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遡上 その2

さて 先日の遡上の もうひとつの側面というのか意味を書き残しておきます。

サケが生まれた川に戻る理由は 産卵して次の世代にいのちをつなぐため。
産卵したサケたちは そこで天寿をまっとうします。
でも 新しいいのちをつないでいく 循環 という大切な大仕事なわけなのです。
産卵が終ったサケを食べる動物たちにとっては サケたちは大切な栄養になります。
その動物たちも自分たちの子孫を残し育てます。
肉食獣は草食獣を必要なだけ食べ 草食獣が増えすぎないことで生態系も森も守られます。
動物たちのフンは土を豊かにしますし 木や植物が絶えない豊かな森が守られます。


私が自分の指針に 遡上 を選んだのは そろそろ そんなに先が長い人生でもなさそうなので
次の世代にアニマルメディスンの本質を 本気で残しておかねば…という思いからです。
絵本も そのひとつ。
小さい子からおとなまで 何度も繰り返し触れることで その時の自分はどう感じるかを確かめられるものを残す。
そういった主旨です。
本来なら話して聞かせるストーリーテラーがいて みんなを集めて何度も話をするわけですが
今の時代にそれはムリだし。

アニマルメディスンは生きるための知恵であって 自分のこころを豊かにするもの。
けしてスピリチュアルな世界のものではない。

これを知って欲しい それだけが 遡上 をしていく願いです。

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