オンライン時代に"つながり"を作る工夫
夕焼けアイコンのジャーニーマンです( 長いのでジャニって呼ばれてます @beajourneyman )。いくつかのコミュニティの主催・運営をしています。普段はシステムインテグレータ(SIer)でPjM兼SEをしています。
「ファシリテーター Advent Calendar 2020」7日目の記事です。
翌日はあずさんというプレッシャーの中、"意識高く"書こうとすると無理がきそうなので、いつもの調子で書きます。
書くきっかけとテーマ
現役のコミュニティマネージャのみなさんが新たに立ち上げた「TEAM[コミュニティマネージャ]」の記念すべき第1回目に登壇させていただいたコトがきっかけです。
「オンラインで交流会/イベントを成功させる方法とは?」がテーマで、4人のオンラインイベント実践者がセッションして、ラウンドテーブルで参加者と交流するスタイルでした。
イベントでお話したテーマ「コミュニティで大事なフォロワーをオンラインで見つけるには?」についてのnoteです。自分自身が実践したり、コミュニティで体験した実際に「やってみた」「体験した」Tipsを3つに絞ってご紹介します。1つ目はおさらい、2,3は今回向けの書き下ろしです。
1. 出会う→繋がる→共に為す(登壇内容おさらい)
関わり方の3つの段階に整理してお伝えしました。「コミュニティを一意で表す言葉」があって、SNSを通して繋がって、日々のコミュニケーションを通してコラボレーション(共に為す)できる仲になるステップについてご紹介しました。
実際に完全フルリモートで一度も会わずに634名の申し込みがあったカンファレンスを運営できた経験から実感があります。メディアさんに掲載いただいた記事と思いのnoteをそれぞれ書いているので良かったらご覧ください。
2. 低カロリーで高頻度
端的にお伝えすると「低カロリー=オンラインで申込不要でかつ短時間」を表しています。一緒に登壇した河原あずさんとPeatixの藤田さんが配信している「 #コミュつく 」はご存知でしょうか?ほぼ毎週1時間で配信されている対談セッションです。開始半年ですでに23回を迎えています。
かつては場所を抑えてはるばる会場にきていただいて飲食も含めて前後の拘束時間5時間が標準でした(超高カロリー)。
今や1時間未満の #ライブ配信 に心地よさを感じませんか? オフライン時代と同じフォーマットをオンライン化した数時間連続イベント、集中して視聴されてますか? 多分違うのではないでしょうか?
だからこそ、参加負荷とても軽い形式で高頻度に届けるメリットがあります。たった1回1時間の配信では数あるコンテンツの波の中ではすぐ忘れ去られてしまいます。運営側・参加側がお互い「繋がり」を感じられるには期間が必要です。繰り返し続けていく中で気付くと思います。いつも来てくれたりリアクションしてくれたりする熱心なファンの存在に。
3. ファシリが仕掛けて繋がるエトセトラ
自分が考えたり体験してワークした「繋がる」仕掛けをライトなモノから3つご紹介します。
<イベント公式ハッシュタグ>
上記のイベントのハッシュタグは #Tコミュマネ です。SNS、特にTwitterでは気になるハッシュタグをタップするだけで簡単に検索でき、おなじイベントに参加している方がとても見つけやすくなります。是非、イベントを主催する時は何か決めて運営からツイートを促してください。「参加してます!」だけでも「あ、◯◯のタイムラインで見たあのヒト参加している!」と簡単に気が付けます。
<双方向の小さなグループ>
サービスによって違いますが、Zoomのブレークアウトルーム、Remoカンファレンス、SpacialChatなどの少人数で双方向のコミュニケーションができるプラットフォームを使うと繋がりやすいです。4〜6人くらいだと話しやすいです。全員自己紹介しても時間はそんなに掛かりませんし、お互い初対面でも何となくひととなりが感じられる人数です。その時、「繋がってもいい」ヒトは、チャットやバーチャル背景などでSNSを知らせるスタイルは機能しました。
<事前アンケート>
運営の手間はヘビーですが、繋がるために必要な情報を事前に集めてシェアする方法です。項目は名前(本名・通称)、所属会社・団体、職種、自己紹介、参加動機、最近の興味関心、困っているコトなど属性が分かる情報と繋がっていいSNSアカウントです。そこまで集まれば、どれだけ一体感を持って熱量の高い場所にするか、ファシリテーターとして集中できます。どうしても回答率は低くなりますが、むしろ熱量の高いヒトを事前に知るコトができるメリットもあります。パワーがあってイベントの趣旨に合うなら確実な方法ですね。
それぞれ実践してみました。必ず行っているのは1つ目の公式ハッシュタグによるタイムラインでの交流です。非常にライトでかつ、togetterまとめでアーカイブもできるし、取り扱いがしやすいです。まずは「やってみる」気持ちで試してみてください!!
オンラインイベントの本を書きました
つなりだけでなくオンラインイベント運営にまつわるハードスキル・ソフトスキルを網羅的に5人の執筆陣で書きました。
<紹介文抜粋>
本書の目的は、コミュニティーにおけるオンラインイベントの開催方法について、基礎的な使い方を身につけることです。心構えや盛り上げ方といった内面的な部分、必要なソフトウェアやサービス、ハードウェアなどについてまとめています。軽くはじめてみる方、さらなるこだわりを目指す方、どちらにもお勧めです。
12/11(金)発売、各サイトで予約受付中です!!ファシリテーターのみなさんにとってもお役に立てると嬉しいです。
最後に…
最後まで読んでいただきありがとうございます。コミュニティ運営だけでなく現場のPjM(プロジェクトマネージャ)も担当しているのでファシリテーションの重要性を日々感じています。少しでもお役に立てば嬉しいです。
いくつかのコミュニティ運営に関わる中で学びのアウトプットをしています。本noteも掲載します。ご興味あれば、以下のマガジンもご覧ください。
Twitterやっています。普段は、noteの更新のお知らせやインプットになるイベント中の気付きをつぶやいています。タイムラインでお話ししましょう。
https://twitter.com/beajourneyman
#Tコミュマネ #ファシリテーター #コミュニティ #アドベントカレンダー