チェンソーマンに出てくるサメの魔人 ビームくん
三日前にチェンソーマンを全巻買った。
前から気になっていた漫画だったのであっという間に読破して、結局電子版ジャンプで最新話まで追いついてしまった。
話もキャラクターも好みだったのだが、その中でも気になったのが『サメの魔人 ビーム』くんである。
チェンソーマンの世界観については説明出来ないので是非コミックスで確認して欲しい。
https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156650024834
『チェンソーマン』は、藤本タツキによる日本の漫画。『週刊少年ジャンプ』にて2019年1号より連載中。
[https://ja.m.wikipedia.org/wiki/チェンソーマン
](https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3)
チェンソーマンは血が多く飛び交う内容なのだが、その中でもビームくんは癒しだ。読み進める度に「ビームくんかわいい…」という気持ちでいっぱいになる。
Twitterにも同志がいるはず!と私は早速「ビームくん かわいい」「チェンソーマン ビーム」で検索した。すると出るわ出るわ、ビームくんが可愛いと思っている人間の呟き。やっぱりな!とニコニコしたのも束の間、ビームくんのどこがどう可愛いかを説明している呟きはあまりないことに気づいた。ネットも検索してみたが、ビームくんのかわいさについて言及している記事はほぼなかった。
ならば私が書くしかない、ビームくんがどれだけ可愛い魔人なのかを、とすぐさまnoteのアプリを取得した次第である。
ネタバレはあると思うので、読む人はそれを踏まえて読み進めて欲しい。
まず、ビームくんの初登場シーン
ゾンビ!ゾンビ!と興奮する謎の物体が彼である。
出典:集英社 藤本タツキ チェンソーマン4巻 第34話
キャキャキャ食い放題〜!
とゾンビを前にしてすたみ●太郎の食い放題に来た高校生のような反応するビームくん。ちなみに悪魔は血が大好き。結構良い身体をしている。
ちなみに魔人は人の死体を乗っ取った悪魔。
魔人の人格は基本的に悪魔だが、『暴力の魔人』のように人間だった記憶がある奴もいる。ビームくんは完全に前者。短い時間なら完全な悪魔になれる。壁の中や地面も泳げる。
このビジュアルだけでは全く好きにはならないのだが、ビームくんが可愛くなってくるのはこれ以降である。
次に出てきたのは5巻の39話。
血を抜く為にデンジ(主人公)のバディをしばらく離れることになったパワーに代わり、やってきたのがビームくんだった。
出典:集英社 藤本タツキ チェンソーマン5巻 39話
一コマ目に涎を垂らしてデンジに飛びつくビームくん。会えた嬉しさで顔を赤らめているのがおわかりいただけるだろうか。
普段は会話も出来ないほど凶暴なビームくんが何故こんなにデンジ(チェンソー様)を慕うのかはマキマも知らない(とすっとぼけているが、マキマは知っていると思う)。
出典:集英社 藤本タツキ チェンソーマン3巻 20話
3巻であった伏さんとアキの会話に出てきた『伏さんトコの魔人』がビームくん…?(早川さんの所〜の魔人はパワーのことだし)
魔人は理性が効かない奴が多いらしいが、理性がある奴はデビルハンターとして人間と働いている。逆らえば即死刑。
ビームくんがいつも所属しているのは伏さんの班なのか、マキマ直属なのかはわからない。ビームくんはチェンソーマン(デンジ)とマキマだけ様をつける。デンジに対しては崇拝のような気持ちから様付けしているが、マキマに対しては恐怖を感じている様にもうかがえる。結局ボムガールが来たので、アキはそれ以上ビームから何も聞けていない。
出典:集英社 藤本タツキ チェンソーマン6巻 45話
ちなみに7巻59話ではマキマから直接命令を受けてデンジの元へと駆けつけている。
大好きなデンジを助ける役目を受けて満面の笑み。とっても可愛い。
ビームくんには謎が多い。
どうして初対面からチェンソー様と呼んで崇拝しているのか、マキマと何を約束したのか、誰に作られた魔人なのか、はたまた元からいる魔人なのか。
悪魔や魔人達は地獄のことは覚えていない。だが、地獄で死ぬ直前に聞いた音は覚えている。その音はチェンソーのエンジンの吹かした音。
悪魔達はチェンソーマンの心臓を欲しがっている。あの銃の悪魔でさえも。3巻に出てきた『永遠』の悪魔は今のデンジの姿を見て「昔より弱くなってる!!哀れ!!チェンソー!!」と叫んでいる。悪魔達から恨まれているようなチェンソーの悪魔。精神世界でのポチタの一人称が「私」だったり、あのワンと吠える愛くるしいキャラクターに合わない丁寧な喋り方。『本当のチェンソーの悪魔』とは一体?そして、その悪魔を崇拝、心酔しているビームくん。ビームくんは過去の記憶がある、というのを示唆しているのが次のシーン。
出典:集英社 藤本タツキ チェンソーマン6巻 49話
天使の悪魔に言われ「話せる事」を話したビームくん。多分他にも知っているが、マキマに口止めされているのかもしれない。ギリギリ話せる範囲でチェンソーマンのことを話すビームくん。冷や汗が出ている。
出典:集英社 藤本タツキ チェンソーマン6巻 49話
チギャウ……チギャウ……
いつもチェンソー様肯定マンのビームくんが「違う」と言いたくなるくらいバカなデンジ。学がないからしょうがない。
だがその数秒後にはすぐ肯定してくれる、チェンソー様大好きっ子のビームくん。
正解!!正解!!正解!!正解!!
