生布施明レポート:Something Jazzy 2024 Day2, 1st 2024.8.25(Sun)
1日で終わらない嬉しさを噛み締めながら、やってきた2日目。
この日、私は非常にドキドキしておりました。なぜならば!ジャズで初めて握手を狙えそうな席だったから!!!(これまで実は握手をできたことはなかったのです。)
もちろん布施さんの歌が一番の楽しみ。でも、握手したい!握手できなかったら、次のチャンスは一体いつになるのだ!という思考で頭はいっぱいでありました。笑
果たして無事握手はできたのか?結果は後半で。 そしてこの公演ではカメラマンが入っていました。(ブルーノートのライブレポートにある写真はその際の写真と思われます。)
セトリ(Day1と同じ)
ジャズとゴロアーズ
Somebody Loves Me
Ain't Misbehavin
Because of You
Night and Day
Almost Like Being in Love (メンバー紹介)
I'm a Fool to Want You
ピエロ
銀座イエスタデイ
君に逢いたい
ノスタルヒアス
君を守る
We Will Meet Again
She
What A Difference A Day Made
The Good Life
I'll be Seeing You
君は薔薇より美しい
流れの前に、一つ共有
Day2 1stの流れに入る前に、一つ嬉しいシェア。
なんとなんと!我らがブラボーオヤジお兄さんことHayakiさんが
今回のジャズで歌われていた"君に逢いたい"の原曲を突き止めてくださいました!Dyango の“El que más te ha querido”という曲だそうです。
私も探していたのですが、全然見当違いなところを探して「見つからんorz」となっていたので、ブラボーお兄さんにもう足を向けて寝られません。ありがとうございます!(またこの曲について、単独の記事もいずれ書けたらと思います。)
流れ
では話を2日目1stの流れに戻しまして。セトリは1日目と同じでしたので、違ったところを主に書いて行きます!
1日目のレポはこちら↓
席は、上手の舞台真横の席。ブルーノートの会員枠でゲットした席でしたが、購入の際に席種に[真横]と記載があっただけあって、本当に、the・真横。布施さんの横顔(向かって右から)を鑑賞するには、ベストな席と言って良いでしょう。ちなみにバンドの楽器の配置的には、小堀さんのギターと長谷部さんのドラムがめっちゃ見える一方で、ベース川嶋さんと井川さんはほぼ見えない位置。ピアノが本当に全然見えない。(ちなみにこの記事のトップにある写真は、この席から撮ったものです。)
そして、舞台が近い!舞台に上がる階段が目の前!これは…これで握手ができなかったら、もう一生握手できない、くらいの良席!
開演16:30のところ16:21くらいにスタッフの人が楽器の最終調整?で舞台へ。
脳内で、布施さんが目の前に来たら手を出すシミュレーションを延々と行っていたらあっという間に開演時間(笑)。
長谷部さん、小堀さん、川嶋さん、井川さんの順に下手側からご入場。井川さんの顔が遠目ながら見え、お痩せになったもののダンディーだなぁとしみじみ。スタッフの方にちょっと声をかけていらした模様(何かは全く聞こえず…)
そして布施さんがご入場!大きな拍手。舞台中央に布施さんが来てもずーっとやまない拍手に、「もうよせやい」的な感じで手を払った布施さん(笑)。その後一言、「こんなに人気があると思わなかった。」だそうです。いや、あるに決まってるでしょう(笑)。
「夏ですね?なんであんなに夏が好きだったんだろう」の一言から、ジャズとゴロアーズ。今回もアカペラで始まり、「口笛」のところでピュウウッ♪と口笛を吹く布施さん。
「ララララララ ラッラー♪」はポケットに手を入れて、足踏みしながらニコニコ。赤と青のライトの切り替えが相変わらず綺麗。横からなので、スタンドマイクを掴んで歌うところのセクシーさが非常に良く堪能できました。正面には正面の良さ、横からは横からの良さがありますね。
