玉川の湯(金魚湯) -明治22年創業
明治、大正、昭和、平成、令和と近代の元号は移り変わってきた。
今尚、現役の「銭湯」として開湯133年を迎える町の銭湯がある。「玉川の湯」愛称「金魚湯」だ。
サイトなんて言葉が似合わない「ホームページ」がその佇まいを伝える。
場所は東武線とJRの栃木駅から徒歩圏だ。北口をほぼ真北に歩いて「ミツワ通り」に面している。徒歩10分程度だ。銭湯の北側が駐車場になっていてとめられる。
明治22年の開湯のままではなく、昭和28年に建て替えられて今の佇まいになったそうだ(今年で築69年の計算だ)。いずれしても、かつての面影を偲ばせる雰囲気がある。今でも、薪で沸かしているそうだ。
見出し画像が語る通り、夜もまた独特の空気を醸し出していて、吸い寄せられる。
日替わりで湯が変わり、この日は「薬草湯(緑色)」と「薬湯(茶色)」だった。料金は大人400円、中人(小学生)150円、小人80円だ。券売機は使用中止で、昔ながら番台での支払いだ。入り口で男湯と女湯に分かれる。
もう運営は5代目になるそうだ。
無料の貸しタオルがあり、石鹸やシャンプーはない。いわゆるアメニティの類はその場で数十円で買える。木の鍵の下駄箱と100円をデポジットするタイプのロッカーがある。
男湯と女湯は低い敷居で分かれていて、洗い場に入ると大きな書き割りが、両方の湯に跨って描かれている。絵の下には、金魚の大水槽があり、ゆったりと泳いでいる様が見られる。
映画のロケ地にもなっている。興味のある方は「金魚湯 映画ロケ」で検索すると出てくる。
浴槽は3つあり、左右が深湯、真ん中が浅湯だ。左の深湯はバイブラで、右の深湯はバイブラとジェットだった。サウナはない。今回はの日替わり湯は、左の深湯と真ん中の浅湯が薬草湯で熱目、右の薬湯がぬる目の設定だった。左右を交互に入り、ために真ん中の浅湯で半身浴して楽しんだ。
風呂上がりの楽しみ、ビンの飲料も販売されている。牛乳は品切れだったが、コーラがあったので飲み干した。番台のお上さんに断って、外にビンを持ち出して、夜風に吹かれながら飲めたのは良かった。
また来たい心地の良い場所だった。次回は「コーヒー牛乳」を飲みたい。
https://twitter.com/beajourneyman
ジャニひとり #GWアドベントカレンダー の8日目として書いた。