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あなたと出会う前に社会と繋がること

この記事は「広報LT大会(Lightning Text) #PRLT Advent Calendar 2018」8日目にエントリーしています。

ジャーニーマンです。

普段はエンタープライズなシステムインテグレーター(SIer)でWebマーケターをしています。元COBOLエンジニア出身でシステム開発のプロジェクトマネージャがキャリアの中心です。色んな巡り合わせがあり、ITサービスのブランド名がついたB2Bのオウンドメディアの編集長兼メインライターを務めて1年半になります。

#PRLT との出会いとアドベントカレンダー

#PRLT との出会いは、オウンドメディアを始めて3ヵ月くらい経った頃、広く知ってもらうために公式Facebookページを始める検討していたタイミングでした。初参加はクラウドワークスさんで、#10の回でした。

それまで、ロール(職種)の絡みもありマーケター向けの勉強会には出ていましたが、いわゆる #SNSの中の人 がどんなマインド、メソッド、目標で日々の業務をされているのか生の声が知りたかったことが参加を決めたポイントだったと記憶しています。思い返すと公式Facebookページ運用開始の丁度1ヵ月前のことでした。

2017/10/12(木)、いざ当日、テーマはリスク管理で、今思えば #PRLT の中でも固めなテーマでしたが、熱がこもって50回くらい呟いていました。現場の方の生の声は、自分の役割と課題意識に近く「 #PRLT に出会えて良かった」と思ったことを今でも覚えています。

さて、そんな出会いから1年と2ヵ月あまり、普段のミートアップでもお世話になっている 広報LT大会#PRLT (noteにリンクしています)の初のアドベントカレンダーがスタートということで、恩返しも込めてエントリーしました。

あなたと出会う

タイトルの「あなたとの出会い」についてお話しします。ここで言う「あなた」とはマーケターから見た時のリード(見込み客)をさしています。一方「出会い」とはコンバージョン(リード獲得)のことです。

自分の扱っているリードは自社サービスの問い合わせや資料請求などで、マーケティングでいうインバウンドの仕掛けを通して獲得するモノです。ただ、マーケティング用語は、戦争用語です。それは経済に"戦場"が移った後も変わっていません。例えば「ターゲット」は倒すべき標的です。気になる方は「マーケティング用語 戦争」で調べて見てください。

そのイメージを変えたい、そんな思いで考えたのが「あなたと出会う」です。「お客様の痛み、イシュー(課題)の解決に寄り添うこと」をベースに、ストーリーを届ける気持ちでコンテンツにしているためです。"倒す"と"寄り添う"、ずいぶん違います。

ITサービスの価格は安くなく、導入を決定していただき営業案件としてクローズするまでに長い時間が掛かります。そのため、どれだけお客様のインサイトを捉えてイシューに寄り添えるかが鍵になると考えています。

多くの誰かではなく、このイシューを抱えている「あなた」に向けて書く、それが何かのきっかけで「出会う」。このメッセージに込めた思いです。

社会と繋がる

「あなたと出会う」コンテンツをコツコツと書き続け、届いた時にいただくフィードバックはとても励みになりました。ただ、一方で痛みに寄り添って書いた記事が必要としている方に届いていない現実がありました。

例えば、1年間ほとんど届かなかった記事がとあるきっかけで誰かに届き、突然注目を集めたことは何度かあります。日々きちんと数字を追っているとそれが見えてきます。

「社会と繋がる」は見つけてもらうための仕掛けで、いわゆる広報やPRです。本来ならマーケターなので、イシューを抱えている層をデモグラ分析から想定して指しに行く、つまりターゲティングすることが普通だと思います。ただ、前段の「あなたと出会う」マインドからはコンテキストがズレてしまいます。

そこに、どんどんアップデートされる広報の考え方がとてもマッチしていると思っています。先日の「PR3.0 Conference #企業と個の新しい関係構築 」に参加して、その確信は強くなりました。企業の持つ"人格"と個人の持つ"人格"が1対1の関係で共感し合えるコト、"繋がって出会う"を届けていきたいと思います。


まとめ

マーケティングも広報もやっと1年あまり経験で、試行錯誤を繰り返しながら、前に進んでいる状態ですが、手段が目的化しないように、中長期の種蒔きを意識して取り組んでいます。よく新しいことは、3年チャレンジするケースが多いと思います。ただ、変化の早い時代にはもう合わないと感じています。感覚的に2年を一区切りでダメなら素早くピボットするイメージです。

目まぐるしい変化の中、ご紹介したマインドを忘れないようにひとり語りのSlackチャンネルには以下のメッセージを添えて、いつでも目に入るようにしています。

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大事なコトを忘れずに続けるためには習慣化することが近道だと思っています。今取り組もうとしていることは、「誰に届けようとしている?」「出会うことでどんな痛みを和らげられる?」いつもそんな問いに立ち戻れる、ちょっとした工夫です。

おまけですが、仕事の進め方についての考え方は昨年以下のエントリーにまとめてあるのど、ご興味あればご覧下さい。今に繋がる"人格"についても触れています。


最後に…

#PRLTアドベントカレンダー では現役の担当者が現場で培った知見や業務にかける思いを日々綴っています。自分も良く知るみんなの力で、最終日の12/25(火)まで25本のエントリーが埋まっています。是非各記事をご覧いただき、いいね!すき!ファボ、シェアなど"読んだよ"を伝えてあげてください。誰かに知ってもらうことは「社会と繋がる」最初の一歩です。応援お待ちしています。

このエントリーは広報、マーケター、そしてカスタマーサクセスなど社外との重要なタッチポイントになっている方を応援したい、そんな気持ちで書きました。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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