東京えんじにあ日記♯何着て生きていく?
21歳くらい、好きな男の人がいた。
彼はオシャレだったから、
わたしも少しでも近付きたくて、
twitterのファッションプレスをフォローしたり、
ハイブランドとかドメスティックブランドを勉強した。
とてもじゃないけど買えなかったけど。
というか、知識としてハイブランドも、挑戦的なドメスティックブランドは大好きだったけど、
必要ないなってかんじ。
札幌の、有名なセレクトショップを回った。
ほどんど数回も行かなかった。
だって高いし、好みじゃない!
冬の、貯めたアルバイト代でコートがほしかった。
おしゃれで、好きな人に褒めてもらえるような。
前から気になっていたお店があった、
Shinzone
札幌には数少ない路面店で、
道から見える店内がとっってもおしゃれだった。
結局コートは買わなかったけど、
その後の大学生活、
アルバイト代貯めては、洋服を買いに行った。
社会人2年目になるいま、Shinzoneをポンと買うお金がある。
ありがとうプラントエンジニアリング、
結構貰えて嬉しいです。
でも、あの雪の日にドキドキしてドアを開けたときみたいな、ときめきがない。
フィッティングルームでこそこそ金額をみて、
よし、買える!ってなるあのときの気持ちは何処?
エルメスとかセリーヌ、
マルジェラとかに行けば、
あの頃の気持ちを思い出せるのだろうか?
そこまでのお金はないから、
当時欲しくても諦めたShinzoneの洋服たちを
メルカリで夜な夜な買い漁る日々。
着たい服がない。
はじめてのShinzoneの洋服たち