生布施明レポート 2023.5.14 AKIRA FUSE COZY Theater 2023 in 愛知県幸田町民会館
行ってきました幸田のCozy!弾丸日帰り旅となりましたが、初めて直接お会いするファン仲間の方とお話する機会もあり、とても楽しい時間でした。
今回は1月に行われたの類似公演ですが、内容が異なる部分もあり、ネタバレをかなり含みます。来週再来週で大阪、新潟公演に行かれる方でネタバレは嫌!という方がいらっしゃれば、公演後にぜひお読みいただければと思います。
会場についてや行き方など
今回の会場は愛知県額田郡幸田町にある幸田町民会館でした。
会場となったさくらホールは、収容人数が1004名。東京のCozy Theaterの時のアイマショウが収容約400名ほどの小さいホールだったので、それに比べると大きなホールです。
開催が分かって、勢い行くことにしたのはいいものの、愛知県にお住まいのファン仲間にお聞きしても、割と交通の便が良くはない場所とのことで。
幸いお車で行かれる方に名古屋から同乗させていただけるというお話をいただき、お世話になることにしました。(本当に本当にありがとうございました…!)
名古屋から車でおよそ1時間半弱。会場の幸田町民会館があるハッピネス・ヒルは、周りに田んぼもあるのどかな場所。ボードの前で記念撮影をしたりして、開場時間まで過ごしました。
これ以降、セトリなどネタバレ情報を含みます。お嫌な方は、ページを離れて下さい。
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↓(いつもより長めに設けております。)
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パンフについて〜着席
そして開場待ちの列に並び、会場内をガラス越しに覗くと、なにやらグッズ売り場にパンフっぽいものが。東京のCozyと違うパンフがあるかはすごく気になっていたので、やはり別に用意があるのかと思いドキドキ。
そして開場時間。真っ先にグッズ売り場に向かい、パンフを確認。ありました!ん、両表紙とな?
つまり両側から読める仕様ということですね。(違うものかと思って2部買うところだった。いや、買ってもいいんですけど。)
そしてパンフを入手して、ホクホクとした気持ちで座席に向かいました。今回の座席は、前から2列目、やや下手寄り(井川さん寄り)。ファン仲間の方と奇遇にも近い席で、いつも以上に楽しみな気持ちが高まります。
セトリ(パンフに準じる)
(太文字が、東京Cozyから変更があった曲です。)
ジャズとゴロアーズ(東京Cozyでは銀座イエスタデイ)
それが僕です
What a wonderful world(東京CozyではShe)
五月のバラ(東京Cozyでは再会の季節&ノスタルヒアス組曲)
(インストゥルメンタルで)ニューシネマパラダイス
We will meet again
ハナミズキ(東京Cozyでは夜想曲(ノクターン))
Mr. Bojangles(夢のポケット)
落ち葉が雪に〜シクラメンのかほり(ギター弾き語り)
ピエロ〜君を守る
慟哭
ついて来るなら
マイウェイ
君は薔薇より美しい
別れの曲
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パンフをチラッとみた時に(すみません、事前に見ちゃう派です)、「五月のバラ」を見つけたときの喜びと言ったらありません。だって5月にこの曲が聴けるなんて、オツではないですか!
流れ
ここからは、開演から終演までの流れをまとめます。
曲名は太字、( )は私の思ったことなど。例によってあまり統一感がないかもですがご了承ください。
今回は珍しく、開演が5分遅れました。(16:00にブザー→開演に先立っての注意事項などがあり、16:05に開演。)
遠くから鐘の音がしてきて、徐々に暗転。
東京Cozyと同様、上手から出てくるのかな…と思っていたのですが、ところがどっこい、照明が客席後方に当たってるではないですか。ざわめきが聞こえ振り向くと、そこにはサングラスにコート、スカーフをした布施さんが。慌てた様子で客席通路を走り、舞台へ。これには観客もみんな驚いた様子でした。私もびっくりしました。
布施さんはそれから舞台でコートを脱ぎ、サングラスをとり、スカーフを外して、スーツ姿の布施さんに。ジャケットはおそらく東京Cozyと同じ、水玉のような感じのネイビー、黒のズボンに白のシャツ、それに蝶ネクタイでした。
そして始まったのはアカペラのジャズとゴロアーズ!(セトリは先にちらっと見ていたにも関わらず)うぉぉぉと心の中で唸ってました。ものすごく雰囲気のある歌唱で引き込まれました。途中からはピアノも入り、これがまた奥深い演奏。歌詞の「ジャズクラブ」といったところで腰を振り振りしたのが好きすぎてもう!まだ最初の1曲目ですよ!心が持たん!
