次回、なぜそこまでしてJ・ガイルは濡れまいとしたのかということを考える

 唐突にジョジョ三部の敵役J・ガイルの旦那が初登場時になんかあのー、雨がドーム状によけて通ってる感じの描写があったけどさ、あれどういうことなのか考えてみたんだよ。まずスタンド体を頭上に配して傘替わりにしたということではないと思う。あの情景はポルナレフの妹シェリーが見た光景である。非スタンド使いであるシェリー視点ならばハングドマンが上に覆いかぶさるだけでも似たような現象は起こせただろう。だが「似た」であって「そのもの」ではない。ハングドマンは人型スタンドであり、あんな綺麗なドームの形状になどなるはずがない。ゆえにあれはハングドマンがめっちゃ頑張って雨粒を弾いていたのだと思う。まず雨粒が落下する速度は時速25キロ。光速で動き回れるハングドマンにしてみればアクビが出るような速度である。そして直立不動でいる人間に、一般的な降雨量だと一秒で120粒程度の雨が当たると言われている。一秒に120粒。可能なのか? 可能かどうかは、ハングドマンが「潜り込んだ物体」に対して物理干渉を行えるかどうかにかかっていると思う。光を反射する物体に潜り込んだ際、映った物体を破壊すると現実世界でもその破壊が実体化する。だが、自分が潜り込んでいる鏡そのものを自分の意志で弾くことができるのかどうか。もしできるのならば、あの描写はハングドマンに可能と考えられる。

 時間切れ。

(高速で移動できるというのは、事実上無数の位置座標に同時に存在できると考えてほぼ間違いない。それならば、可能なのだ。光を反射する雨粒自体に干渉できるのならば)

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