などもリアルにお届けしていきます(泣)
DJ CONFESSIONSも気になる方はぜひ読んでみてください🙌
そして今回来ていただいたBULLさん、ご自身のアルバム「BACK & FORTH」をリリースされており、めちゃくちゃかっこいいアルバムなので聞いた事がない方はぜひチェックしてみてください😎
さて、今回は4/28日曜日、GW真っ只中のCLUB CAMELOT B2フロア(HipHopを中心に様々なジャンルの音楽が流れるフロアです)
での24:30~2:00までの僕のDJのヒストリーを公開していきます。
B2フロアがオープンしたのが23:00で、僕が回したこの時間はだんだん人が入りはじめる時間であり、この後のメイン帯の雰囲気に大きくつながる大事な時間をやらせていただきました。
以下、全61曲に及ぶプレイリストと、僕がDJ中に考えていた事や反省などをMCのBullさんと対談形式(6600文字)でお届けします。
それではぜひお楽しみください!
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Magolla まずSnoop doggの#1 Beautifulから転換しましたね。
BULLさん(以下敬称略)これから始まりましたね。
Magolla 僕の前にやられていたDJのTakumaさんが結構West sideのクラシックをやられていたのでその流れを汲むのと、少しお客さんも増えてきたので少しわかりやすい曲調にしようと思いこの曲にしました。
BULL 結構最初はゆっくりいってアフロっぽい感じでやってたよね。だから俺個人的には、すごいゆっくり行ってるから、始まってきてますみたいな、今作ってますよみたいな雰囲気をすごい感じました。
意外だったのは、この#10 Pon De Replay とかさ、#11 No Letting Goとか、ちょっと古めのダンスホール的なところ行ってからこの、Jason Deruloとかわかりやすいところに行ったじゃないですか。
その後も#21 Get low #22 Million Bucksとかをかけた経緯が知りたいかな。
俺はもっとわかりやすくした方がいいと思ったんだけど、人数もそこまでパンパンのフロアではなかったから、結構そのフロアを見てこの人たちはどういう曲、どの年代、 どういう地域の人たちなのかな、みたいなのを考える時間があったと思うんだけど、それはどの辺から意識したのかな?
Magolla この旧譜を並べた辺りは、僕の前の時間を回されていたTakumaさんが割りとクラシックのHipHopをかけていて、それでお客さんが反応してるシーンがあったので、少し挟もうかなと思いました。
BULL 事前に見て調査してたと。
Magolla はい、そうですね。(ドヤ)
BULL なるほど、いいですね。
Magolla それで、ちょっと新旧を織り混ぜながら、やろうかなと思いました。
ですが正直旧譜をやったここら辺はあまり受けなかったので、No Letting Goをサンプリングした#12 Good Summerで一気に新しい感じにあげて、そのまま新しい目の曲を並べた後に音感の強い曲で雰囲気が上がってる感じを出そうとおもって#17 Wobble up、#18 Swalla、#19 Talk Dirtyなどを並べました。
BULL はいはいはい。この辺の曲は#15 Bubble Buttもお尻を振る感じの曲だし、こう、女の子がわーみたいな、 お尻振りますみたいなイメージがあるから、そういうとこにこう当ててるのかなって。
Magolla 外国人の女性が確か、数名いたのもあってそこを狙ってかけましたね。
BULL そうだね、確かにその辺を意識してんのかなと思いましたね。
BULL なかなか難しいフロアではあったと思うんだけど。
少しこう、作っていく過程が長かったかなと思う。
Magolla ちょっと間延びしまったなと自分でも感じました。
もっと勢いよく仕掛けてもよかった場面だったかなぁと。
BULL うん。今回みたいに長くやるとね、その長い分考える時間もたっぷりあるから、余裕を持ってっていう意味ではいいんだけどね。
Magolla ちょっと余裕を持ちすぎてしまいましたね・・・
BULL でもそれは良いことだと思う。普段はDJタイム、半分とか半分以下でもっと短いわけだから。
その時間の中でせっかく遊びに来てくれてる人を楽しませなきゃいけない。だからいつもとは勝手が違ったと思うけども、これもやってみなきゃわかんない。
この辺がちゃんとできるっていうのは、すごい大事なことだから。俺はいいと思います。
BULL で、#28 Good Lifeから#29 Life is Goodってことですよね。
そこから最近のHipHopに行ったと。
Magolla ここでちょっと雰囲気を上げにかかりましたね。
BULL 上げにかかってますよね、#30 No Limit、#31 Plain janeとかはもう完全に今からあげてきますよっていう最近の定番なわけであって、そこからSexyy red の#32 Skeeyee、#33 Bow Bow Bowを続けてかけたね。
この辺のノリの曲Waka Floca Flameからの、Cheif KeefからのXxxTentacion、Duke Deuceとかから#40 Like Thatまで行くわけですよね。
ちょっとこう、深く潜ってった感じするよね、あの日の雰囲気と客層からしたら。
Magolla 少し焦りがありましたね。なんか、もうちょい80台のわかりやすいラインを続けても良かったのかなと今になって思います。
BULL はいはい、確かにね。
Magolla それで、80台で少し温めてから70台で一気に作り込んでいった方がよかったかなと思いました。ちょっといきなりガーンって攻めすぎましたね。
BULL なるほどね。たしかにいろんなのをかけて作ってますよって雰囲気からいきすぎた感じはあるかもしれませんね。
Magolla 選曲のバランス感がちぐはぐだったなと、反省です。
BULL はいはいはい。それも経験だからね。終わってみたら絶対こういう反省は生まれるから、こうだったな、ああだったな、ああしたらよかったな、みたいな。それも全然良いと思います。
そもそも、今日こういう感じで行こうかな、みたいなのはもう考えずに挑んだんですかね?
