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眠れないので戯言

最近 仕事をしていて増えたのが 理論武装をして自分こうだから仕方ない というような主訴です。 もちろん情報量の多い時代だし 色々なことが目にも耳にも入ってくるでしょうね。 例えば 〇〇薬を処方されているとか さまざまな診断結果がつくことによって そこに自分を当てはめてしまう人が増えたようにも感じます。 こういうタイプの人は努力家だし 自分についてよく色々なリサーチをしています。 死なない程度のオバードーズであったり リスカするのはスッキリするから必要なことだ  若しくは 一度メンタルの診療科目のお世話になっている人たちが扱うような 専門家レベルのことにまで自分なりに知識を蓄えていますね。 そして 主治医が気に食わない 私をわかっていない そういう話をよくみかけます。 

もうひとつは 苦しみから抜けだす手段として カウンセラーやセラピストの資格をとりまくって何かを補なおうとする代償行為です。私はこういった職業に適性があるのだとしたら  勉強するのは勿論 大切なことなのですけど まずは当てはめない自分をみつけることからだとも思っています。 仕事として続けているから学んでいくことが多いのが こういった個体個の対人サービスかとも思いますし。まあ 仕事についての考え方も千差万別なので 一概に私の主観が正しいとは言えないんですけどね。 ただ 座学で学んだ知識は活かさなければ 知らないのと同じです。


そして まだ自分を探している状況で 仕事にするのは危険だとも思っています。共感しすぎることで共依存を生み出すし 知識だけが先行して相手にとって自力で考える 自分の答えをみつける作業より 答えを教えるということに終始してしまうことになってしまうことを危惧します。

 実習実証という言葉がありますが 知ったことは使わないと ただ知っただけで終わってしまい 何もしらなのと同じということだと理解しています。 世の中にはカウンセラーやセラピスト スピリチュアル系の自己啓発セミナーは ごまんとありますね。 あなたが何をしたいのか? どんなプロとして仕事をしたいと考えているのか? それがなければ何も始まりません。 

もうひとつは トラウマ という言葉です。心が受け入れがたいだけのインパクトを受けたのであれば 外科で傷口を縫って治りましたね みたいなわけにはいきません。何年も経ってフラッシュバックすることもありますよね。時々 治りかけた傷がかさぶたになったくらいの時期に 自分でまた傷を元に戻してしまう人もいるように思ったりもします。治したくないのではなくて トラウマを抱えている自分 に縛られ過ぎて治ってしまうのが怖いのかな?と想像してみたりはします。この言葉も一般的になって 個々に傷の深さも違えば体験もちがいますし なかなか難しいなと思ったりします。何度も蒸し返して苦しむくらいまでの物であれば 私は受診を勧めていますが…。

正直に言ってしまえば 適正価格を守ってやっている限り 儲かる仕事ではないんですよw 今 流行りのセミナーやサロンビジネス お金を儲けたいなら方法はくらでもあります。 ただ 私がこの仕事をずっと続けているのは 長く続けてこそのプロという土台があるからです。 けして完成した人間ではないし 勉強もします。 これはクライアントさんとセッションをしてでしか得られないものの方が多いとも思っています。 

一時期 資格商法というのが流行した時代がありましたよね。 資格はそれが民間の資格であっても 使わなければお金をかけて学んだ意味はないでしょ? どこそこの認定証を持っているとか ライセンスを貰ったとか それが活かされなければクライアントさんには まったく無関係の自分の勲章にしかならないと私は思っています。 私も養成講座の需要があればやりますが システマチックなプログラムは前もって決めません。 マンツーマンなので その人がどこからスタートできる状況にあるのか? 理解の度合いを見ながらでないと決められないんですよ…。 でも 私には何の肩書もないし 何かに所属する 組織を運営しているわけではないので 認定証なんか出ません。 本当に実践してくれる人 クライアントさんも同じ人間で悩みや苦しさを抱えうる方への道案内役だよ というのをご理解頂けなければ アニマルメディスンも ビジョンクエストタロットを補足で使う意味は理解されないとも思っています。 ちゃんと現実を踏まえた上で 自由に考えられる 他人と競わない 比べない。 そういったものを知って欲しいと願っての仕事です。 良くも悪くもないね 今日も1日いいだったね そういう人生を切り開く道案内が仕事です。その中に嬉しいことがあったり 落ち込む日があるのは当然ですが 自分自身でバランスを取れるところまでガイドをしていくのが本業なんですよ。

 くれぐれも 変わったことしていて面白そうとか 目立つだろうから興味があるとかなら 儲かるかもしれない。 そんな思いがあるのであれば かなり期待はずれな物です。 根本にはアニミズム インディアンの哲学というのがあるので そちらに共感できない わからないという方には向きません。 人間って勉強して知識をもったら 同時にスキルが身に着くわけではないんですよ。 知識を活用して 人生で活かしながら学ぼうよっていう柔軟さがないと ただの押し付けや 教育になってしまうし 自分も学びや成長からは離れてしまいますし。 正直 儲かりませんよ。普通に適正価格で仕事をしている限りは。 そのあたりも踏まえ 講座のお申し込みや ご依頼を頂けるとありがたいです。


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