MTGって難しい!!
今回の記事は決してMTGやアリーナを貶しているつもりはありませんが、MTG初心者から見たMTGということでMTG以外のTCGと比較したり苦言したりしているところが多々あります。
読む方によっては気を悪くするかもしれませんので先に注釈させていただきます。ご了承ください。
本日の一曲
アプリゲーム「メメントモリ」よりWakana氏で「Flag」。
メメントモリはスタートだけやってたけどシナリオが全然追加されないのですぐにアンインストールしちゃったんだよな。キャラ各々のシナリオは結構いいのでもったいなく思った。
ただ楽曲は高水準でYouTubeの公式チャンネルで無料で聞けるのでよく聴きに行ってる。
民族楽曲のようなメロディから始まり、戦士が戦場に赴く様を歌いサビで湧き上がりタイトルである旗を掲げる歌詞に思わず痺れる。
元kalafinaメンバーであるWakanaさんの力強い歌声が戦士の悲嘆が鮮やかに描き歌われているのもポイント。
メメントモリの中で一番好きで是非一聴してほしい曲だ。
あ、この曲と今回の題材は特に関係ないです。
前略
前回ポケカをイジりながら
「デッキ60枚かー。下限60枚ってギャザ(mtg=magic the gathering)しか知らないなー。
久々にギャザやりたくなってきたなー」
と言うことで、久々にiPadに入れてるmtgアリーナを起動。
あ、スタン落ちしたのね。OK、OK。
パーマネント?ソーサリーとして?プロテクション?
Hahahahaha,yeah.日本語話せ(全て忘れてる)
とっつきにくいイメージだったMTG
TCGの始祖と呼ばれるTCG、Magic:The Gathering。
遊戯王もこの作品からアイディアをもらって「マジック&ウィザード」として今の遊戯王の原型を漫画に登場(以後、いつからかデュエルモンスターズと呼称されるようになる)させたり、デュエル・マスターズは初期は簡易MTGとして開発された経緯を持つなど日本のTCG界においても切っては切れない存在だ。
今までプレイしたTCGは遊戯王に始まり旧デジモンカード、デュエル・マスターズ、ガンダムウォー、ヴァンガード。固有のデッキは持っていなかったが高校の先輩と旧lycéeでよく遊んでいた。シャーマンキングやBLEACHなどメディアミックスTCGも沢山、同人TCGもいくつか手を出したっけ。
現在は遊戯王とウィクロスとポケモンカードを中心にプレイしてる。
そんな数々のTCGをプレイしてきたがMTGはプレイしたことがなかった。
自分も手を出さなかった大きな理由、それは値段。
日本におけるTCGの先導役である「遊戯王OCG」と「ポケモンカードゲーム」は共に当時から1パック150円(税抜)だった。更に遊戯王はカードダスでも提供されており100円で購入することが可能だった。
対してMTGの1パックの値段は400円程度。遊戯王も時たまPPが300円で売られていたものの、全てキラカードなど通常パックと違う取り組みが行われていたため通常パック400円は子供から見たら敷居が高かった。
次に看板キャラクター。
MTGで看板キャラクターと言ったらなんだろう。やはり「ニコル・ボーラス」か。DMの元祖主人公の勝負が使っていた「シヴ山のドラゴン」か。はたまたイラアドも値段も高いパワー9の1枚「ブラック・ロータス」(キャラクターではない)だろうか。
他にも様々なカードが候補に上がるだろうが、内部外部の意見は当然違う。
例えば遊戯王の外部からの代表キャラクターは「ブラック・マジシャン」と「青眼の白龍」。各アニメのエース、サブエースも印象強いだろう。
デュエル・マスターズなら「ボルシャック・ドラゴン」か「ドギラゴン」。はたまた「ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン」だろうか。
(非プレイヤーなのでジョー時代はいまいち思いつかなかった。個人的にはゲンムエンペラーが気になってた)
他にも「このTCGならこのカード!」というカードはあるだろう。
逆を言うと外部からのイメージがないTCGは漏れなく衰退する。(例外もある)
例えばみんな大好き、ゲートルーラー。あれの代表的なカードは?と聞かれて答えれる外部プレイヤーはいるだろうか。自分は答えれない。
これは単純に看板のない店には客が集まらないって話だ。
話をMTGに戻そう。
では外部から見たMTGの看板・代表キャラクターは?
