![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/137940752/rectangle_large_type_2_bef52a17e01280392c814d989819852b.jpeg?width=1200)
THE SECONDで一般審査員になった話
2024.04.20(土)フジテレビで行われた、芸歴16年以上の漫才賞レース「THE SECOND」のノックアウトステージ16→8の観覧に行ってきました。
募集アンケート
遡ること一ヶ月前、前試合となる32→16を配信で鑑賞したところ、16→8の観覧募集が始まる案内があった。間違いなく見に行きたいけど、有名な芸人さんしか出ないから競争率激しいんだろうな、でもダメ元でも申し込んで見るかと、後日大会ホームページから募集アンケートを送った。
アンケートで印象に残ったのは、今年見たお笑い番組を選ぶ枠があり、そこには沢山他局のお笑い番組まで記載されていたこと。あと、好きな芸人さん3組を記載する欄があったこと。たくさん好きな芸人がいますが、THESECONDに出ている芸人さんは、あえて外したのは覚えている。
そして10日ほど前、1通のメールが。
![](https://assets.st-note.com/img/1713709753105-4Ax5u0WW51.jpg?width=1200)
ギャー!!!当たっとるがなー!!!
その日から、もう気持ちは完全にTHE SECOND。とにかく風邪とか引かないように体調を整えて、無事に当日を迎えた。
当日
集合時間は15:30。でも電車の遅延で遅刻はしたくなかったし、フジテレビ周辺は観光地だから早く着いても散歩しても良いだろうと、到着したのは14:00。ただ暑かったこともあり疲れてもいけないので、そこから歩いたのは30分くらいで、ほとんど近くのベンチに座っていた。
そして集合時間を迎えた。
ゾロゾロと集まり、集合時間別にグループに分けられた。程なくして受付が始まり、整理券が渡された。
思ってるよりも番号が若い……。
スタッフの方から声かけが。
「その整理券が席番号となりますので….」
当然1番から前に座るだろう。審査員は100人。ここで審査員をするのだと自覚する事になる。
局内に入るまでに時間があったが、その間スタッフの方から、適宜審査へのアナウンスがあった。
「以前見たネタとは比較せずに、今日のネタだけで点数決めてください。」
「コメントをしてもらう場面があります。芸人さんも人生を賭けて挑んでいます。なんとなくで点数を決めないでください。」
「全部3点3点になっても良いです。2点2点になっても良いです。ただくれぐれも、点数を付けた理由を考えておいてください。」
「でも、ネタ中はぜひ大いに笑ってください!」
以上、私が明確に覚えているスタッフさんからの声かけでした。自然と緊張が高まる。が、何よりお笑いへのリスペクトが素晴らしい。
局内・スタジオへの移動が始まった。
道中に、笑っていいとも!のセンターにあった看板が間近に見えたのは、かなり感動した。
スタジオに到着。
ステージが近い!
シンプルな丸椅子に点数ボタンが置かれている。緊張。
そして、ある演出により、改めてネタに点数を付けることの意味を深く考える。
スタジオ内には、BGMにTHE YELLOW MONKEYの「バラ色の日々」が流れる。そうだTHE SECONDに来たのだ。
程なくして前説が始まった。ワラバランスのお二人。「イメージダイブ」のイメージが強いので、2人でスーツ着て前節をされてるのはとても新鮮だった。
「私たちのこと知ってるという方は、手を上げてもらえますかー?」
ほぼほぼ手が上がる審査員席。
「あなた達変態ですか??」
爆笑。でも、皆そりゃそうだよなという安心感が全体に生まれた気がする。
そして、テスト審査として、ピン芸人のイチキップリンさんのネタが始まった。
ネタの内容には触れないが、僕は好きだった。300点中、212点だったけど。あくまでテスト審査という事で。中休み後のワラバランスさんのトークで分かったことだが、ネタ後にステージ裏でスタッフさんに落ち込んでいた所を慰められていたらしい。
本番開始
スタジオが色とりどりの照明で綺麗に照らされて、いよいよ本番開始となった。ギャロップのお二人と、小室アナウンサーの3人がステージに。林さんと毛利さんの掛け合いがたまらん。楽しんでいたらそうこうしない内にネタが始まった。正直ネタの内容はうろ覚えのところが多いから、そこまで触れないが、簡単に。
ダブルアートvsタモンズ
ダブルアートさんは「結婚式にいる酔っ払いの対応」、タモンズさんは「お互いの誕生日プレゼント」。
どちらも本当に面白かった。初っ端からこんな笑えるとは思っていなかったので自分でもビックリした。タモンズの点数が出た時の、阿部さんの反応が素直過ぎて笑った。
ハンジロウvsリニア
ハンジロウは「元嫁コンカフェ」、リニアは「写真集発売」。東京のライブシーンでお互い腕を磨いた2組と認識している。僕にはハンジロウの「少々お待ちください…」のくだりがハマった。結果が出た後の2組の涙には、めっちゃ感動して、少しもらい泣きした。
囲碁将棋vsタイムマシーン3号
囲碁将棋は「○Xクイズ」、タイムマシーン3号は「一昨日の食事」。正直、この対戦が楽しみで仕方なかった。どちらもめちゃくちゃ面白かった。審査員の方がコメントでもおっしゃっていたが、タイムマシーン3号の関さんが口に含んだものしか言ってないのに、状況が伝わってくるの本当面白かった。
マシンガンズvsガクテンソク
マシンガンズはネタに題名をつけられない。笑 いつものマシンガンズ。スタジオ全体を動かしていく感じ。そして、あんな間近で「そんな訳ねえだろ!」ジャンプが見れて幸せでした。
そして、ガクテンソク。マシンガンズからの受けもありつつ、「吾輩の辞書がない」は、笑いすぎて顎外れると思った。奥田さんの「漢字の組み合わせに意味なんてないねん。波と女でばばあやぞ。」にも、またやられた。結果、史上最高得点。分かる。そして、マシンガンズさんへのコメントで、ミスターTHE SECONDとおっしゃった方には、その通り過ぎて心の中で拍手した。
終演
フジテレビに着いてから約5時間。夢のような時間はあっという間に過ぎた。急遽、審査員を務めさせていただき、心底笑わせてもらったけど、こんなに考えたお笑いは今まで経験が無かった。それも含めて、貴重な時間だった。何よりこの大会を支えるスタッフの方のお笑いへの愛がすごい。だから、それに応えられるように、コメントを振られた時の準備を心がけた。今回コメントを言うことは無かったけども、普段からこの位の熱量でお笑いを見ても良いのかもしれない。
スタジオから外に出ると、すっかり暗くなっていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1713716045118-ARDU8kuHfC.jpg?width=1200)
グランプリファイナルの観覧…、もちろん応募するし、また当たると良いな…。見届けたい。その時にはもっと落ち着いて見れるように、椅子用の小さなクッションを買っていこう。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
それでは、また!