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新しいことをはじめます！の宣言から1年を振り返って

BearfootJerry

1年が経ちました

2020年9月8日にTwitterで【お知らせ】新しいことをはじめます！と個人向け小ロット生産開始の宣言をして、もう1年が経ちました。土曜以外は毎日Twitterで発信を続けています。
そもそも、私がなぜ個人向け小ロット生産開始の宣言したかと言うと、アパレル不振が続いている中、コロナによる既存のメーカーさんからの注文が激減したからです。そこでより多くの方に知ってもらえるよう、SNSで発信をしていくと決めたのす。
Twitterでの毎日の発信は、最初ネタ考えるだけでメチャクチャ苦労しました。アパレル経験の無い方対象に興味を持ってもらえる内容となると、私には140字でも小説書いてるくらい、とてもハードル高かったです。やってるうちにコツが少しずつつかめてきて､最近は5〜6ネタくらいストック出来るようになりました。いいねが400こえたこともありましたよ！


また、おかげさまでこれまでにDM・問い合わせが45件、お取引開始の際に結ぶ契約を14件締結することができました。発信が良い結果に繋がってるな〜って実感します。継続は力なりですね！

嬉しかった事

この1年、この活動を通して嬉しかった事がいくつかありました。
6月に身体を壊して入院手術（十二指腸潰瘍）したのですが、ツイートですぐに40名の方からリプを頂け、応援や心配して下さいました。本当にありがたくて嬉かったな〜！
もうひとつ、あるお客様とのはじめての契約締結時に、発注後すぐに全額支払いしたいと、契約内容変更のご提案をいただいたことです。｢尾嵜さん（私）の事は信頼してますから大丈夫ですよ｣と言われてビックリしました。オンラインで1度話をしただけなのに、気持ちが通じたのでしょうか？その後はよく作りたい製品の相談をしてこられます。
お客様から気軽にご連絡していただけることも嬉しいですね。いい加減な仕事は絶対出来ないし、頑張っちゃいます！

今後の課題

今後の課題をまとめてみました。

1.分かりやすい説明

発信を始めて多くの方からご連絡をいただきました。アパレル未経験・縫製未経験の方に説明するのはホント難しいです。ほぼ100％｢こんな○○○いくらで作れますか〜？｣を最初に尋ねられ、即答ができないところから説明が始まります。まずは弊社のホームページとnoteで仕事の流れを読んでいただき、その後、何を作りたいのかを聞き出すまでが一苦労な場合が多いです。
例えばオンラインでビデオ通話しながら私物の服等をお見せしたり、関東の方であれば生地のショールームにお連れして、ご自身で見ていただく事も増えてます。
その後、どのようなカタチでどの生地を使って等を聞き取り、助言して、作りたい服に何が必要か、弊社で量産が可能な内容の説明をしていきます。型が決まればパタンナーと3者でMTGをして、合意できるまでいっぱいの時間と確認を繰り返します。今後も工夫しながら分かりやすい説明を心掛けたいと思っています。

2.合わない仕事は無理にお受けしない

弊社では1型・1サイズ・1色10枚から生産お受けしています。最初から弊社の出来る事、弊社で作るメリット、サービス内容を理解して頂いて｢頼んでみよう！｣と決断していただける方と進行出来てます。弊社はサービスもお売りしているので、安いだけが希望の要望を叶える事は難しいと感じます。小ロットで安価な服が作れると思って連絡いただく方が何人かいらっしゃいましたが、結局そういう方からはその後の連絡は無いです
また、対面orオンラインでのお話しを嫌う方がいらっしゃいましたが、やはり信頼関係を築くには会話してコミュニケーションが取れる方じゃないと納得出来る商品が出来ないと感じています。
まったくアパレル知識の無い方にも、手取り足取り分かりやすい説明に時間をかけてます(修行中ですが)。生意気かもしれませんが、私の助言・提案を参考にして、ご納得いただける方と取引していきたいです。

3.もっと多くのお客様の獲得

この1年で少しずつ、同じ立ち位置で一緒に知恵を出しながらモノづくりが出来るお客様と出会う事ができました。
しかし、日本からの仕事の発注数量、売上金額とも工場キャパを埋めるまでにはまだ遠いです。もっともっとブランドやってるお客様とお付き合いできるようにならないといけません。この1年の経験を生かして、興味を持ってもらえる内容の発信と、少人数でより効率よく生産できるような体制にしていきたいです。小ロットでも定期的に生産依頼していただけるよう、分かり合えるお客様をもっと増やしていく事にチカラを入れていきます。

最後に

アパレル冬の時代はまだ続きそうです。商売の形態も、販売方法が昔と大きく変わってきています。時代の変わり目かもしれないし、チャンスかもしれません。その中でこれまでと変わらないやり方で生き残っていくことは難しいと思っています。
自分のブランドを作って夢を叶えようとしている人、ブランド作る為にアルバイトして頑張って資金を貯めている人、服作りの方法が分からなくて困っている方々がまだ日本にいっぱいいると信じて、これからも挑戦し続けますね！
宣言から1年、アッという間に過ぎました。ボケッとしてるとまた直ぐ1年経っちゃいます。出来る事をドンドンやって行かないとです！
1年後もお楽しみに〜！

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