青の話
好きな色はと訊かれれば黒か青と答えてきました。しかし月日が流れればどの色にも趣深さを感じてきて、調べてみれば青にも赤にも黒にだって種類は豊富にあったのです。細分化された色の名前を私はてんで知ろうともしてこなかったのだなぁとこの度思った次第でした。
つい先日、ふと気になった【コバルトブルー】。
何気なく聞いていた曲の、右耳から左耳へただ通りすぎなかった歌詞が気になり調べた結果、それはコバルトブルーがテーマの曲のようでした。そして調べてみればコバルトブルーという色はどうにもその曲調や歌詞にぴたりとハマるように思いました。アーティストさんの感性に感服した瞬間です。
それはそれとして。名前としては知っていたコバルトブルーですが、改めて調べてみるとなかなかに化学の話となっており思わず後ずさりたくなる気持ちになってしまいました。お恥ずかしや。コバルトが元素だなんて学生時代に知ったきり、記憶の彼方にすっかりふき飛ばされていました。
そこで私が思ったのは、他の色の説明はどのようなものなのかということ。意図的に作り出せるものは全て化学の分野であるように思えるので、それは今度改めて色々見ていきたいです。花言葉のように色にも言葉が付随し、誕生日ごとの色もあるようなのでそれらもまた追々と。
そして話は戻りコバルトブルーの話です。
その色はパッと見たところ海の中という感じでしたが、よくよく見てみると雲一つない青空のようにも見えてきました。つまみ食いレベルの検索結果によれば海の表現としても使い、また日本語では空色と呼ぶようなのでどちらも間違ってはいないのでしょう。
私はもっと濃くてパッキリしていて軽く叩けば割れてしまいそうな青が好きなのですが、こういった青も全く悪くないと思います。吸い込まれそうというよりは沈みこむような色、というのが私のコバルトブルーの印象です。
今回は色の感想となりましたが、ひとまずは以上です。
それでは。