ちなみに音ですが、もちろん距離の関係でギターとドラムが大きめに聞こえはするものの、初日に負けず劣らず素晴らしい音響でした。
続いて2曲目、Somebody Loves Me。確か前奏かどこかで「アーゥ!」と小さめにシャウト。ノリノリ歌唱。間奏手前でまた「アゥ!」が入り、小堀さんのギターソロ。布施さん、間奏の演奏でずーっとノリノリニッコニコ。ギターのモノマネ。紫、赤、黄とライトが光り、最後はステップまで踏んでフィニッシュ。今日2公演だけど、そんなに踊って大丈夫?!となるくらい、ノリノリでした。
そしてAin't Misbehavinへ。このあたりで長谷部さんが楽譜をばさっと床に落としていて、井川さんの専売特許だと思っていた楽譜落とし、長谷部さんもやるのか〜と謎に感動。
布施さんの背中の丸さを堪能しながら(笑)聴き惚れました。間奏中は井川さんの方に特に行ってらっしゃいました。(ピアノに腕だか手を置いていた模様、ただしよくは見えず)井川さんのピアノソロのところだったか、ソロ終わりのところで布施さんが「ヒィヤーイ♪」と声を出していらして、ノリノリ加減が本当に伝わりました。そしてやっぱり井川さん大好きというか大切なんだなとも。歌い終わりはちょっとだけハァハァしていた布施さん。
長谷部さんが再び楽譜を落としてからの、Because of You。青ライトの中、聴かせる歌唱。衣装は初日と同じかな?と思ってよく見たところ、初日にはなかった気がするポケットチーフが。白っぽいチーフでした。
ステップを踏まれていたのがロマンティックだったのと、"It's paradise to be near you like this"の節の”near you”のところで、エアー相手を自分に引き寄せるような手振りがとても優しく素敵で印象的でした。
そして最後の"Because of you"の弱音の、耳心地良いこと。大好きです。
ここでMC。
・ブルーノートは3年目
・ジャズライブは20年目
・井川(いがわ)さんの復帰→拍手
「あんなに痩せても指は動く」
・夏は好きだった
・車を買った時下田まで行った
・ホテルの名前は「ホテルブーゲンビリア」
・畳の部屋だった
・箱根の山(?)を登って帰ろうとしたら故障した
・4年間コロナがあってそのアラートがあったけど、今は熱中症アラート
・港区は、1日3回もアラートが来る
・後期高齢者向けの仕様だった
・あ、私も後期高齢者だった
・今年で77歳→会場から拍手
→「何その拍手!人を馬鹿しにしてる(笑いながら)」
・台風がなくなってもらうといい(注:ちょうど台風10号が九州で発生していました。)
・ジャズ喫茶育ちなので、こういう空間で歌うのは幸せ
そしてピアノのイントロからNight and Day。冒頭のバース("Like the beat, beat, beat of the tomtom…"のところ)のtomtomがちゃんとトムトムを叩いていて可愛い。カメラマンさんが上手側で写真を撮ってました。
”You”, "You"というところが、もう観客みんなが自分のことを言われていると感じてしまうような色っぽさ。最後の"you"は弱音をずーっと伸ばして、次の"Night and Day…"まで一息で!これが76歳の肺活量とは到底思えない!
1箇所歌詞が飛んで、「ウ〜ウ〜」で誤魔化す布施さん(可愛い)。
緑のライトが印象的。間奏前の締めの"Night and Day"は「ナイトアンドデーーイエイエイエイエイエイィ」。
間奏で、ドラムソロ。
最後の"Night and Day"は「ナイトアンドデーーーーーーーーーーイ」で、私の好みのまっすぐ伸ばし。
曲終わって、少し間があり、布施さんが長谷部さんを指さしてからの長谷部さんの「1,2,1,2,3,4」のカウントから入ったAlmost Like Being in Love。間奏でメンバー紹介。(井川さん→小堀さん→川嶋さん→長谷部さん)にしてもこの曲、ドラムがキレッキレで、しかもこの回はドラムに場所が近かったので、迫力満点でした!
