続けるコト #アウトカム と #アウトプット - #LAPRAS
ジャーニーマン ( @beajourneyman ) です。老舗のSIerでプロジェクトマネージャ(PjM)兼システムエンジニアをしています。少し変わったキャリアで、プロダクトマネージャ(PdM)、マーケティング・広報を担当したコトがあります。
こちらは「アウトプット」をテーマにした [ #LAPRAS Fans Advent Calendar 2019 ] 15日目のエントリーです。
参加条件は、以下2点
・LAPRASにログインしたことがあること、しようと考えていること
・今年何かしらのアウトプットをした方
アドベントカレンダーにまだ少し空きがあります。ご興味あれば、この機会に #LAPRAS にログインして、アウトプットについて書いてみてはいかがでしょうか？(カレンダーオーナー曰く後追いOKとのコト)
アウトプットとアウトカム
普段、アウトカムを意識されていますか？ 辞書的な意味やネットの解説を添えず、当方なりの整理で軽く掘り下げます。途中、2つのコトバについてたびたび読み替え表現に揺れを持たせます。何れかのコトバが読み手の方にしっくりくる、肚落ちするコトを期待して。コトバを初めて聞いた方にもイメージがつくよう書きますが、気になる方は検索してみてください。アウトカムは外から「来る(come)」、アウトプットは外に「置く(put)」を紐解いて解説してくれているページがいくつかあります。
手段 ＝ アウトプット
成果 ＝ アウトカム
多くの方が経験している試験(学校受験でも資格試験でも)を例に取ると、アウトプットは勉強で、アウトカムが合格です。
アウトプットは、成果を得るプロセスでそこに到るために行う行動や振る舞いです。やればやるほど積み上がる経験であり、線のイメージです。
アウトカムは、成果・結果であり事実です。真実はいつもひとつ、ゼロかイチであり、数字で機械的に表現出来るケースも多いです。例えば点数や売上高など、線に対比として点のイメージです。
アウトカムは道標(みちしるべ)
アウトカムはそこにあるファクトです。表現や言語化が難しいアウトプットとは逆の性質を持っています。
例えば、買ってきたフォロワー10,000人も何年も掛けて獲得したフォロワー10,000人も結果だけ見れば同じです。また、たった1社で獲得した売上高10億も靴を何足も履き潰して数十者で積み上げた売上高10億も同様です(話題のヒラメ筋になれそうです)。行間を読み解かなくとも、背景を理解せずとも、結果は一意です。
「ビジネスは結果が全て」
エンジニアリングの世界では毛嫌いされるコトバかもしれませんが、ビジネスは霞を食べて生きている世界ではありません。事業責任者、セールス、マーケティング、広報、採用、エンジニア、様々なロールがありますが、追うべきは結果です。ビジネスとしてありたい姿はなんでしょうか？ 社会課題解決にチャレンジしているスタートアップであれば、社会実装されて顧客が課題から開放されている世界の実現ではないでしょうか？
またファクトは無慈悲です。言い換えれば血が通っている類のモノではありません。例えば「来期に今の10倍にする」だとします。実際に計算して、具体的な数字を見てみましょう。仮に売上でも構いません。売上目標10億円に対しての9億9,999万9千円は、大変惜しい数字ですが未達です。
もう1度いいます。点のイメージです。
アウトプットは歩み
一方でアウトプットはプロセスです。かなり乱暴な言い方をすれば、ドキュメントもソースコードも動くアプリケーションですら、提供したい価値や体験を届ける過程で生み出された手段でしかありません。
目線を変えて、例えばこのブログエントリーは何か？ 「誰かに論旨が伝わっている姿」がアウトカムだとしたら、伝える手段は他に優れているモノはいくらでもあります。つまり、わざわざブログというアウトプットを用いなくて良いケースもあるでしょう。
アウトプットは確かに外に向かって発信・表現する行為ですが、実態は内に向かって引き出す段階にこそ、行為の本質があると感じでいます。自身の経験や知識に向き合った末に生み出されるモノ、そう考えると、生み出されたモノは目に見えますが、外から見えにくい内的な経験の積み上げにストーリーがあります。
アウトカムは外からであるため、コントロールが難しい、一方アウトプットは内から捻り出したモノを外に置くので、向き合うべきは自分自身であり、本気で取り組むコトで得られる経験は変えがたい自身の財産として、積み上がって行きます。
「打席に立った経験は裏切らない」
あなたの経験は、あなた自身唯一無二の経験であり、ひとりとして同じストーリーはありません。それをオープンに形にしませんか、新しい出会いがあります。そして、続けてください。
線のイメージです。それはご自身の歩みそのモノです。
最後に…
「アウトカムに繋がるアウトプットを続けよう」
いつか、弛みないアウトプットに裏打ちされた経験が、アウトカムに繋がる瞬間があると思っています。それは、人それぞれで、正解や攻略法のない正解です。皆さんが、自分の型に出会えますように。
冒頭でも断りしましたが、意識的に表現に揺れを持たせています。抽象度を高く言語化しているので、まだ荒削りの部分を自分自身も感じますが、この関係性を意識するコトで、見える景色があると思っています。何か感じるモノがあれば幸いです。今日はココでアウトプットしますが、より良い言葉が見つかった時にアップデートできればと思います。
[ #LAPRAS Fans Advent Calendar 2019 ] では執筆者各々の視点で「アウトプット」が語られています。是非、他の方の視点もご覧ください。
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