アバード 第一章 1話
ベアンド家誕生
これは、この地球からはるか遠く離れた誰も知らない惑星のとある王国のお話である。
そこは、その惑星で約300億年の歴史と最強の王国を誇る。その名は「アバード大王国」という国である。
この惑星には、不思議な力がある。その力は、大きく三つに分類され「マジック」「エーテル」「ポサング」となる。
アバードでよく使われる能力は、「ポサング」である。だが、大昔にはその力が一部の人間にしかなくその能力を持つ者は魔術師と呼ばれた。当時、ドリンバス家、ストワリン家、ライトニング家という魔術師がいた。
彼らの子孫が現在のアバードの民ということである。そんなアバードの頂点に立つ一家がライトニング家の末裔、
ベアンド家なのです。
そして時は、アバード大王国革命期、通称「べアンドポリティックス」
『これからは、我々べアンド一家がこの国を創り上げていく事ここに誓います』
と新たな王は宣言した。
『王様、これからどのようなことをされるのですか?』
と執事は王に問うた。
『それは、フィックスに聞いてくれ』
と王は言って王室を出て行った。
『第24代目 国王 べアンド/ハビス・ステア』
『まだ、20代ですよ』
『ロン様に似ていますね』
『そりゃあ、息子なんだから』
と執事たちは静かに話していた。
その日の夜、ステアが家に戻ると
『兄貴!今日はパーティーだよ!』
と青年が言いながら来た。
『フィックス。お前、新法律思いついたのか?』
とステアは冷静に言った。
『まあ、ある程度は』
といい流してパーティーを楽しんだ。
次の日、フィックスはベランダに出て
『今日も、いい風だなぁ。』
とつぶやくと、一通のメールが届く。
『じゃあ、行くか。』
俺は、この国を守り、国民をサポートしていくことが仕事だ。
ここでは、「閣主」と呼ばれている。地球でいう大統領といったところだろうか。
おっと、、、すまない。
軽い自己紹介をしよう。
俺の名前は、べアンド/キルダ・フィックスだ。
俺には、8人の兄弟がいる。
それの一番下だ。
もっといろんなことを紹介したいのだが仕事があるから。
また後で、、、。
『おはよう』
と言って、政府の閣主室に向かった。
『おはようございます。』
と政府の職員は反応した。
『兄貴は?』
と職員に聞くと
『第二王様はもう天空城に行かれましたよ。』
と言った
『そう。じゃ、行ってくる。』
『はい』
『兄貴は毎日速ぇな』
と言い、王室に向かった。
『おは!』
とフィックスは元気に言った。
『おはよう、フィックス。』
『メールの件だが。』
『最近、カルテナ王国が戦いを吹っ掛けようとしている』
『そこでだな。フィックス、俺らの神器を集めたい』
とステアはフィックスに言った。
『なるほど。分かった』
と言い、俺は閣主室に行った。
では、落ち着いたところで先ほどの続きを話そう。
まず、我らベアンド家は数億年前から王族だったのだが我らの父べアンド/ハビス・ロンが戦死して、
我ら兄弟は、敵国に5年ほど捕虜にされていた。
一方アバード大王国では、国家が崩壊して今までのすべての平和は消えた。
その消えた平和を取り戻すために我らべアンド兄弟が再度王の座に就いたのである。
じゃあ、兄弟を紹介しよう。
ベアンド家は現在は9人の兄弟だけで生活している。
長男のべアンド/ハビス・ステアは責任感が強く、とても優しい。
次男のべアンド/ロム・ヒルとべアンド/ロム・シムは、シンクロ率200%の双子、ステアのサポート役。
三男のべアンド/ファイム・エルンは、ベアンド兄弟の武力担当で冷静だ。
長女のべアンド/アルゲル・リムは、ベアンド病院の副院長で母親のような存在。
次女のべアンド/ジル・エマは、ベアンド病院の院長で甘えん坊だがプライドが強く、積極的だ。
四男のべアンド/ティムリル・ヴァンは、慎重で正確な判断力の持ち主。
五男のべアンド/テタール・テトーは、アバード大王国の政主を務め、俺の双子の弟だ。
最後に俺、べアンド/キルダ・フィックスは、正義感が強く寛大な心の持ち主だ。(自分でいうのも恥ずかしいけど)
これが、ベアンド兄弟だ。
ついでに、「神器」について説明させてもらいたい。
まず、我らは「ポサング」と言われる能力を持っている。これは、武器に宿る特殊な力のことだ。
この力、いや、能力は全員が持っている。
だが、ある一部の人のみが持つ自然から授かった「天才」という能力がある。これは、選ばれしものに与えられる力とされている。
天才は、真力、神力、神力全開、マジックオーバーという段階があり、神力全開、マジックオーバーを引き出すためには、神器と言われた能力に適応した武器や道具が必要になる。
この神器は全部で10個あるらしい。
これ以上は、神話になってしまうのでやめておこう、ちなみに名前の真ん中に入っているのは、ポサングの名称なのだ。
今日からこのようにお話を投稿していきます。
次回、ステア君の過去に迫ります。
それでは、お楽しみに!!
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