お次は赤ライト×小堀さんの痺れるギターソロからのI'm a Fool to Want You。"hold you"の仕草が優しいholdでたまらない!力強い"leave you"のところが「リィヴユッ」っという感じで好き。最後の"Without you"の弱音の長さが、2回目の方が長い!首を少し捻るように動かすのがなんともセクシー。そして終わりのギターの音が、Something JazzyのCDだとアルペジオで終わるのが、最後ジャーン、とコード弾きで終わっていた気がします。(気のせいだったらすみません。)
再びMC。
・Something JazzyのCDは、5月くらいにアルバムを出した。
・コンサートで、毎回1曲くらいジャズを歌ってきたが、それが溜まってきたから録ることになった。
・それから20年。(時の経つ早さは)恐ろしい。その時私は、ハタチくらい?(会場笑いに包まれる)
・マイウェイの話。中島淳さんが「俺が作った詩(うた)があって」と言っていた。
・本当は片桐和子さんの作詞だった
・(マイウェイは)B面の収録曲になった
・最初は「今〜たそがれ〜近づく〜人生に〜」という歌詞だった(←この一節を実際に歌ってくださり嬉しかった♡)
・こんな(歌詞)歌うから(中島さんは)亡くなっちゃった(会場また笑いに包まれる)
・出だしを変えて歌った。それがいつしか旅立ちの歌になった。
・「私が書きました。あ、出だしのところは、ですよ。」
・ジャズライブも、最初は日本語の曲はNGだったのが、外国曲に日本語をつけたのなら1曲はいいですよ、となり、次は1曲だったら(元から日本語の)日本語曲もいいですよ、となり、ついにはもう何曲でもいいです、となった。
・昨年(のジャズライブで)3曲くらい日本の曲歌ったら評判が良くて。
・ズージャー、ってそれじゃ反対にしただけか。
・次の曲は、井川さんの作曲。詞を書いた人がすごいんですよね。私です。
・霧の摩周湖歌ってもさぁw(どういう流れで仰ったか、すみません失念しました。)
ということで始まったのはピエロ。最初一回イントロを弾きかけて、一旦止めてもう一回仕切り直しての始まり。イントロ中には軽めにマイムも。(ツアーほどはされてなかったです。)紫色の照明に照らされる布施さん。
「悲しみを消してあげる」が、「寂しさを消してあげよう」になったり「踊ってあげよう」が「踊ってあげる〜」になったり、歌詞カードからはちょこちょこ変わっておりましたが、きっと歌っていく中で、こうした方が歌いやすいな〜とかそういうこともあるのかもしれない、と思ったりしています。
基本中央で歌われていたので、ずっと横顔を眺めておりました。眼福。(結局どの角度でも、眼福。)最後の「涙さえも笑って見えるもの」のなんとも切なげな表情が、やっぱり好き。
ここで再度MC。
・小さい子が話しかけてきた。「おじさん芸能人でしょ」
「違うよ」と答えたら「ゴキじゃないらしい」と言われた。
どうやら五木ひろしと間違われた
・「人間は死んだらどこにいくの」と子供に質問すると、東京の子は「お星様」と答えたが大阪の子は「焼き場」と答えた。
(大阪の子は)現実的というか…
井川さんに向かって、「後期高齢者にはつらい(答え)…」とボソリ。
・植木等さんの曲を歌います。
「スイスイスーダララッタ〜♪」を一瞬口ずさむ布施さん。
・丸の内音頭は後の東京音頭。
(ここのトークの流れがちょっと記憶が曖昧なのですが…日比谷公園で半纏着て踊る、祭りの話から丸の内音頭の話になった気がします。)
そして銀座イエスタデイへ。「それはたしか俺だったような」が「そうさあれは俺だったような」になっていて、俺なのがより確信的に聞こえる(笑)。
だんだん上手側に歩いていき、舞台のキワキワまで寄ったところで(もはや舞台ではなく何かのスピーカーの上か何かだったかもしれません。)
「シュビドゥビドゥビシュビドゥビドゥビドゥバシャバダシャバダシュビドゥバ」と言いながらステップを踏む布施さん。
そのすぐ横がペア席の一つで、そこにファンのお知り合いの方がちょうど座っていらしたのですが、布施さんを本当に真上に見上げていらっしゃいました。
その後布施さんがその方へお声をかけられていて((近くでステップして)邪魔だった?みたいなことだったらしいですが)、お知り合いの方はいやいやとんでもない!って首をブンブン振られていたのがなんとも微笑ましくニマニマしてしまいました。あんなに近くで布施さんを拝んでしまったらもう空にも昇る気持ち、というか空に本当に昇ってしまいそう。
私の席からはちょうど、照明の加減で布施さんのお顔がハーフシャドウな感じで見えてすっごくムーディーでした。
2番でも今度は下手で同様に舞台端っこでステップを踏まれていた布施さん。めっちゃ元気(笑)。
最後のところで「銀座」と言って「イエスタデイ〜」と続くかと思いきや
「銀座…」ともう一回。そして「銀座ってあんま行ったことないんだよな」と一言挟んで、「イエスタ〜デイ〜〜〜〜〜〜」でフィニッシュ。ああーこういうのが好きです!ライブならでは!
