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シックスクール問題で洗剤や柔軟剤の影響をどう減らすか

今の学校とも、調整が6年目になります。
普通、6年目だと、もう伝えることもなく、親も学校へ行かなくて済むハズなのですが、学校によっては、まだまだ行かないとダメだったりします。
受験を考えているとオープンキャンパスに行って、教員の方々と喋ってからだと、8年目になります。
その間に、先生方が次々、定年退官になり、残った先生方も背が低くなったり、髪の毛がさみしくなったりして、随分、時間が経ったのだなと思います。
科目履修生5年目になった私も年々、座る位置が前の方になり、4年前は、なんで一番後ろの席で黒板が綺麗に見えていたのか不思議に思います。
前置きはこのくらいにして、抗菌洗剤、香りが売りの柔軟剤の対策について書きます。
抗菌成分、防腐剤にアレルギーや過敏性がある場合、大学でも医師免許のある教員に相談すると、やはり「着替え」るのが一番、確実な方法だと考えるようです。
医学部に進学した化学物質過敏症の患者さんは、そういう防護服で対策を取るとなった時、元から大学病院には防護服のストックは沢山ありますし、外科や感染症関係では、着替えたり、頭から履物まで変えるのは、ごくごく普通のことで、着替えも病院に用意されているのが普通です。
これが、化学系、さらには文系出身の教職員には通じません。
予測が甘いのです。
着替えるのは断られます。
その代わり、サーキュレーターで換気を促進したり、衣類をその日の朝、スチームアイロンかけます、とか言って来るのですが、そういった対策は、実際、化学物質過敏症の診断がある方が実際されている対策の中から選んで欲しいのです。
私は自宅でも大学でも空気清浄機を使用していますが、風量は弱で殆ど使います。
なんでもかんでも強ければ良いという訳ではありません。
日用品から揮発する化学物質は、空気より軽いものは天井付近に、重いものは床付近によどみます。
患者がいない時に、サーキュレーターや空気清浄機を強にして撹拌しながら、換気をしたり、空気を浄化するのは構わないのですが、本人がいる前でいきなり、空気をかき回すと、却って逆効果です。
特に、学校の場合、床に床ワックスが残っていることが多く、秋口に幼稚園で多発する喘息発作は、夏休みに塗布した床ワックスが、床暖房のスイッチを入れることにより一気に揮発し、幼稚園や保育所の教室が農薬を使ったビニールハウスの中と同様の状態になることも原因の一つです。
特に幼児は背が低く、座って遊ぶので、大人は何ともなくても子どもは体調が悪いということが多いのです。
床付近は、ダメな物質が漂っている可能性が高く、換気は患者がいる時、いない時で、要領が違うことは気に留めておかないとダメなことになります。
香り付き柔軟剤のマイクロカプセルはポリウレタン製だったり、温度センサー型のレジンが使われていたりしますが、確かにポリウレタンは蒸気に弱いとは言われますが、数分、直前に蒸気をあてて何とかなるレベルではありませんし、温度センサー型レジンの場合は、比較的早く温度に反応しますが、ライオン社の製品で、ライオン社の洗剤や柔軟剤を使わない方には関係のない話です。
化学物質過敏症の患者さんは、サーキュレーターはバケツの上で下を向いて回しています。
水にいろんなものを捕捉させるんですよね。ホコリに付着しているマイクロカプセルも、花粉もpm2.5も、かなり水に捕まるでしょう。
アレルギー物質もかなり低減されますし、水溶性の化学物質は水に溶けて行くでしょう。
そういう使い方をして、健康な方とは使い方が全然違います。
そして、スチームアイロンは、そこまで時間をかけるのなら、そもそも打ち合わせ等の日に着用する衣服には、P社の製品を使わないで貰えたらと思います。
そこまでして特定企業の商品に拘るのは、別な問題があるとしか思えません。
そういう感じで、もう大学院卒業まで、私は関わると思います。
当初の予定では、今年3月で親は手を引く予定だったのです。
匂いの検知能力は子どもより高いので、検知器として大学には、まだまだ通います。
貯金は減るばかりで、重症化した時に使うお金が目減りするのは不安ですが、仕方ありません。
小学校から高校までは、そういった対策は、過去、別の学校で化学物質過敏症患者が学校にやって貰っていた対策を真似ることが多かったですが、大学からは、大学の教職員の思いつきを実践する場になっているようにも感じられます。
悪く言えば、実験台です。
親は幼稚園からずっと、19年、シックスクール調整をして来ていて、子どもが産まれる前も、化学物質過敏症の兆候があり、そういうノウハウは46年分の蓄積がある訳です。
学校の教職員の方のアイデアは殆どの場合、私が10代の頃に試してはダメだったアイデアなのです。
実際やって見て納得したいのは解りますが、他人の子で試さないで欲しいです。
さすが医師免許のある先生は、私が30代ぐらいの時に試してみたことを提案して来ます。
次々、提案されることが、我が家はそこから更に3周ぐらい回っている状況なのだけど、と言いたくなることが多く、できたらこちらの言う「できるだけ着替える」という路線でお願いして欲しいのです。
多くの患者が、エアコン設置や点検業務で他人を家に入れる場合、着替える、上から百均カッパを着て貰う等の方法をとっています。
着替えは新品の作業着を着て貰う。費用はこちらで持っても良いという方策が一番、確実な方法です。

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