![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/162087774/rectangle_large_type_2_1f96e3bb7c6d847f48e96543acd2ba88.png?width=1200)
アバード 第2章 1話「エルンの生涯」
時代を行ったり来たりしてしまい申し訳ない。
俺の名前は、ベアンド/ファイム・エルンだ。
この二章では、俺とシムヒルについて話していきたい。いいかな?
まぁ、聞いたところで返事は帰ってこないか。
じゃあ、話をしていこう。
まずは、俺の能力について話すか。俺の能力は、簡単に言えば、炎だ。
俺の生来能力は、ファイマー。つまり、火を操るっていうやつだ。そして、俺の使う武器は炎でまとわれた刀だ。この刀、鞘がなくてな。俺の手に、炎の円を作って、その中から刀を出す。そんな感じだ。それ以外にも炎で銃とか作ってる。でも基本的に、俺は、蹴り技のみで闘う。
昔は、この能力に悩まされたよ。なんていったて、俺は炎を制御できなくて突然、手から炎が出てきたりして大変だった。これを止めれるのは、ステアしかいない。父さんにも止められないらしいんだ。
つぎは、俺がヒィーチークゥードゥという武術に出会った時の話をしよう。これは、俺が小学9年生の時
『ステア、これからどうする?』
『父さんも母さんたちもいないぞ。』
『そうだよ、俺たち四人がべアンド家を引っ張っていかないとだよ。』
とエルン、ヒル、シムは言った。
あの戦争で俺達兄弟は、父母を失っていた。
『まぁ、一旦俺達4人がどうにかしない限りどうにもならない』
というステアの言葉を聞いて思ったんだ。
”戦える手段”がほしいと
『ステア、父さんの書斎に行ってもいいか?』
『あぁ、いいぞ』
『ありがとう』
俺は、父さんの書斎に行ってとあるのもを探したかった。
それは、”アバード式戦闘術”について書いてある本だ。
これは、もともとアバードにあった格闘技や武器術をかき集めて父さんが作った戦闘術のことだ。あの戦争にも使われたらしい、
『これか?』
(ABARD式戦闘術”HYTICOMDHU”)
『ヒャーチーコンドゥー?』
『そんな名前があったのか。どれどれ?』
『この術は、8つの術に分類されているのか』
『剣術・棒術・弓術・銃術・柔術・拳術・蹴術・八合術』
剣術、それは、剣の扱いを知り剣を体とする術
棒術、それは、棒、薙刀の扱いを知り、間合いを取れる術
弓術、それは、弓の特性を活かして、矢を生かす術
銃術、それは、すべての基礎であり、銃撃戦を回避することにも使える術
柔術、それは、自らの身体の使い方を学び、接近戦に応用させいく術
拳術、それは、拳に秘められし力を知る術
蹴術、それは、蹴りに秘められし力を知る術
八合術、それは、人間を超えるための術
『八合術、これを身につければいいか、』
そして、俺は修行を始めた。
最初は、見た目だけで本に書いてあるように出来ていなかったが、身体の使い方がわかってきて”その”意味が解った。
『この武術は、身体の構造を完全に理解している』
1ミリの動きが大きな威力に変わる、小指1本で大柄のマッチョを倒せる、これがヒャーチーコンドゥ。
『段々、身についてきたな』
俺は、どんどんアクロバティックな技をおぼえていった。
ある日、俺は、前々から試したかったことを試した。
『よし!アレをやってみるか!
俺のヒャーチーコンドゥで身に着けた蹴り技に俺の炎の能力を上乗せして火力を上げる。』
俺は、自分の右足に炎を集中させ、思いっきり木に一発、蹴りを入れた。
すると、木は真っ二つに折れた。
『うわ!すげ~!これは使えるな。』
こうして、俺は武器なしで闘えるようになった。
中学2年生時、俺は建築学に興味を持った。俺は個人的に製図のやり方を学んでいた。
工業高校に入学してすぐ1級国家建築士という建築系の資格で最も難易度の高い資格を取得した。
この高校では、別校舎で医学を専門としている高校だったから、エマとリムも在籍していた。
高校3年の時、エマが入学してきたエマは、学校で人気が高くみんな口をそろえて『エマちゃんは、かわいいし、頭もいい』という。
そんなこともあって、エマは、ヤンチャな男子に絡まれることが多かった。
『ねぇ、エマちゃん俺と遊ぼうよ』
と男子生徒が言う、すると、
『あんた!エマから!離れなさい!』
リムが持ち前の棒術で退治する。
だが、段々、人数が多くなっていくと逆にリムも絡まれる。
そのたびに俺は、輩の首にとんでもない一撃を食らわせてた。
『君ら二人して、かわいいねぇ~』
『きもい!近づくな!』
とリムが叫けべばすぐにわかる
『またか、、チッ』
俺は輩の背後にまわる
『おい!俺の妹に手を出すな!』
『あぁ!?なんだてめぇ』
『はぁ~話の通じねぇ奴らだ、』
タッ
『はっ!?消えたぞ!』
ドスッと鈍い音とともに一瞬で6人中5人が倒れた。
『何ッ?!何が起きたんだッ?!』
サッ
『俺がやったんだ』
『お前誰だ?!誰なんだよ?!』
『ここまでして俺が誰かわからないのか?』
と俺は鼻で笑った。
『あたしらのお兄ちゃんよ、エル兄』
とリムが呆れたように言った。
『お前がこの子達の兄貴なのか?!』
『そうだよ』
『なんだ。雑魚じゃねぇか!ww』
『べアンド、、』
と言った瞬間、そいつは怖気ついてその場に倒れ込んだ。
『ベ、べアンド!!!?』
『帰るぞ!エマ、リム』
こんな感じの日々が高校最後の1年間続いたわけだ。
そして、今ではべアンド建設社を営んでいる。
今回の話はどうでしたか?
次回、ヒルとシムに隠された秘密とは?!
それでは、お楽しみに!!
Xのフォロー、YouTubeのチャンネル登録よろしくお願いします!!