そして続いて君に逢いたい。紫のライトの中、優しく切なく歌い上げる布施さん。いや、本当にこの歌詞は素晴らしい…。(前回のレポに、歌詞のスクショを載せています。)
歌い終わってすぐ「日本語の歌も悪くないよね♡」と仰っていて、それがまた、可愛いというか(本当に「♡」がついているように聞こえた)、もうそんなこと言われたら「悪くない!めっちゃいい!」と答えたくなる(笑)。
・ライブジャズ?逆さにしただけか。
・来年は英語だけにしよう!(えw)
・私の好きなアズナブールの曲を歌います。
・井川(いがわ)さんはシャンソンのピアニスト。「どれだけモテたか…」
・アズナブールは師匠みたいなもの。トニーベネットも。ついでに平尾昌晃さんも(笑)
・映画「ノッティングヒルの恋人」の曲、She。
・歌詞が長い。内容が面白くない。だから歌ってこなかった。
・アズナブールが、日本の最終コンサートで東名阪を回った時東京で見た。
今日のように人が入ったから翌年本当のサヨナラ公演をやった。アズナブールが94歳の時。
・見に行った時、素敵だった。歌った後、後ろ姿を見せる。
・Sheを歌ってた。なぜなら作曲がアズナブールだったから。
・それから練習して歌うようになった。
そして始まったSheは、紫ライトの中、本当に素敵でした。本当にアズナブールのを聴いて感動して相当練習されたんだろうな…と思います。(あまりSheで歌詞間違いをされていることがない気がするので)今回も完璧でした。聴いていて泣けてきた…。感情込め込めの、大満足なSheでございました。
次のWhat A Difference A Day Madeは、スローでセクシー。オレンジと緑のライトが印象的。"Since you said you were mine"のところで目が合っ(た気がし)てもうメロメロでありました。
ギターソロに合わせてステップを踏み、下手へ行ったり上手にきて小堀さんを見たり。本当に本当に布施さんが楽しそうで幸せ。最後の"You know that? (だと思う、多分)"のところがキュンとしてしまう。
そしてThe Good Life。なぜか照明がめちゃくちゃ明るくて、昼間?と思うくらい。観客の皆さんの顔までよく見えました。この曲を布施さんの声で聴くと、本当に生きていて良かったなと思えます。
間奏のギターのところで「ラララ…」と歌っていらっしゃって、そこがまた、良かった。ずーっと聴いていたかったです。
歌い終わって、Satin Doll。ちょっと舞台を(下手側から)降りかけたものの、降りず。
「カメラマンにぶつかったので(戻りました、という感じw)」
「(さっき)踊ったら、腰がギクってw ハタ先生(漢字が知りたい←)が来てくれてるからなんとかしてくれるでしょう。」(ギクっとなったのは、銀座イエスタデイの時かしら)
「小堀さんがよろしければ、もう一曲」
そう言って始まったI'll be Seeing You。なんか一単語くらい抜けてたかもですが、すみません、最高だったことしか記憶にございません(笑)。
歌い終わって、観客から「ブラボー」が。(私も言いました!)そしたら「やらないと、ダメかぁ?!」と言って、君は薔薇より美しいへ。2番のところで上手側から舞台を降りられたところで、ついに!握手が!できました!
両手で!包むように!握手できました!そのあとは、もうノリノリだった会場の一体感しか覚えていません。(アドレナリン出過ぎw)
握手を求めるファンに丁寧に握手をしながら、ぐるっと会場を回り、歌い終わりで出口側まで辿り着いた布施さん。会場全体に向かって「ありがとうございましたー!」と言って、颯爽と奥へ消えていきました。バンドメンバーの方も順番に奥の方へ退出。
握手できた嬉しさで、もうこのあとのことをほぼ覚えておりません(笑)。
まとめ
初日とセトリは同じでしたが、正面から見たのと横側から見たので、また印象や聴こえ方は違ってとても楽しめました!何より握手をできたのが嬉しすぎて。ファン歴3年目にして、ついに握手をできたわけで。ああ、もう死んでもいい!とこの時思ったわけですが、まだ後に2ndもあるわけで、まだまだ死ねない!と思い直して(?)一旦会場を後にしたのでした。この後さらなるドラマが待っているとは露知らず。
というわけで、2日目2ndのレポへ続きます。また少しお時間をいただきますが、お楽しみに!
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