動画では何度も何度も見て聴いたこの曲を生で聴ける日が来るとは。「掴んだだろうか夢のしっぽを」のメロディーが、耳心地良くてずっとずっと聴いていたくなる。間奏のラララ…もいい声…。途中「ラララララララ ラッラー↑」 と上がるところも素敵(文字表現の限界を感じる)。
さっそくうっとりさせられたところに、立て続けにそれが僕です。ここで編成が東京Cozyとは違いピアノの井川さんとパーカッションの藤橋さんだけと気づきました(遅)。(東京Cozyでは、ベースの金子さんがいらっしゃいました。)
小編成ならではのメロディーが本当に心地よく、ツアーのバンド演奏バージョンよりも優しい響き。パーカッションのポン、ポンというような音がまた小気味よくて良い味を出していました。
「次の一歩へ歩み出す」のジェスチャーが、ツアーでは横向きに一歩踏み出していたのが、観客に向かって真っ直ぐに踏み出す形に変更されていました。
相変わらず「それが僕です」のフレーズでご自身を指差しされていてそれがもう可愛いのなんの。癒しです。
さらに立て続けでもう1曲。What a Wonderful Worldが来ました!生で聴くのは2度目。すみだの時のアンコール以来です。すみだはオーケストラでしたが、小編成でもこんなに夢のような世界観を出せる布施さんの歌唱力にただただ感服していました。
すっごく細かいのですが、布施さんのdarkの発音が好きです。「ダァーク」でrの音がしっかり聞こえる感じ。本当に音を美しく出す方だなと思います。
<MC>
・私が布施明と申します。(みんな知ってるよ)
・楽しくて馬鹿馬鹿しくって小さいコンサートをやりたい
・晴れやかな5月…今日は雨が降っていますが(笑)(さすが雨男…)
・多分がっかりなさると思いますが、我慢してください。
座っちゃったんだし。
・「ハートブレイクバンド(だったかな)のメンバーは
ピアノ、井川雅之。パーカッション、藤橋万記、そしてオーケストラ…!」と言って後ろを振り向くが、いるのは井川さんと藤橋さんのみ。舞台後ろに駆けていくが、やっぱりオーケストラはいない。会場大笑い。
・「いやぁ、5月ですねぇ〜」と言って、次の曲へ。
布施明ファンの中で5月の曲といえば…!そう、五月のバラです!生で聴ける日が来るとは〜!歓喜しました。1991年当初のバージョンももちろんいいのですが、今のワインのような熟成した良い声の五月のバラは、本当に酔いしれました…!特に好きだったのは「咲くだろうかぁ〜ん」のところ(伝われ)。
元々の歌詞が「時は流れ過ぎても」のところを「時が流れ過ぎても」と歌われていましたが、これもまた良いかなと。
最後の転調後の歌い上げが本当に感情がこもっていて素晴らしく…私の耳がレコーダーだったら良いのに!案件でした。
<MC>
・「五月のバラという曲を歌いました。」
・「さてここからは名物といいますか 私の逃げ道といいますか」
ここから小芝居をやるという話。
・あらすじの説明
・老役者の楽屋の話
・歌手の楽屋ではない。歌手の楽屋は本当に暗い
・小山田龍之介の紹介
・劇団少年座に在籍
・子役では売れたがその後売れないパターン
・少年座の先生というかお目付け役というか?一緒に遊んでるような
・「そして6年前」→また藤橋さんの「カカン!」という拍子木の音
(藤橋さんがちょっと照れたような表情をして可愛い…)
・「五老人」(御老人ではなく五人の老人で五老人)という
映画に出演。これが大ヒット…でもなく中ヒット…でもなく
小ヒットの手前…ちびヒットする
・しかし妻(稲子)が倒れ、「五老人」クランクアップの三日後に亡くなる
(ここで稲子の説明をした時に、いねこのアクセントを平坦に言って『「いねこ」ってのはおかしいな』、と笑いながらおっしゃっていました。)
