#91_【大人の社会科見学】懐かしの737-500
以前ご紹介しました、はとバスの「羽田空港ベストビュードライブ」で、羽田空港にあるANAの格納庫前を通過した際、「スーパードルフィン」という愛称が付けられたボーイング737-500が1機生存しているのをチラ見し、ちょっと感慨に浸ってしまいました。
それからしばらくして、なんとその格納庫の中を見学できる「ANA Blue Hanger Tour」があると聞き、アイランダーで上京したついでに混ぜてもらいました。
私には、ぱっと見で飛行機の機種を識別できるような知識はありませんがf^_^;)、ボーイング737-500は、かつて福岡ー対馬間の定期便で飛んでいた126席のジェット機になります。
残された1機は、現在整備士用の訓練専用機として余生を過ごしています。
当日見学させてもらえる格納庫は、普通に業務で使用している施設ですので、見学の心得と整備の概要を講義してもらい、中へと入ります。
普段はカベが開いているのですが、当日はあいにくの土砂降りということで、閉じておりました。たしかに、はとバスのツアーの時も開いていましたし、珍しいことのようです。
当日は、ボーイング787と、777が入っておりました。
さて、下の2枚の写真、どちらが787でしょうか。
立体を捉えるのが苦手な私にとって、バスや飛行機の機体を一発で当てる人は特殊能力を持っているとすら感じますが、787は下に写真になります。
ポイントは、フロントガラスの窓枠と大きさ、ワイパー(787は縦型)、車輪の数、エンジンなど色々あるようです。
そもそも、明らかに全長が違うという話もありますが…f^_^;)。
そして、飛行機を作る時の考え方は、船がベースになっていますので、船のことを知っていると、飛行機のことが理解しやすくなります。
例えば、下の写真の翼は、左右どちらでしょうか。
こちらは、緑のナビゲーションライトが付いていますので、右翼です。左翼は赤になります。船も右舷灯が緑で、左舷灯が赤です。
最近は、船のほうが馴染みがなさそうですので、もしかしますと、飛行機のことを知って船のことが分かる、という感じかもしれませんね。
そして、飛行機を整備する場所ですから、部品も並んでいたりします。
タイヤといっても、地上と上空の温度差を考慮し窒素ガスを充填しているとか、リスクヘッジのために4社(ブリヂストン、横浜ゴム、ミシュラン、グッドイヤー)から購入しているとか、「へぇ~」と思えるポイントがあちこちにあります。
たまたま見学の数日前に知り合いが「造船や漁業の見通しは明るくないが、周辺のものづくりをしている会社は、過酷な環境に合わせたものづくりをしており、技術力がハンパないので、景気がいい」と話していましたが、航空機関連も同様かもしれませんので、要注目です。
という感じに、日常生活をする上ではムダ知識のオンパレードだったかもしれませんが(゚∇゚;)☆\(-_-;)、普段お話を聞く機会がない方のお話を聞いて、いままでしてこなかったものの見方や考え方が得られ、いい刺激になりました。
さいごにひとつ補足です。
ANAさんでは、「ANA Blue Base Tour」というのも行われています。
こちらは、スタッフの研修施設を一般人が見学できるツアーになり、場所が羽田空港の近くですが、微妙に離れていますので、お間違いなきよう。
飛行機や大人の社会科見学がお好きな方は、あわせてどうぞo(^-^)。