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【ゼロから始めるテグス編み⑦】丸カンの使い方&イヤリングを作る
今回は丸カンの使い方を学んでいきましょう。テグス編みで作ったものをアクセサリーにしたりストラップにするには本体と金具をつなげるものが必要になります。そこで使用するのが丸カンです。
1.丸カンとは
このように細長い金属が輪っかになっていて切れ目が入っています。この切れ目を開け閉めしてほかのパーツや金具とつなげていきます。大きさは線径*内径で表記されます(線径=線の直径、内径=丸カンの内側の円の直径)。
丸カンのサイズはつなげるものによって使い分けます。たとえば細めのチェーンにつなげるのであれば線径・内径ともに小さいものが適していますし、ストラップやバッグチャームにつなげる場合は強度を高めるために線径の太いものを使用します。
カラーバリエーションも豊富で、アンティーク調だったり赤や青などカラフルなものもあります。素材はステンレス、真鍮、シルバーアルミなどがあり、作品の雰囲気によって使い分けます。
2.丸カンの正しい開き方
一番重要なのが丸カンの開き方です。右が良い例、左が悪い例です。良い方は丸カンを前後に開いています。そのほうが閉じるときに元の形に戻しやすくなります。
3.パーツを繋いでイヤリングを作る
それでは実際にやってみましょう。まずペンチで丸カンの片側を挟みます。なるべく広い範囲を挟むのがポイントです。
そしてもう一本のペンチ(丸ヤットコでも代用可)でもう片側を挟んで手前に曲げます。
つなげたいパーツを入れて2本のペンチで丸カンの両側を挟んで閉じます。一回で閉じようとせず切れ目を何回か行き来させるようにして閉じると上手くできます。
リングオープナーを使って丸カンを開く方法もあります。リングオープナーには太さの違う溝が入っています。丸カンの片側を溝に入れたらもう片方をペンチで挟んで手前に曲げます。
パールビーズのパーツ、スクエアパーツ、そしてイヤリング金具を丸カンを使ってつなげていくと
こんなイヤリングができあがります。
いかがでしたか?ビーズに限らずレジンなどアクセサリー製作には丸カンは欠かせませんので、これを機にぜひマスターしてください。
この内容をわかりやすくまとめた動画がこちらです。
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