PLEASE PLEASE ME
2枚目のシングルのA面にして、アルバム「PLEASE PLEASE ME」の7曲目。
初のナンバーワンヒット曲。
プロデューサーのジョージマーティンは、レコーディングの演奏が終了した瞬間に、スタジオにいるビートルズに向かって、「初のNo1おめでとう!」と声をかけた。ジョージマーティンが言う通り曲はNo1となった。
メロディー、曲の展開、印象的なコーラス、刺激的な曲のつなぎ部分のアレンジ、印象的なコード進行、曲の全編で激しく暴れてる感のあるドラムなど、ビートルズが本格的に登場した印象の曲である。
Aメロはリードボーカルのジョンが歌うメロディに、ハモるポールはずっと同じ音で歌っているのが面白い。
そしてAメロの途中に出てくるスリリングなアレンジ、コードはG→A→Bと1音づつ横にづれているだけだが、ドラムが加わり、メンバーが激しく一体となってビートをたたき出していて実にカッコイイ!
そしてBメロ(サビ)は、「COME ON! COME ON!・・」の掛け合いコーラス。
これほど印象的且つ有名な掛け合いコーラスもなかなか多くはないだろう!
余談だが3回目のBメロの「COME ON」に入る前に、ジョンレノン が歌詞を間違え、COMEのところで笑いながら歌ってる 笑
その後、ABメロの繰り返しがあって、曲の中で1回しか使われないCメロが入る。ここがサビなのかな??ここはファルセットのハモリが気持ちいいのと、後半のベースはボーカルとの絶妙なハモリ具合と間を感じるビートを聴かせてくれる。
ポールのベースはいわゆるビートルズ中期以降、数多くのメロディアスなベースラインを生み出しているが、この時点で独自の世界を切り拓きつつあると言えるだろう!
そしてここのベース音がメロディアスに鳴っていることで、Aメロに戻った時の1音で刻むシンプルなベース音がよりぶっとく際立って、曲の締めくくりに向けて盛り上げていくのだ。
そしてエンディングでは、E→G→C→B→Eという曲のキーからはあまり入れることのないCからの、Bに半音下がり、Eに戻す独特のインパクトを残して終了していく!
なんでこんなコード思いつくんだろー🤣