・3年ほどうだうだして、少年座でさよなら引退公演を開いてもらい、
その後新潟にいる娘の米子(よねこ)のところへ。
・娘の夫の名前は実(みのる)
(父方の祖父と同じなので勝手に親近感)
・6年ぶりに少年座の70周年記念公演に出ないかとお声がかかる
・…と説明したところで「あー疲れた。ここまで説明するの大変だった」
とおっしゃり、ニューシネマパラダイスのインストゥルメンタル。薄めの幕が左右から閉まり、黒子さんたちが舞台にドアやら鏡台やらを運び込んでいきます。(席が前の方だったので、その後右から布施さんがドア前にスタンバイするのが見えました。)
ここから楽屋物語です。
灯りがついて、「小山田先生、よろしくお願いします!」という明るい女性の声。それに対して小山田龍之介が先生はよせよ〜、今日もよろしくね、明日は打ち上げちょっと出て帰っちゃうけど、明後日から授業が始まるから、的な返し。
そしてドアが開いて、布施さん…もとい小山田龍之介の登場です。
開口一番「…楽屋だなぁ」とポツリ。
出立ちは茶色っぽい縁のメガネ、コート、スカーフ。コートやスカーフを服掛けに置いて行き、メガネは鏡台へ。そして取り出された携帯は、東京Cozy同様ガラケーでした。(DVDで観た2021年のCozyはスマホだったのになぁ…とやはり重箱の隅をつつく私であります。)
そして鞄から妻の遺影写真を取り出して、鏡台の机に置き、写真に向かって二言三言語りかける小山田さん。奥さんが大好きだったんだなというのが伝わってきます。
服を舞台用に着替え始める小山田さん。メガネはレンズの小さいものに。エプロンを着ようとしますが一度腕を通すべきところに首をかけ、あれ?となっているところで会場から笑いが。
準備をしながら、舞台下手にある棚に、「演劇研究部クラス一同」と書いてある箱を見つける小山田さん。中の手紙を取り出して、読み上げます。後半に「無事のお帰りをお待ちしています」といった内容が書かれているところで、泣き出します。「歳だな…涙もろくなっちゃった」
演劇研究部からの差し入れは日本酒のセット。中身は「寒梅、久保田、八海山」(東京Cozyと同じですね)
それから同じ棚の上に、花が二つあるのに気づきます。一つは松井さん(キクちゃん、と小山田が呼んでいます)、もう一つはポケさんからのお花のようです。
松井さんの花の方には「ちっちゃいけどね」などといいながら、花をくれた二人に電話をかけようとガラケーを手にとる小山田さん。
まずはポケさんに電話。出たと思ったらそれはポケさんの奥さんでした。
ポケさんはどうやら寝ている様子。奥さんが起こすか尋ねたようですが、良いよ良いよと止める小山田さん。(優しい…。)その後諸々ポケさんがおそらく新潟で公演に行った時に小山田さんのところに来てくれた、というような話が続きます。
奥さんに「ポケちゃんのこと、よろしくお願いしますね」と頼む小山田さん。かと思えば「なんかうめいてるけど動物でも飼ってるの?あ、ポケちゃんのイビキか」なんて話をしたりも。そして最後には
「じゃ、(ポケちゃんに)よろしく伝えてくれる?あ、そういえばさ、日本酒、好き?(おそらく好き、という答えがあって)あ、よかった、じゃあ送るね」と言って電話はおしまい。
電話を切った後おもむろに「ポケちゃんは久保田と八海山…」とメモをとる小山田さん。
次はキクちゃん(松井さん)に電話。「留守電だよな」といいながらかけると、なんとご本人が出た様子で「出たよ!」と驚いた声。「小山田です。」と元気のいい声で名乗るのが、可愛い。
どうやらキクちゃんの属する劇団が立ち行かない厳しい状況らしく、励ます小山田さん。
そして小山田さん自身の最近の話。越後鶴亀も時々飲む。釣りに行くと意外に釣れる。真鯛甘鯛鯵鯖鱸、鰆もときどき。
