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恐くないホラー 暗黒期本格化編

帰国してから仕事をせねばと福祉系の学校に行き資格を取ってみた。
そして 病院 施設等で働いてみた。
なんで こういう職場を選んだのかっていうと 死に近い場所の方が合ってるのかな という漠然とした理由から。どのみち避けられないなら ど真ん中行ってみよう!っていう ある意味の開き直りでした。まあまあ それでも色々と出来事は起こるわけです。

たぶん病院あるあるですが スタッフオンリーの場所に入り込んでいる人に注意をする。通りかかったナースさんに 誰に話してんの?と言われて黙る。病院は事務方だったので 実際に患者さんと接っすることは稀。ただ 患者さんと話をする機会があって 転院先だの退院後のことだのの情報収集でカルテを見ることがあるんだけど 幻聴とか幻視 不定愁訴と書かれている方でも 実際にご本人からすると実害を受けているのを目の当たりにしたこともあったのも事実…。でも まがりなりにも医療機関のスタッフなので そこは触れないし口にも出せない。申し訳ない。何も出来ない。

とある介護系の施設に転職し通勤が面倒なので徒歩圏内に引っ越す。別に事故物件とかではない。夜中に自分が喋る声で起きる。口が勝手に喋っている。しかも わらわ とか言ってるw姫か?姫なのか?と さすがに焦るけど そのまま寝る。勤務が終わって家に帰るとドアの前に 蓑に笠をかぶった人が立っている。さすがにやべえなと思って しばらく時間を潰してから再帰宅。いないので部屋に入ってカーテンを開けたらベランダにいたw ちょっと悔しい。でも ほぼ毎日いたので放置。
伯母の介護などもあり退職して家に戻る。ここで働いてた最後の方は 毎日 すごい頭痛で吐きまくりな日々で どっか真面目に病気か?と思っていたけど実はすごい健康でした。

そんなこんなしている間に 関西の修験道の人が行に参加する人を募集していたのを友人がみつける。一緒に行こうよと言われたけど 最後まで渋る。行っていいことがある訳がない。だって修験道とか知らないし。まともに寺社参りとかしたことないし。友人の好奇心と行者さんの熱心なお誘いに負けて参加してみた。まず 大師堂で空海さんを前に この人誰?で行者さんに怒られる。不敬。ここはたぶん空海さんの懐の深さでお咎めはなし。
このあと行場というところに行くわけですが ここからが沼にはまる入口なのでした。

役行者…読めない。えきぎょうじゃ?で また行者さんに叱られる。ふつう読めないのではないかと思う。峰行というのを一通りやる。山は大好きなので苦にもならず。行もインディアンと共通項が多くて好き。
山を下りて夕方 こっから滝行とか無謀な計画が進行していく。季節は12月。明日で閉山ですという日。ちょっと正気の沙汰ではない…と思いながらも白衣にお着換えして滝に集合。ちょっと本格的に白衣の下は何にも着ないスタイル。もうね 寒いだけで充分ですよ…と凍えていたら熱い視線を感じて振り返ると 例の役行者さんのお像が…。ちょっとイヤな予感を感じながらも 無事に滝行を終える。滝から離れて陸地へ!というところで なぜか滝つぼに転落。これが 懲らしめられる というやつか…と痛感する。この滝つぼで過去に何人か亡くなられているそうで 生きてて良かったです。

そんなこんなで 自分で自分を守る方法を何となく身に着けていくも 特にどこかに所属するとか得度するとかいう発想がない。団体というものが向いていないのもあるし。そんなある日 おうちでできる護摩 を教えてくれるという話を行者さんからきいて習ってみる。100座やったら師僧になる人の前で1座やって 印可状というのをもらって入門という流れ。100座やってみたら別に入門しなくてもいっか~ってなって 印可をもらわないことにした。師は人生にひとりでいいから。
でも それが良くなかったらしい。今までそんな奴はいなかったということで そこの偉い方の怒りを買う。← 生身の人ね。
その方は私のことが もともと好きではなかったという話を後々聞いた。行もしないのに 視えるだの聴こえるだの感じるだのずるい と…。
あなたねえ 好きでこんな感じに産まれたわけじゃねえのよ?と私も逆ギレ。とりあず印可状も持ってないし 得度もしてないし あとは自習で色々勝手にやっている。ほんまもんの行者さんからしたら とんでもねえ話なんだろうなとも思うのですけど 特に仏罰とか神罰の類はないわけです。敢えていうなら 野良の行者なう ですね。

ということで暗黒期は終わるのかと思わせてからの 余計な世界に首を突っ込んだばかりに 種類がちがうもの に接近してしまうことに…。

世の中には知っちゃいけない知られちゃいけないということがあって うっかりそういうことに触っちゃうと えらい目に遭うということになります。
呪物というのか まあまあ誰かが激おこで念を込めた物とか場所とかですね。言ったら不敬ね!っていうこともあるらしく うっかり言っちまって追いかけられるなど。

ぼちぼち思い出している中で 割とハッキリしていたのが有名なお寺なのですけど そこの特別開帳に行ったわけです。滅多に拝めない大好きな仏さまなので。さて 明日は朝からお寺だなとホテルについて 窓際でタバコを吸っていたら 天井にはめ込みになっている照明が落ちてきた。ちょうど吸い終わって窓から離れたタイミングだったのでセーフ。ホテルの人におしらせしたら部屋を変えてくれたけど 別に照明が一個つかないくらい良かったのにね…。そこのお寺の知っちゃいけない知られちゃいけないに 前回の御開帳のときに気づいて うっかり口に出して同行していた人に話しちゃっていたのでした。その時も寺の出口にある小さな橋まで 知られちゃいけない人に追っかけられてえらい目に遭っていたのでした。来るんじゃねえよ!っていう威嚇だったのかもしれないけど ちゃんと行きました。

この辺りからは内容が おどろおどろしい物もあるのですけど書けないことも出てきた感があり…。

また 書いても差し支えない話を選んで書きますわ。
いらないかw


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