Magolla そうですね。特にセットを組んだりはしませんでした。
BULL ある程度、このお客さんはこういうの好きっぽいなみたいなので、あとはその場で考えようみたいな感じ。
Magolla ですね。普段から基本的に流す曲決めたりはしないんですけど、今回もあえて普段通りに、その場の思考に任せました。
BULL 環境に身を投じたわけですね。
Magolla でも一応、自分以上に圧倒的にヒップホップに精通している方々に囲まれた中でのdjだったので、最近の新譜のネタとかはいくつか作っていきました。(笑)
それで使えるところがあったら使っていこう、みたいな感じでまとめてきました。
BULL なるほどなるほど。今回全部で何曲かけたんですかね?
Magolla 60曲くらいですね。
割りとショートミックスで変えていました。
BULL 確かにその印象はありましたね。
Magolla 逆にパンパン変えすぎたかなとも思いました。
旬の曲はもうちょい長くかけてもよかったかなぁと。
BULL 日本語は#48 Nike Dripと#49 Prada、当日MCしたYeazzyさんの曲と、俺の曲をやってくれたんですけど。
Back & Forth、まさかの違う人のBack & Forthをかけると。
Magolla ほんっとうにすみませんでした!!!!ほんとうに今世紀最大のやらかしです。
BULL あれはびっくりしたね(笑)
Magolla 頭の中が一気に真っ白になる感覚を感じました。
BULL それも経験ですよね。
Magolla ありがとうございます・・・
BULL このBonberoのBack & Forthって、俺の曲の後に出たんだけど知ってはいて、曲名被っちゃったなみたいなって思ってたらまさかここに来てその恩恵を受けることになるとは思わなかった(笑)
あれ、聞いたことないんだけどまさかこのタイミングで俺と同名曲の違う人を聞くとは思わなかったですね(笑)
いや、でもそういう失敗もね大事ですよ。
Magolla そう言っていただけて本当にありがとうございます・・・
BULL でも、あまりこうやってヒストリーしっかり見ることないけどこう見ると面白いよね。
Magolla 考えてることがめっちゃわかりますよね。
Magolla それでその後、#55 Left, Rightからリリックつなぎで100台まで上げて、ここから一気にテンション感をあげようと思いました。
BULL はいはい、#58 Yeah!とかかけてましたね。
Magolla そこから#59 24K Magicをかけて、カットインで#60 My humps。そこから#61 Hotel room serviceを流して、次のDJの方に転換でした。
この辺から後ろにいたお客さんも前に集まってきたのあり、もう少しはやくあげるべきだったなと思いましたね・・・
BULL たしかにね、この#43 Krippy Kushぐらいで雰囲気的にもうちょい4つ打ちも入れてっていいんじゃない、みたいな話はね、フロアでしてた。
Magolla 僕もBPM120台、もう少し早い時間に上げてからBPM70台、60台の盛り上がるヒップホップを入れた方が良かったかなっていう風に思いました。
Camelotの客層的にも、いきなりHipHopで上がる客層でもないと思ったので、あげる判断が遅すぎたなぁと。
終わってからそこを反省していました。
BULL 確かに、4つ打ちとか、24K MagicとかPopsをもうちょい真ん中らへんにやればまた雰囲気も変わったのかな。色々試す時間はあったからね。
Magolla そうしたら僕の次のDJのバットさんももう少しやりやすかっただろうなって思いました。
BULL ああ、バットさんは前半は酔いすぎてちょっとあれだったね。(笑)
でも、後半はちゃんと勉強になったよね。
Mgolla すごく勉強になりました。
僕がいつもかけてる曲でもこんなかけ方があるのか、と発見が多かったです。
BULL 4つ打ちをね、もうちょっと早くやればよかったな。
ちょっと重かったかなぁ。
Magolla ここはちょっと自分らしさを出せなかったなぁっておもいましたね。
BULL うん。ちょっとこう、フロアに引っ張られたというか、ある程度、長くやるから、フロアのことも考えなきゃいけないんだけど、チャレンジして失敗しても自分で責任持って拾うっていうところも、やっぱロングセットの醍醐味かなぁと。
いやでもこれやってるかやってないか相当違うよ。
Magolla 本当にそうだと思います。
このイベントをやってからのDJ中の考え方がめちゃくちゃ変わりました。
BULL そう言ってもらえると俺も嬉しいです。
BULL そうね。もっとパーティーチューンとかHouseかけてもよかったと思うし、普通にEDMとかもかけてもよかった。もっといろいろかけてもよかったかもしれないね。
Magolla 僕はオープンフォーマットのDJなので、もっと幅広くやれたらよかったなぁと思います・・・
少し力みすぎていましたね。