キクちゃんはお団子屋でバイトをしている模様。一個一個が大きい、というので店舗が大きいのかと思ったら、団子の一個一個が大きい、という話だった。 そしてまたお決まりの「日本酒、好き?」のお尋ね。
最後には、「またこうやって電話しようよ!メールは何度も失敗するからダメ。」とのセリフ。
電話を切った後、「色々あるなぁ〜」といいながら、キクちゃんは越乃寒梅と八海山…とメモをとる小山田さん。
奥さんの遺影に向かって、「明日帰るからね」と一言。
そして始まるWe will meet again。間奏で泣く仕草。途中衣装のアームカバーを着けながら歌っていて、よく歌いながらできるなぁと感心してしまう。歌い終わりらへんで鞄を持ち、扇子を持ち、いよいよ本番。
ここでセリフ練習。
「『私には夢がある。希望もある。夢と希望の狭間であぐらをかいているのさ』よし、これでいいや」
「あいうええおあお」
「行ってきます」
「よろしくお願いしまーす!」と言って、楽屋のドアを出ていく小山田さん。
そして暗転の後、蛍の光が流れ、明かりがつく。ドアから小山田さんが戻ってくる。
「お疲れ様でしたー」
「いやーだめだな、『それでは』を『そででは』って言っちゃった。どっちの袖だよ」
「ま、今日はずらかり、ずらかり!」(←この言い方が可愛い…)
と帰り支度を始めたところに電話が鳴る。それは少年座の社長からの電話だった。この日のお礼を口にする小山田さん。
「(団員が)3年で成長してるね」
「それに比べると俺たちはとかリー・ストラスバーグのメソッドだのシェイクスピアだの言ってばっかりでダメだったね〜」
と言った話をして、妻稲子がどれだけ支えていてくれたかを話し、社長にまたその話してる、と突っ込まれる。
前の日の公演を黒山監督が観ていたと社長からの情報を聞いて驚く小山田さん。
「なんでも五老人がネトフェリ(Netflixのことと思われます。正しくはネトフリ)とやらのSNSでバズってるらしい、と生徒に聞いた。」
「バズってるって言葉を知らなかったけど社長も知らないよね?あ、知ってる…?」
「生徒たちはネット世代だけど俺らはその前のアミド世代だから…」
という話の後に、社長にお礼を伝える小山田さん
「今回は呼んでくれてありがとう。泣いてんじゃないよ、化粧落としてんだよ」
そして電話が終わって、「うれし〜かった〜」と鼻歌を歌いながら撤収準備(可愛い)。写真に向かって「帰るよ。帰るっつってもウチじゃないよ。(どこかホテルなどに泊まる設定?)」
そして箒と塵取りで掃除をして、「なんでここ濡れてんだ?涙か…」と一人ごちる。そして身支度を整えて、ドアから外へ。
その後下手から出てきた小山田さん(外に出た設定)。上手側に歩いていき、街灯があるところで「あっ、流れ星」と一言。舞台にも流れ星が一筋。
それから始まった歌はハナミズキ。2021年のCozy Theaterで歌われてDVDにも入っている曲ですが生で聴ける機会が来るとは!なんだか優しい声で、とても美しくて癒されました…。後ろは花のような照明が映し出され、綺麗でした。
<MC>
お召し物は黒いジャケット、緑のベスト、緑のチーフに斜めストライプのネクタイ。
・訳わからない物語になってしまいましたが
・コロナ禍も抜けたかな?と思いましたが…
・イギリスではコロナで1年半で6万人が離職したそうで
・そうすると日本で4年でその倍と見て12万人?そんなにいたのかな?という感じですけれども
・我々エンタメ業界も大変でした
・昔はよく旅芸人に行く先々で出会った
旅芸人、とくれば、Mr Bojangles!2022-2023ツアーでも披露されていた曲ですね。前奏で身支度。
・マイク忘れなかった!
