感想|世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する
『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』のアニメを観終えました。
こちら原作はライトノベルとのことですが残念ながら存じ上げない作品でした。アニメの方はまずビジュアルが好みだったことから観始めたように思います。そしてOPで一気に引き込まれました。とてもスタイリッシュで曲、映像共に何度見ても飽きない内容です。特に好きなのはサビ前の皆の綺麗な笑みでしょうか。ずっと殺伐としていたのでより印象深く感じます。
作品自体も、舞台は異世界でも戦う術が魔法オンリーではなく鍛え上げた肉体と頭脳な点が好ましいと思いました。そして道具ではなくあくまで一人の人間として生きようとするルーグの泥臭さというか、人間らしさも良かったです。タルトとマーハ、ディアとの関係性も良かったし各々の関係が良好なのも嬉しかったです。
物語の終盤、タルトの献身と涙にはこちらも涙腺を刺激されました。そしてルーグとディアのキスシーンはあまりに綺麗すぎました。最高のエンディングだなとスタンディングオベーションな夜明けです。惚れた女の為に信念を曲げる父と子……血という意味でしか繋がりの無い二人でも共に過ごしてきた時間や環境、立場が二人を似た者同士にしたのかななどと思いました。そしてルーグとディアの約束……幼馴染みが好きな身としてはとても良い物語を見せてもらったなという感じでした。また、そこを抜きにしても熱い内容だったと思うし、原作を読んでみたい気持ちにもなりました。最後の本物の勇者?が本当に綺麗で可愛らしい子で驚いたのでそこも含め今後が気になっています。
それと蛇足なのですが。女神のちゃらけた態度とかはこういう系統の作品あるあるという感じで不満だったのですが話が進むにつれシリアスになっていったのは素直に嬉しかったです。
感想は以上となります。
それでは。