BULL マゴラを良いなと思ったのは、オープンフォーマットの中でも、やっぱ筋通してるという感じっていうのがあったから。
憶測を出るDJというか、こう行ったらこう行くよね、こう行くよね、こう行くよねみたいなのが、あとでこうやってヒストリーを見て話てるとわかるんだけど、当日フロアーで聞いてると憶測の域を出ない。考えているのは伝わるんだけどね。プラスそこでMCにさ、ちょっと1回音切るんでもBPM無理やり変えますみたいな余裕もあればよかったかもしれない。
BULL そういうのができたら、より強くなる。ほんとそれっていうのはまじで超経験値だと思うし、 そういうのもできたらもっと面白いな。
Magolla DJ中にできるプレイの幅が広がりますもんね。
BULL そうそうそう、もう土台もあるから、何やってもいいんだからさ、何度も言ったけど、別にマゴラに人呼べよとか絶対盛り上げろよみたいなこと言ってないでしょ。
絶対どうにも後でなるから好きにやんなっていうのは、そういう意味もあって、言ってたのもあるんだよね。
Magolla なるほど・・・
今になって思うとやはり少し固くなりすぎていましたね。
BULL そういう良い意味で流れをぶった切るDJができたら尚良いよね。そしたら普通のDJ中にもさ、なんか前の人がこうやってたからこうゆっくり始めてきますっていう以外の選択肢も取れる。
BULL マゴラはオープンフォーマットだけど、HipHopもちゃんとできるわけなんだからさ。エディットとかじゃなくてね、そういう繋ぎができればもっとHipHop的だと思う。
Magolla ほんとにそうですね。このイベントを経て変わったDJ中の思考っていうのが、まさしく今Bullさんがおっしゃったような、 その流れをぶった切るカットインみたいなのができればもっとやれることあったなぁって。
BULL このお客さんにはこの辺でしょっていう当て勘がつけば何やっても大丈夫だと思うんだよね。
Magolla チャレンジしてもすぐ修正できますもんね。
BULL 俺もMCでいろんな人とやるけど、多分BraizeさんとかKekkeさんとかとやると、 ここでこれやっても、ここで2、3曲の新譜をかけても、ここかければ絶対大丈夫みたいな。当て勘の精度が半端じゃない。
BULL ウケないかもしんないけどかっこいい、流行ってる、出たばっかでみんな知らない曲とかかけても落としどころがちゃんとしてるからもし外してもまたやり直すというか、違う方向に行くみたいな、展開力、余裕がある。
Magolla まさしく長年の経験値と知識、ですね。
BULL そうだね。
うーん、やっぱりちょっと間延びした感があるね、マゴラのこの日は。
Magolla 本当にそうですね、70、80台を30分40分やってましたね・・・
BULL そうだね。それは結構もったいなかったね。
そん中でどうしよう。じゃあダメだったらこれはどうなの。って言って、ぱって1曲かければいい話でしょ。俺はDJじゃないからわかんないけどね(笑)
Magolla いや、でもほんとにその通りだと思います。
お客さんからしたら、そのDJのこだわる部分とお客さんが気にする部分ってやっぱ違うじゃないですか。
今回自分はDJが気になる部分を気にすぎてしまったなと。
BULL なるほどなるほど。
BULL ゴールデンウィークでオールミックスの上げ上げパーティーをやってる大箱CamelotのHipHop Floorだから、そこはもうちょっとね、柔らかく考えてもよかったかもね。
Magolla むしろそっちの方が自分の得意分野のはずなんですけどね、変に力が入ってしまってました。
BULL だよね。かけちゃダメってわけじゃないけど、かけても別にここでこうすれば平気っしょ。みたいなのが大事かなって。
Magolla そういうのができるようになると、新譜とか旬のネタを挟んで尚且つフロアを盛り上げ続けるみたいなことができるようになりますもんね。
BULL 旬のネタ入れてもいくらでも拾えますみたいな。うん、それがちゃんとできるようになれば、とんでもない安定感だよ。
安定感ある人はいっぱいいるじゃん。うまいし、 ちゃんと盛り上げるみたいな。でも、そこにさらに一味刺せる人がかっこいいDJだと思うよ。
BULL マゴラも先輩にクラシックで敵わないって言ってたけど、それも知識だから。
BULL 知識と経験だと思う。ほんとに。うん。でも、このロングセットの経験っていうのはなかなかできるもんじゃないからね。
この経験は大きいと思うよ。
Magolla ほんとにそうですね。ゴールデンウィークの大箱で、祝面日でのロングセット。
DJ中の考え方、DJとしての考え方がものすごく変わりました。
改めてになりますがBULLさん、本当にこのような機会をくださり、ありがとうございました!
本日も、ありがとうございました。
以上になります。この記事を気にって頂けたらフォロー、イイネ、投げ銭(下の「サポート」から出来ます)などして頂けたら執筆の励みになります。最後まで読んで頂きありがとうございました。