・ドタドタ?ヨボヨボ?歩きが可愛い!
・ステッキ蹴り上げが今回は3回くらいあった。
・「人生を語ってくれた」の時の顔が、ニヤッと、でも優しげで可愛い
(何回可愛いって書いてるんだろう(定期))
・犬が死んだところの照明は、赤いライトが床の方でぽわっとつく感じ。
日の丸は上がらない。
という感じで、安定して良かったです。ここのところ犬が2回死んだりはしなくなった気がします。←
<MC>
・衣装を戻す時小道具が落ちたようで「いろんなものが落っこってきちゃった」
・10代からの友達で阿部健太郎というのがいる。またの名を千昌夫という。(会場から笑い)
・コロナがあって落ち込んで、飼っている鳥にもあたるくらい。
・奥さんに心療内科を勧められて行った。
・医者は「お名前は?」などと問診をするが千さんの顔を見ても知らない様子。
・「職業は?」と聞かれて「私、歌手をやっております!」と答えるが、「そうですか、いつからそうお思いになるようになりましたか?」と返されてしまう。
ここで上手に移動。ギターと椅子がセットされておりそこに座られました。
・ギターは旅に出ると、旅館とかでピロピロって弾くくらい
・今は下手になった
・昔は1日に1曲新曲を作ろうと仲間とやってた
ギターとくれば…落ち葉が雪に。バース付きです。私が下手側だったのですが、照明がギターに反射して、なんだか眩しかった…。フルではなくて途中まで。
途中、下手側からゴトっと音が。おそらく何か落としたか何かあったようです。布施さんは何も動じず進行。
落ち葉が雪にの1番の後、メドレーっぽく繋げてシクラメンのかほりへ。コード弾きとアルペジオが入り混じっていて素敵な弾き語りでした。最後のハーモニクス、もう少しポーンという音が響くとよかったかな…?65点くらいでしょうか(←いうて私も音楽素人なので何も言えませぬが)。
弾き語りが終わって上手に移動。そしておもむろに手品で花を出す布施さん。(手品中だったか、今度は上手からゴトっと音が。スタッフの方が何か倒したか落としたか…スタッフの皆様お疲れ様です…)そこから始まったのはピエロ。優しい演奏に優しい声。幸せな気持ちになります。そして時々2000年代の布施さんに見える不思議よ。
そこから君を守る。CDの壮大荘厳な感じも好きですが、ピアノとパーカッションだけの優しい音色と布施さんの声というのが、また良い。「いざないましょう〜ぅ〜」の「ぅ〜」が、素敵!優しい!「このごろ増えたよね」と言ったところは元々は「近ごろ増えたよね」だったような、と脳内で重箱の隅をつつきつつ、優しくいざなわれ幸せな時間でありました。
<MC>
・黒子さんが手品で落とした花を拾う
・気候が変だったり色々ある
・でも民度を取り戻したい
・今年で76になる(会場ちょっとザワっとする)
・いつでも、なんのときでも、私たちは舞台でお待ちしています。(細かいセリフ忘れましたがそんな内容)
・「今日はオーケス…(後ろを振り向き、井川さんと藤橋さんしかいないのを見て「あ」みたいな顔をなさる。会場笑う)…選りすぐりの2人でお送りしました」
そこから慟哭。編成が小さいはずなのにこの迫力はなんだろう?「時の流れ儚くあなたを運んでゆく」のところ、最初の方はしゃがんでなかったですが、最後一回浅めにしゃがまれていました。
「抱かれて沈め」の抱く仕草が、可愛い…(慟哭に可愛い、は似合わないのは承知の上で)
「海へとたどる」からの「とぉ〜きぃ〜のぉ〜なぁ〜がれ〜」の部分は、何回聴いても胸に響きます。中毒性がある…。
そして最後のマイクなしでの「夢の世界へ」。圧巻でした。会場からも大きな拍手が。
