2022 プロスペクト紹介② CB編
間に合いませんでした()。Ravensの今年の補強の大本命ポジションその2。CINのChase、Higgins、Boyd、PITのClaypool、Diontae Johnson。にっくき彼奴らをシャットダウンし、あわよくばINTを奪えるようなCBが欲しい。EDGEと違ってそこまで層は厚くなさそうなので、どのタイミングで取るのかが鍵となりそうなポジションのプロスペクト紹介です。
(略称:HT=身長、WT=体重、Arm=腕長、40yd=40yd走、3C=3 Cone drill、BP=100kg Bench Press, (p)=Pro Day Result)
トレードアップ〜スリップ待ち指名候補
・Ahmad "Sauce" Gardner, Cincinnati
HT 190cm, WT 86kg, Arm 85cm, 40yd 4.41, 3C /, BP /,
6歳の頃からアメフトを始め、高校ではWRとCBでプレーし、4年生次には州のファーストチームに選ばれた。3スター選手だったが細身だったため強豪からは声が掛からず、Group of 5のCincinnati大に入学。入学後は1年次から先発として出場し、強力な3年次にはGroup of 5初のプレーオフ出場、Cincinnati大初となる過半数以上の賛成でのAll-American選出となった。
・長所:長身でフットワークの軽いアスリート、滑らかな方向転換能力と優れたトップスピード、通算9 INTのボールスキル、ムードメーカー
・短所:対戦相手のレベルが低い、線が細い、タックルが不安定、反則が少し多め
・Derek Stingley Jr. LSU
HT 183cm, WT 86kg, Arm 78cm, 40yd 4.44(p), 3C 6.98(p), BP /,
5歳からフラッグを始めた生粋のフットボールボーイ。幼いころからCBとして優秀な成績を修め、4年生次にはU.S. Army All-AmericanとLouisiana Gatorade Player of the Yearに選ばれた。LSU入学後、現CINのJoe Burrowとともに全米優勝を果たした2019年シーズンでは21 PD, 6 INTでSECをリードし、過半数以上の賛成でAll-Americanに選出された。しかしその後2年間は怪我に泣かされ、通算での成績は2 FF, 26 PD, 6 INTで終わった。
・長所:恵まれた体格と身体能力、DBに必要な反射神経・スピード・方向転換能力を兼ね備える、1年生次に見せた現役NFL選手に劣らないレベルでのカバースキル、優れたリーダーシップ
・短所:若干ゾーンカバーが下手、過去2年の怪我歴から耐久性に疑問、内向的な性格
BPA指名候補
・Trent Mcduffie, Washington
HT 180cm, WT 88kg, Arm 75cm, 40yd 4.44, 3C /, BP 15(p),
6歳からフットボールを始め、高校までは主にRBとしてプレー。高校からCBに転向し4年次にはAll-Stateのセカンドチームに選出、陸上でも優秀な成績を残し州の100m リレー選手に選ばれた。4スター選手として多くの強豪校から奨学金のオファーを貰ったが、近年のDBの育成実績からWashingt大を選択した。1年生次から先発として活躍し、3年間の通算で5.5 TFL, 3FF, 10 PD, 2 INTの成績を残した。
・長所:平均以上の身体能力、粘り強いカバー、フィールドとプレーを読む能力が高い、クロージングスピードが速く優秀なランサポーターでもある、グッドタックラー、スペシャルチームも経験してる
・短所:体格的には恵まれたほうでは無く身体能力的な成長は見込めない、INTなど派手な成績を残すタイプではない、ルートに簡単に出してしまう時がある
・Andrew Booth Jr. Clemson
HT 184cm, WT 88kg, Arm 80cm, 40yd /, 3C /, BP /,
少年時代はQBとしてプレーし、高校からCBとWRを始めた。高校4年次にはキャプテンを務め、Under Armour All-Americaに選ばれた。5スター選手としてClemsonに入学後は徐々に成績を伸ばしていき、先発を勝ち取った昨シーズンは8 PD, 3INTと才能が開花、First Team All-ACCに選ばれた。
・長所:ビッグプレーメーカー、ボディコントロールが上手くホールディングなどの反則が少ない、正確にボールの落下地点に入り込める、プレーの嗅覚が鋭い、ブロックを外しオープンフィールドでのタックラーになれる、エネルギッシュで負けず嫌い
・短所:ゾーンカバーが苦手、タックルミスが多い、性格が裏目に出て相手と喧嘩することがある(退場歴あり)、怪我歴と複数回の手術、コンバイン・プロデイ共に欠席したので基礎的な身体能力がわからない
トレードダウン〜2巡上位候補
・Kaiir Elam, Florida
HT 187cm, WT 86kg, Arm 78cm, 40yd 4.39, 3C 7.15(p), BP 10(p),
父、叔父ともにNFLプレーヤーのアメフトエリート家系に生まれたが、中学まではアメフト以外のスポーツをやっていた。アメフトを始めてからはめきめきと頭角を現し、WRとCBで大活躍した。高校卒業後は4スター選手として地元のFlorida大に進学し1年次から活躍するが、以降は少し伸び悩んだ。
・長所:理想的な体格で運動能力の高いアスリート、フィジカルが強くプレスカバレッジでも体がブレない、ランサポートに積極的
・短所:止め方が身体能力頼り、ホールディングとDPIが多い、1年からスキルが伸びていない、血筋(BALファンのみ)
・Kyler Gordon, Washington
HT 181cm, WT 88kg, Arm 79cm, 40yd 4.52, 3C 6.67(p), BP 20(p),
幼少期はダンスと格闘技にハマってた。高校ではWRとCBでプレーし、1年生次から攻守で活躍し続けた。4年次には二つのポジションでAll-Stateに選ばれ、4スター選手としてWashington大に入学。19年にMcduffieに先発を奪われたが、21年にはPD(9)とINT(2)でチームをリードしFirst Team All-Pac 12に選出。
・長所:CBとして典型的な体格と平均以上の運動能力、優秀なバーストと切り返し、ランサポートが良い、スペシャルチーマーとしても優秀、反則が少ない、耐久性が高い
・短所:ボールへの嗅覚はまだ未熟、考え過ぎて動けなくなる時がある、基礎のスキルがまだ少し未熟、経験値が低く判断がまだ良くない
2巡以降
余裕あれば明日以降
まとめ
私個人はフロント7信者なので1巡でEDGEを取って欲しいが、層の厚さを考慮すると1巡はCBな気もする。順当に指名された場合現実的な選択肢は恐らくMcduffieかBoothのどちらかだと思うが、どの年を重要とみるかで選択肢が変わると考える。Petersが復帰すると仮定し今年に重点を置く場合、先発のいないスロットCBを埋めるためにMcduffieを取ると思うがその後アウトサイドCBを任せられるのか怪しい部分がある。Petersが復帰できないor Petersがいない来年以降に重点を置く場合、アウトサイドを守れるBoothを獲得する可能性が高いが、怪我歴が非常に不安。個人的にはMcduffieの方が天井は高くないものの、頭脳で勝負できるタイプの方が長生きできるので、Mcduffieに一票入れたい。
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