この辺りからビームくんが段々可愛く見えてくる。凄く犬っぽい。ご主人様を守るぞ!というワンコみたいな。サメだが。
ボムガール編のビームくんは献身的。すぐにダッシュして爆破されながらもデンジを抱えて逃げてくれる。
デンジ達が所属している公安は生け捕りにした悪魔がぶち込まれている牢が地下にある。魔人は死体に悪魔を乗っ取らせれば完成する。
マキマは仲間の死体を回収してデビルハンター用の魔人を作っている…?ビームくんや暴力の魔人のガタイがやけにいいのは、公安で殉職した奴の死体を使っているからだろうか。
残念ながらビームくんは最新刊の8巻で闇の悪魔に殺されてしまった。泣くわ。
全員がここで死ぬ、そんな極限状態の中、ビームくんは最後の力を振り絞るようにデンジのスターターを引いた。
「チェンソー様……どうか蘇って…オレ達の願いを……」
ビームくんが言っている「オレ達」とは一体?ビームくんはチェンソーの悪魔に何を願ったのか?そんな謎を残したまま、ビームくんは次の瞬間首と胴体を切断されて死んでしまった。
ビ……ビーム〜〜〜〜ッッ!!!!(泣)
デンジがビームのビの字も出してくれなかったので個人的に叫んだ。描かれてはいなかったが、ビームが目の前で死んだことを少しは寂しく思っていて欲しい…(願)
そのあとマキマによって現世に戻ってきたデンジ達だったが、その中にビームくんはいなかった(泣)しかしマキマ、現世と地獄で離れているはずなのに、デンジ達がピンチなのをわかっている。(あの時折出てくるカエルを通じてか、プリンシを通じてなのかはわからない)
ギャワ!!じゃないんよ〜(ノブ)
これはボムガールからデンジを守ろうと必死なビームくんなのだが、ごめんちょっと笑っちゃった。だって怖くないんだもん…むしろかわいい。そしてボムガールによって見事な焼きサメに。すっげえ縮んじゃったよ。
助かったぜと言いながら踏んでいくデンジ。
「きゃ…き……」
それでも文句なんて言わないビームくん。
出典:集英社 藤本タツキ チェンソーマン5巻40話
キャキャ!水だ水だ!水だ!
はしゃぐビームくん、クソ可愛い。ひっそりしてなきゃダメなのに嬉しくて出てきてしまっている。「ア」って口に手をあてているのがまたかわいい。
バケモンめ!このバケモン!!
チェンソー様の言うことを繰り返すビームくん。「チェンソー様に触るな!!汚い!!」も良いですね。チェンソー様ガチ勢。
8巻ではドジッ子なビームくんもいます。堪らん。こんな可愛い子が同じ巻の中であっさり殺されていることに頭がおかしくなりそうです。
デンジが復活した時もこの満面の笑み。「すげえ!すごい!」「さすがチェンソー様!」こんなに自己肯定感高めてくれる子いる?ビームくん、パワーとポチタと同じでずっとデンジのそばにいて欲しかった……。
チェンソー様が大変な時に「浮いてる…すげぇ…」じゃないんよ〜。この後デンジの身体ボキボキにされるっていうのに…でもこんな時でも素直に感動するビームくんかわいい。
ビームくん、安らかに……。
可愛いビームくんは4巻から。デンジと絡んでいるのは5巻から。ガッツリ絡んでるのは6巻です。
他のキャラも魅力的で超超面白いチェンソーマン。一巻のちょっと試し読みもあるよ。是非。
https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156650024834