それからついて来るなら。前奏で「オゥイエー!!」とニコニコで叫ばれていて、観客の反応への手応えを感じていらっしゃるような印象を受けました。全体通して力強く素晴らしい歌唱でしたが、今回間奏で「ウゥ〜」とおっしゃってからの「ララララ…」とメロディーを歌っていらっしゃったのが、すごく優しくて素敵で感動しました。そこから2番に続き、最後まで感動しっぱなし。最後の「俺のこの手を離さないでおくれ」のところでは思わず両手を差し出してしまいました。
そしてマイウェイへ。アレンジが少し90年代ドラコンに似ていて、なんだかすでに前奏で涙が出てました。そこから布施さんの優しい声。記憶が正しければ2番にはいかず、1番→サビ→サビの流れだったと思います。ともかくなぜだか今回は声の優しさからなのか涙が止まらず。あまり細かいことは覚えておりません。とにかく優しく抱かれるようなそんなマイウェイでした。やはりこの曲は大好きだー!
そしてマイウェイが終わって、井川さんと藤橋さんを舞台前方へ誘導する布施さん。3人が舞台に向かって礼をして、下手側に下がって行かれました。いやぁ、この3人編成、好きだわ…。
3人が下がってからも、観客からは大きな手拍子が続きました。
しばらくして布施さんが下手から戻ってきました!グリーンのジャケットを着て。そして「特別だよ」の一言からの君は薔薇より美しい。井川さん藤橋さんの演奏はなく、カラオケでした。喉鳴らしの「アーゥイェー!!」の声がマイク入ってた?くらい大きかったのでびっくりしたのを覚えています。(あ、声が大きいのはいつものことか…。)あと「フォゥ!」もありました。確かバージョンはWALK収録のJAZZバージョンに似ていたような。(違ってたらすみません。)
「確かに君は変わった」が「静かに君は変わった」になっていて、「静かに君は変わった」が計2回になっていました。そんなことはさておき、会場は大盛り上がり。手拍子だったりサイリウムだったり、みんなノリノリでした。
そして井川さんがひっそりとピアノに戻っていらして、最後は別れの曲。しっとりしみじみ聴き入っているうちに終了し、静かに幕が降りて終演となりました。
時間はおよそ1時間40分。ツアーとほぼ同じくらいにまとめられていました。今回は帰宅の交通の便の関係で出待ちは無し。それでも、同乗させていただいた車の中で、ファン仲間の方と「今日もすごかったね〜」と話してとても楽しい時間を過ごせました。
布施さんは果たしてこの日のうちに東京に帰られたのか…それとも泊まられたのか、それはご本人たちのみぞ知るところ。
まとめ
東京Cozyをリニューアルしたという印象の今回の公演でしたが、ここで初めて聴けた曲もあり、「行ってよかった!!!」と強く思いました!特に「五月のバラ」と「ハナミズキ」が聴けたのは相当嬉しい…!
あ、ちなみにお芝居の方は東京からほぼ変更なかった印象です。(細かいところでは変更あったかもしれませんが…)
この公演は5月20日(土)に大阪で、5月27日(土)に新潟でも行われます。もしご興味ある方、いらっしゃればぜひ足をお運びください!東京に行かれた方でも絶対また違う印象を持たれると思います。
大阪や新潟では何か曲の変更などはあるのかが目下の私の興味の対象です。大阪だけ行けないのですが、ここはファン仲間にレポをしてもらおうかなと思います。
ということで、次は新潟公演のレポでお会いしましょう!それでは、また。
サポートいただけたら嬉しいです! いただいたものは今後の執筆のために使わせていただきます!