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【推敲中】第32回日本臨床環境医学会学術集会に参加して来ました2(オーガニックアパート調査の行方)
オンラインでも調査に参加できることもあり、多くの患者さんに調査に参加して貰いました。結果は集計され、今年の学術集会で東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻の柳田徹郎氏が発表されていました。
結論だけ書かせて頂くと、
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1.患者の多くは、十分な住まいの確保ができず、根本的な体調回復の機会を得られずにいる状況であり、より良い住まいへの転居を求めている。
2.患者は室内環境配慮の賃貸物件への支払意思額が高く、大家の期待家賃を上回り、需給が成立可能性がある。
3.患者の希望する内装工事は、大家の許容予算内で施工できる可能性がある。
4.入居判断のためのハードルのひとつである体験宿泊について、患者の支払い意思額が大家の期待額を満たすケースも確認され、成立する可能性が確認された。
以上のことより、賃貸住宅の供給方法を工夫することにより、患者へ住まいを提供できる可能性があることが確認された。成立要件の精査が今後の課題となる。
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アパートという時点で軽症患者さんや、電磁波過敏症等の合併症がない方を想定していると思われますが、それでも最初の第一歩として、有意義な調査だと思います。
これから、禁煙マンション、無香マンション等の特色のある集合住宅が増えることを期待したいです。
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