見出し画像

恐るべき子どもたち


DM

各所にて告知してましたが、ひさびさに絵の展示でグループ展に参加します。

“T家の恐るべき子どもたち展”
2025年3月1日(土)~5日(水)
10:00~19:00(最終日は17:00まで)
せんだいメディアテーク6階ギャラリーa

何度か触れてましたがメディアテークで開催される古巣のOB・OG展に参加します(頼むぜチエちゃん!)。
絵の師匠的存在である北折のオヤジさん退職にかこつけた部分もあります。
卒業生展とはいえ,広く活躍する実力作家さんたちの中に投げ込まれ,半端者のままやり切れるのか自分を試したような絵を出す予定です。
全体的に見応えある展示になると思いますので気軽に見に来てください。

以下・まじめな説明↓
本展は、東北生活文化大学(旧三島学園女子大学)生活美術学科の卒業生ならびに教員によって開催されるファインアート・工芸のグループ展です。この展覧会名にはそこに集い学んだ人たちという意味が込められ、大学改名10周年を機に第1回展を開催しました。
「T家」は、「東北生活文化大学生活美術学科」を一つの家、または家族として捉え、「恐るべき子どもたち」は、フランスの詩人ジャン・コクトーが執筆した中編小説のタイトルから拝借しました。
本展は、「東北生活文化大学生活美術学科」を卒業した「T家」の子どもたちが、それぞれの道を歩みながらも、大学時代に培われた才能を絵画・彫刻・工芸等の多彩なジャンルで惜しみなく発揮させる場でもあり、学年を超えて相互の創作活動を奨励し、生活美術学科の歩みを確認しようとする試みでもあります。

10号って意外とボリューミー

俺はS10号を2点、ひさびさにガッチリ作り込んでいるんだけど間に合うかな・・・間に合わせなきゃいかんのだけど。
間に合います、はい。
T家の展示、コロナ前までは年に一回の恒例行事だったんだけど、しばらく休みなのが復活というわけで、そこには北折整という教授の存在・退職をダシにして開催しようという意図がある(らしい)。
北折センセは変なひとで・・・いちおう、絵の師匠?のごときひとではあるんだけど、直接の絵画的指導みたいなのは受けたことあったかなあ・・・?
木のぼりさせられたことはあった。
THE STREET SLIDERSやFRICTIONを教えてくれて、アルバムを貸してくれたのも先生だった。
音楽の影響って不思議なもので、今考えると彼の好んで聴いていたものに感化された記憶の方がでかい(絵は?)。
卒業してからも、ほぼ無視されていたというか見て見ぬふりされていた俺の個展にほぼ必ず足を運んでくれたのも北折センセぐらいだった。
俺の何がよかったのかは知らないけど、たぶん、かなり目をかけてくれていたと思う。
ふだんしている制作は置いといて、何かこう、ひとつ違う要素というか縛りを設けてみようかと思った。
去年の暮れあたりかな?学生時の北折センセと研究していたノート引っ張り出して、その中の技法と加工だけでやってみようかな、と。
これなら良い追い出し作品になるというか・・・何か、“これだけ成長してこんな作品が作れるようになりました”ってアピールしても面白くないというか。
ただでさえ似たようなもんばっか作ってきたけど。
20歳かそこらまでで身につけたものだけで、なるべく今の絵を描いてみようかと決めた(完成間近の作品見て、変わってなくね?って思ってるけど)。
バンドに関しても、去年の企画を終えてからそういうモードに入ってて、こないだのスタジオでもホヅミとそんな話をした。
曲がりなりに20年近くバンドと絵の制作を続けて来ても、出来ることはこれっぽっちとまでは言わないが、僅かばかりしか増えなかったし、出来ないことを先延ばしにしてちぎれそうになる精神を寸前のとこでギリギリ繋ぎ止めてきたツケを支払っているだけなのかもしれない。
あれも出来ますこれも出来ますに手を伸ばすのも、途中でやめる勇気もなかったな~と思う。
誰の、何の役にも立たないけどこれが最高ってひとりで思ってるものだけを作り続けてしまったという事実が手のひらにほんの少し残っただけとも言える。
これは別段落ち込むような話ではなくて、ただそうだという向き合うべきものがあるだけで。
悟りを開きたいわけじゃないし、群れることでイキることにも興味はない(徒党=バンドは組んでるが)。
ロックンロールを声高に語ってきた奴が安定や安心を手に入れたかっただけの現実を見た時の落胆、とか。
生活とは別にある、生きるためだけのものや野生の勘や本能、ブルーズだけを揺らしていたい。
近頃、慕ってくれる後輩連中にあまりにも酷いことが起こりすぎるってのもある。そういう奴らのためのブルーズが。
北折のオヤジさんや、ハルキさんや、いなくなっちまったけどチバさんに褒められるため何かを作ってきたような部分もあったのかもしれんが、そのへんから近頃は抜けてきたとこもあるかもしれない。
それはともかく、展示会場にはチラホラいるかもしれんので、気が向いたらメディアテークにお越しください。
もしかしたら懐かしい顔や新しい顔とも会えるかもね。

初となるカミさんとの合作
展示予定はありません



いいなと思ったら応援しよう!