おそらく「ブラック・ロータス」だ。
そして「ブラック・ロータス」=超超高額カードの代表格。そこからMTG=お高いTCGと思い敬遠していた。結局カネだ。
まぁ実際高いし。レガシーのカードとかもう骨董品の域だし。
そんなこんなだからMTGアリーナは画期的なメディアだった。
なにせお高いTCGが無料で触れることができる。興味がなかったわけではないのでTwitterのトレンドで知るや否やすぐさま飛び付いた。
当時のiPhoneではスペック不足でまともに動かなかったけど。
で、今のiPadを購入したのを機にちょこちょこプレイし始めたと言うのが自分のMTGの始まりだ。
実際に触ってみて
ということでやってみてやっぱりというか、このTCG特有の問題にさっそくぶつかる。
土地事故だ。
土地事故とは手札に十分に土地カードが来ないことを示す言葉。
このゲームは土地からマナというコストを生み出して動くことが基本なのである程度の土地を初手で抱えるのは常套戦術だ。
知ってる。ガンダムウォー(死語)でG事故で泣いたこと何度もあるもん。
次に驚いたのがサーチカード(ライブリー→手札)がないこと。
基本土地カードのサーチはそこそこあるのだが特定種族のサーチは存在しない。サーチのほとんどが高コストで他の領域から間接的に行うもので踏み倒ししないと割に合わない。
デッキの半分ぐらいはサーチカードの現代遊戯王に慣れた人間からしてみるとやりずらいことこの上ない。
MTGの方から見たらたぶん破格なんだろうな。いやなんだろうなじゃなくて破格なんだけど。
ただ遊戯王って他のTCGとは一線を画すシステムだから刷れるカードでもある(それにしても最近ははっちゃけすぎだが)。
それに遊戯王に限らず日本産のTCGは結構サーチカードにゆるいイメージがある。
ヴァンガードなんてTCGの醍醐味の一つである運を投げ捨ててライドデッキたるものまで作っているほどだ(ウィクロスのルリグデッキに似ていると言われてるけど、あれこそ似て非なるものだと思ってる)。
しかし外国産のTCGだから少ない、というわけでもないらしく、wikiを見たら以前のスタンダードではいくらか存在していた様子。
ただサーチを主流にする方向性では環境を破壊ないし激変させる可能性を孕んでいると見たから現行ではサーチは刷られていないのかも知れない。
でもそれはこのTCGの色なので、サーチないから○ソなんてことはない。ちゃんと楽しいし、面を食らったってだけの話だ。
あとはパーマネントや呪文といった語群やキーワード能力が多彩で初見では難しいのが多いけど慣れたらなんとかーー
「ミラディンのために!」
……はぁ?
「ミラディンのためにいぃィィィ!!!」
🤔
Q.フレーバーテキストですか?
A.キーワード能力です。
『ファイレクシアン:完全なる統一』で初登場の能力。
紙だったら効果内容を記載されているのだが、アリーナでは長押しで詳細確認しないと効果内容の確認ができないためパックで初めて見た時はインパクト強すぎてジョークカードかと疑った。
のようにいきなり大岩置かれて躓くことはあっても、やっぱり試行錯誤したりカードを理解しながら遊ぶのは楽しい。これこそTCGの醍醐味の一つだろう。
マスターデュエルで遊戯王の参入が増えたようにアリーナのおかげでMTGの楽しさを知れたことには感謝しかない。
ただアリーナはアリーナで問題がある。
アリーナの問題点
アリーナはデッキ傾向やレアカードの所持率でレートを合わせ、似合った相手とマッチングする様になっているらしい。
まぁこれだけ見ると同じ資産の者同士でいいマッチングだと思うかもしれないが、実はもう一つあるらしく…勝率がいいと使用デッキの苦手なタイプのデッキと当てられたり初期手札がマリガンしても壊滅的だったりする。
何を言っているんだ? 陰謀論?
何を言っているんだろうね。でもプレイしてると薄々感じるんだよ。
例えば自分はヒストリックというフォーマットでルールス採用ディミーアローグ(ならず者軸青黒デッキ)を使っている。
デッキ破壊を行いLO(ライブラリーアウト/デッキ切れ)を狙ったり相手の動きを根本から阻害させることを基本戦術としているデッキだ。
にもかかわらず、勝ち進んでいるとほぼ確実に≪ガイアの祝福≫入り緑単やタワーデッキと当たる。
いや、デッキ200枚のタワーをどう削れって言うんだよ!?
そういうデッキに限って≪ガイアの祝福≫は必ず搭載済みだし。一時期マジでヒストリックはタワーデッキしか人権ないフォーマットなのかって心折れたし。
ただそうなったら確実に勝てなくなるのか、と言ったらまた違うのもカードゲームならではか。
ある程度の逆境ならプレイングでなんとかなるとこもあるし、やっぱり理不尽な状況を覆すと気持ちがいいのでこれはこれで楽しんでる自分がいる。本当に勝てない日は素直に諦めてる。
でもそうなると紙でも遊びたいなー。
でも対戦相手いないし高いしなー。ともどかしさが続く毎日。
これをどうにかしてくれたらアリーナは神アプリになるのになー。
まぁ今回はそんな感じで。では